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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

町や村で伝染病が流行したならば女、子供も焼き討ちにされるのは当たり前!そんな光景は二度と見たくないと薬師のライズはリベンジする!

作者: 藍上おかき

以前、デンダイアキヒロ先生にむちゃ振りさせてしまったのでそのお返しにリクエストしてください。 とお願いしたところ、薬師とお弟子さんが患者を救うというお話しをリクエストしてきました。


そのくらいなら余裕! とぶっこいてた私……以外と難しく、アイデアが全く見つからねぇ!  

 そんな中、ひねりにひねりをヒリ出して執筆したのがこちらです。藍上おかきのリベンジです。

「先生、ただいま戻りました~」

 城壁に囲まれた王都の際端、

雑木林の木々と城壁に挟まれた一角には誰も使わない物置小屋があった。

 

 カビとホコリの匂いが鼻につく。


 【トーミ=ヤクモ】

 彼はこの物置小屋で密かに暮らす薬師、ライズの弟子だ。


 ライズの作ったクスリを市井におろし、その帰りに近くの野草採取場で背負いカゴいっぱいの野草を入れての帰宅。


  アキヒロは、売りあげの対価として得た金貨数枚とカゴいっぱいの野草をライズに渡す。


 「うむ、アキヒロよくやった。 ディルドの枝に、クスコの葉、スカトロの樹液にパイズリの実……それから食虫植物に毒草。 今回はかなり特殊な素材ばかりで大変だったのであろう?」

 そういいながらヤクモを労い、カゴの中を検分。

 

 「大丈夫ですよ先生。」


 そういいながら、ヤクモは薄い襦袢一枚だけ羽織ったライズを見つめる。

 

 その見つめる先は襦袢一枚のライズの起伏に富んだ 体。

 「大分大きくなりましたね。 そろそろでしょうか?」


  ライズはカゴをひっくり返してて中身を広げながら、問いかけに答える。


 「ああ、あと二、三日で抜けると思うぞ。 アキヒロには迷惑をかけるかも知れぬがよろしく頼む」


 そういいながら、ライズは襦袢の中身を揺らしながら素材の選別をする。


 ライズが作る薬は市井でかなりの人気があり需要がある。

  一般で出回っているクスリの類いと違い、それはカゴの中の大半を占める色とりどりの毒草を使っているからである。


 本来、薬を作るのであればこんなカビやホコリまみれの物置き小屋ではなく貴族が住まう屋敷のようの広さのキレイな場所のほうがよいのだが、ライズ曰くこの物置小屋の菌やホコリが毒草に相乗効果を与えるから最適なのらしい。


 もちろん、そんな薬作りの理由よりもライズの思い。

  

この城壁の向こうに広がる立ち入り禁止の区画があるのが一番の理由。

 

 ことのはじまり、すべての元凶はアキヒロとライズの出会いに遡る。

 ライズは閉鎖された地域。 ガイストの村の生き残り。

  数年前にこのガイストで伝染病がまん延し沢山の、死者が発生。

  この事態を重くみた王国の行動は早く、即座にこのガイストを封鎖し焼き討ちにしたのである。


 生きている女子供問わず、焼き払うという残虐極まりない蛮行。

 だが、この蛮行はこの時代には珍しいことではない。


 人は、伝染病に対抗する手段を持ち得ていない。 すぐ近くの山村で何らかの伝染病が発生すれば近隣の村や町、やがては王国にも広がる可能性があり、それは国家としてあってはならないこと。


 国家の滅亡を阻止するとために、この王国だけではなく、周辺諸国でも盛んに行われているのだ。


ライズはそんなガイスト光景を見て忸怩たるおもいを抱えていた。

 

