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懐かしの‥

 これは初授業の時の話だ・・・。

 キーンコーンカーンコーン

 チャイムがなった。授業開始の合図と共に先生が教室に入ってくる。 

 「おーい、席に座れーー。今から授業をする。って言っても初授業だからまず自己紹介からだけどな」

 先生はそう言って自分の名前・年齢・趣味・魔力質を教えてくれた。ようは手本ってことだな。

 「じゃあ、先生が今やったように席順に自己紹介してくれ」

 そういうと各々席順に自己紹介していく。このクラスは生徒が25人いるが僕は最後の方なのでまだまだ出番が来ない。僕は適当に聞いていくことにした。

 「では次の人ー」「はい」

 おっ、もうシルの出番か。

 「私の名前はシルです。苗字は孤児なのでありません。好きなことは読書です。年は8歳。魔力質はミントグリーンです。皆さんよろしくお願します。」

 「ミントグリーンかー」「すごいなー」「孤児かー」「腹減ったなぁ」「年齢まで答えたよー、丁寧だなー」

 やはりミントグリーンはすごいみたいだな。明るい色の中でもかなり明るい方だもんな。

 「次の人ー」「はい!」

 あ、ルートだ。

 「俺の名前はルート・ドレドだ!趣味は釣りで魔力質は黄色だよろしく!」

 「おー」「良い色だ」「声でか」「釣りってことは魚が食べられる」「単純そうー」

 ルートはやっぱり声がでかいな。というかさっきからヤバいやつ混じってるな。

 「はい・・・」「はい」

 「あー」「へー」「肉食いたい」

 ルートが終わってからしばらくすると僕の出番がやってきた。あー緊張する。嫌だなぁ。

 「次の人ー」「はい」

 「僕の名前はロアです。趣味はありません。魔力質は黒です」

 「黒っ!!」「なんだって」「最悪の色じゃん」「飴どこだっけ」

 反応は人それぞれだったな。

 

 最後はポーラだ。

 「最後ー」「はいっ」

 「ポーラ・デイです。趣味は家庭菜園。魔力質は赤です」

 「赤かー」「髪の毛と一緒じゃん」「赤ってことは暗い色ー」「家庭菜園かー。トマト食べたい」

 ポーラは赤かー。僕が言うのはあれだけどドンマイ。


 こうして自己紹介も終わった。

 「自己紹介も終わったので学校とかの説明に移る。この学校では授業は各分野の先生が交替しながら行うことになっている。また、最初はどの分野も基礎から行うことになる。まず、私の担当分野は攻撃魔法だ。これからよろしく」

 他にはどんな分野があるんだろうか。

 「あと、最初は基礎の魔法知識が必要だから新入生の君たちは二学期までずっと俺の授業だ」

 先生がそういうと皆落胆した。

 まあ、なるようになるか。


 キーンコーンカーンコーン

 「授業は終わりだ各自解散。ただ、ロアは放課後職員室に来い」

 「先生。僕行かないとダメですか?」

 「ああ。来いよ」

 「えー。分かりました。行きます」





 こうして、僕の初の授業は終わった。

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