第11話:初戦闘
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「みんなー!ようやく『エノルメ平原』に到着したよ!」
「ここまで、本当に長かったな‥‥帰っていいかぁ?」
「ダメに決まったいるでしょう!?ここからようやく本番だよ!」
「流石にこの移動が毎回必要って言うのは大変だな‥‥」
「そう思うでしょ?でもね、大きな街とかだと、基本的に入り口近くと中央部にワープできる装置があるんだ。まあ、一度その場を訪れておく必要があることと、一回、1万リル必要なんだけどね」
一回一万リルっていうのは高い気もするが、列車に乗っても20分かかる距離を数秒に短縮できるならかなり助かるな。
次から使うことにしよう。
「という事で、金策のために魔物を狩って狩って狩りまくるぞ!」
「オー」
「と、その前にお互いのステータスの確認といこうか」
「どうやって見せるんだ?」
「相手に見せようと思えば見せられるよ。まあ、手っ取り早い方法は『○○にステータス開示』という事だね」
「了解。ユイにステータス開示」
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PN:ミト
SEX:男
RACE:半天使
B・JOB:騎士
C・JOB:従者
R・レベル:1[EXP:0/10]
B・レベル:1[EXP:0/10]
C・レベル:1[EXP:0/10]
SP:0
HP:80/80
MP:70/70
AP:80/80
ATK:6+1
STR:6+2
INT:6+1
VIT:6+2
DEF:6+1
MND:6+1
RES:6+1
DEX:6+1
AGI:6+1
LUK:6+5
種族スキル[光翼:Lv.1]
一般スキル[STR強化:Lv.1][VIT強化:Lv.1][強走:Lv.1]
戦闘職業スキル[剣術:Lv.1][光魔法:Lv.1][挑発:Lv.1]
生産職業スキル[料理:Lv.1][調合:Lv.1][裁縫Lv.1]
称号
[☆究明者][セイの興味]
[の観察対象]
※称号の()内は本人以外は同じ称号を持つ者のみ見られる
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装備
頭[なし]
首[なし]
胴[村人の服]
右腕[なし]
左腕[なし]
右手[初心者の剣]
左手[初心者の丸盾]
脚[村人の下着]
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最終的に、俺のステータスはこうなった。
*あれ?俺の目がおかしいのか?
*合計値が60になっているような?
*何なら、最初から称号があるな…
「どうなっているのかな!?ちょっと目を離したすきにこれだから!此畜生が!」
若干口調の乱れたユイがキレた。
「いや、まあ、単純に秘密に気づいたとしか‥‥」
「てか、半天使って何よ‥‥」
「それも称号を取ったことで出た種族だな」
「はぁ‥‥」
疲れ切ったようにため息を吐くユイ。ちなみに、これも見慣れた光景だ。
「で、ユイのステータスは?」
「この後に出すのすっごく嫌だけど、仕方ないか‥‥ミトにステータス開示」
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PN:ユイ
SEX:女
RACE:エルフ
B・JOB:魔法使い
C・JOB:商人
R・レベル:1[EXP:0/10]
B・レベル:1[EXP:0/10]
C・レベル:1[EXP:0/20]
SP:0
HP:50/50
MP:90/90
AP:10/10
ATK:5
STR:1
INT:8+1
VIT:5
DEF:3
MND:7
RES:6
DEX:6
AGI:4
LUK:5
種族スキル[MP回復:Lv.1]
一般スキル[INT強化:Lv.1][採取:Lv.1][強走:Lv.1]
戦闘職業スキル[火魔法:Lv.1][水魔法:Lv.1][杖術:Lv.1]
生産職業スキル[鑑定:Lv.1][値切り:Lv.1][交渉:Lv.1]
称号
[なし]
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装備
頭[なし]
首[なし]
胴[村人の服]
右腕[なし]
左腕[なし]
右手[初心者の杖]
左手[なし]
脚[村人の下着]
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「やっぱりエルフにしたのか」
「もちろんよ!高火力で押し切るのが私のスタイルだもの!」
そう、彼女は圧倒的火力でごり押すのが好きらしい。ずっと俺と一緒にいた弊害なのだろうか?
「なら、俺の選択した職業も間違いじゃなかったみたいだな」
「生産職の方は少し意外だったけどね‥‥」
「そうかな?」
「そうよ。まあ、ステータスの確認も終わったところで、出発しましょうか!」
「オー」
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それから10分ほど歩き、ようやく最初の魔物を見つけることができた。
狼型の魔物で、ユイの鑑定の結果【ルーポソリタリオ】という事が分かった。
「孤高の狼って‥‥狼なのに群れないの?」
「本当に一瞬で‥‥ユミイトfamの皆も、こういう事には慣れていってね。私は慣れてきたつもりでも、慣れてないから難しいだろうけど」
失礼な‥‥とは思っても、いつもユイには迷惑をかけている自覚があるので、文句を言う訳にもいかない。
「じゃあ、戦闘といきましょうか。ミトが前衛、私が後衛ね。私が火魔法で牽制するから、ミトが私の事守りつつ倒してちょうだい」
「了解」
「じゃあ‥‥ミッションスタート」
その一言を最後に俺とユイの纏う雰囲気が切り替わる。
それに気づいた視聴者はいるにはいるみたいだが、何となく程度のものなようだ。
「【ファイヤーボール】」
俺の光魔法の場合、最初の魔法は【ライトボール】だが効果が若干違う。
火魔法は火傷付与の可能性があるらしいが、光魔法は顔に当てる事で目くらましの効果があるという。
ユイの【ファイヤーボール】が狼に当たり、こちらを向く。
「こい!」
盾と剣をぶつけ、叫ぶことで挑発の効果を発動する。
ちなみに、挑発のスキルにも【ファイヤーボール】や【ライトボール】のようなアーツはあるが、ある程度のヘイトくらいならこれで十分だ。
想定通りに狼は俺の方へと向かい、攻撃を仕掛けてきた。
「甘い」
俺は狼の攻撃を盾で横へと受け流す。
「【ファイヤーボール】」
狼にユイの魔法が当たり怯んだところへ、俺が首を一振りで落とし最初の戦いは終了した。
「第11話:初戦闘」をご覧いただき有難うございました
次話の投稿は未定ですが明日の同じ時間に投稿する予定です
続きが気になる、ユイ不憫だな、など思っていただけたら
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では、また次話でお会いしましょう