 正確にいえばアキヒロはこの伝染病の感染者でもある。

 彼が、今現在無事であるのはすべてライズが用意した抑制剤を使ったからである。


 その抑制剤を使ったただ一人の生き残り。


 王国の考え方としては、伝染病に感染したもの及び、感染の疑いがあるものは無条件で焼き討ちなのである。


 つまり、ライズもヤクモも本来は存在してはならない存在。

 そんな存在なので、こうして一山越えたような城壁の際で物置暮らしをしているのだ。


 ヤクモとライズは毎日三食、ライズ特製の、便所虫のような臭いとのたうちまわるようなクソマズイ食事を悶えながら食べているのだ。


ライズが市井に下ろす薬の類の殆どは片手間程度にできる薬。 


 ライズはガイストの村での惨劇を2度と起こらないように、周辺諸国の町や村でもこのような惨劇が2度と来ないようにするための薬剤の研究をしているのだ。


つまり、ライズにとってのリベンジだ。


 しかし、物語り…………現実というのは残酷である。


 その日は前日の夜半からライズにとっての疼きがはじまる。


 いつものように肌の上から直接羽織っている真っ白な襦袢が吹き出した汗を吸い込みライズに重くのしかかる。


 桃色の先端が脈動するかのように疼く。

 その疼きにあらがうことができず、ライズは倒れ込み。桃色の先端を付け根から摘むようにいじる。

 普段よりも大きく太くなり自己主張を繰り返しライズは悶えながらうめき声をあげる。


床に敷いてある布団代わりの茣蓙はオモラシしたかのようにすでにびしょびしょに塗れてしまっている。

 ライズから噴出する体液だ。


  ヤクモは市井に出かける予定だったのを辞めライズの看病を行う。


 「お師匠さま大丈夫ですか?」


 アキヒロはムンムンと放つ熱気と溢れる異臭に眉を寄せて鼻を摘む。

 ライズを気遣う傍らで玉のように浮かぶ汗を拭き取りながらライズの桃色の先端を摘む。


「もうすこしですかね?  あともうすこしの辛抱ですお師匠様!」


 そういってヤクモに気を遣い応援。

 ライズの桃色の先端を指で挟みこみ、擦るように動かして愛撫したその時だ。


 身体をくねらせるように、時に海老反りになりながら悶えていたライズが一際大きく海老反りとなった瞬間だ。

  ライズの瞳がカッ! と見開くと額から生える二本の桃色のツノがポロリと離脱。


 ボトリと茣蓙の上に落下、コロンと

転がるライズの角。


 ライズは息を切らせるように呼吸が荒くなり、そのまま目をカッ開いたまままとなり、呼吸が納まってくるに連れて眠るように目を閉じる。


  ヤクモは、これでライズのツノの生え変わりが終わりあとは目覚めるだけなのでほっといても大丈夫だなと溜息をついて安堵する。


 抜け落ちたライズのツノを回収し保管。


時には既に昼を過ぎ陽光は傾いていた。


 この時間ならば、まだ大丈夫であろう。 まだ納品には間に合うと思ったアキヒロは薬箱を背負いカゴに詰め込み市井へと急ぐ。


 「ヤクモ様……いつ……も………も……申し訳ありません」


 ヤクモが普段、市場に薬を卸した後に立ち寄る屋敷。 ケントールド伯爵邸。


 ヤクモはケントールド伯爵邸の子息、ベルトネスにいつもの薬を届ける。

 ベルトネスは、お腹を押さえながら薬を受けとると直ぐに屋敷の外にある個室へ飛び込む。


 そう、貴族のごく一部で便秘が流行っているのだ。


  貴族といえば食べるのが仕事とばかりにトイレに篭る時間もないそうだ。


 そうなってしまえば出すものも出せない状態が続き便秘になってしまうのはあたりまえ。

 そして、当然のことながら貴族という階級、『便秘になってしまった……』 などと、口が裂けても言えない。


 それに気づいたヤクモは薬を卸しにくる度に便秘で苦しんでいる貴族を見つけては薬を出したりしていたのだ。


  いつもであればその日、薬を渡せばベルトネスに関わらず殆どの貴族がものの数分で出て来るはずなのだがこの日は違った。


  ベルトネスが、日没して暗くなってきたのに個室から出て来ないのだ。


 普通、市井の薬屋であれば

薬を渡したらすぐにきびすを返すのが普通。

 だが、ヤクモは違う……。


 否

 

 …………。 

 ヤクモとライズはは知っているのだ。

伝染病は便秘の人がなりやすく、便秘の人が保菌していたり、伝染病を拡げるということを知っているのだ。


アキヒロはベルトネスが無事に個室から出るのを祈っていたときだ。


 「ヤクモ!やべぇ!」


  ベルトネスが個室から叫ぶ。

 ベルトネスは、個室から一歩空けて近づく


「ダイジョウb……」

 大丈夫ですか? と気になり声をかけようとするが、遮られてガタン! と 個室の中から響く。


 ヤクモは戦慄を憶える。伝染病に感染したものの検分は王国は焼き尽くしてしまったので、詳しい調査はできない。

 

 だが、ヤクモは覚えているのだ。

 肛門から腕を突っ込み奥歯をガッタガタ揺らすようなあの感触。


 想像を超える以上にぶっといものが肛門から飛び出ると同時に、それに続くように噴出するのはドロッとした赤グロい噴出液だ。


 ブッジューという嫌な音を響かせて止まらないのだ。


 世間一般的にいえばそれは肛門に蓋をされ溜まったものが一気に溢れ固形に成り切らなかったものが排出される。


 だがただの下痢ではない。

 そう、腹の中の贓物を食い荒らす寄生虫。

 それがこの伝染病の正体といっていい。

 

 つまり、ベルトネスは今、食い荒らされた贓物を撒き散らしている阿鼻叫喚の地獄をみているのだ。


 「ベルトネス様、すいません! 失礼します。」


 大声で個室に声をかけ、返事を待つ間もなくヤクモは個室の扉を蹴破る。


 個室の中では到底貴族とは思えぬ格好で白目を剥き口からは泡を噴き 涎を垂らし気絶。

 モワッとする異臭が暴風の如くヤクモの鼻を蹂躙。

 

 だが、ヤクモは億する事なく懐にしまっていた桃色のディルドを取りだしベルトネスの肛門に突き刺す。

 

 排泄物を撒き散らした直後であれば問題はない。

  問題は排泄物を撒き散らした後、空になった腹の中にうごめく寄生註中は空になったと同時に贓物を食い荒らさすのだ。

 

 ならば、食い荒らす前にこの寄生虫を退治すればいいのでは? というのがライズとアキヒロ共通の見解。

 だが、そんな腹の中の虫をどうやって退治するか? が、最大の難所。


 そのための薬を研究しているライズなのだが、その運用はまだ、整っていない。


 ならば! とヤクモは直接虫を潰して殺せばいいと、機転を利かす。


 そして、ちょうどいいタイミングでライズのツノの生え変わりで手に入れたツノをベルトネスに突っ込んだのだ。


 「ハァ、ハァ、ハァ……。」

 ライズは息を切らし、手に伝わった独特な感触を感じ手応えを得る。

お読みくださる読者様の存在に尊敬と感謝を!

 貴重なお時間をいただきまして、すごく嬉しいです。

 ブクマや評価、感想レビューなどしてくださると励みになります。

 お読みくださる全ての皆様に栄光と希望と祝福がありますように!

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