モットモロー
◆◆前書き◆◆
お久しぶりです。
お待たせさせてしまってすいません(待ってないか……)
こちらは投稿遅くなりますが、よろしくお願いします。
「神羅転生物語」と「異世界ゲートは俺の部屋」も、よろしくお願いします。
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◇◇◇◇◇
「自己紹介も終ったニャ。
という訳でこれから……これから………思いつかないニャ。
ここは、賢いミリアムよろしくニャ」
おおー、やっぱりエルフ……ミリアムは賢いのか。
「ーーーまずは移動手段ですね。
馬車も壊れましたし、ここから近くの町までは距離も結構るでしょう。歩きでは難しいです。
次に食料の問題です。
先ほどの襲撃で、食べ物が入ってあった箱は大破。ほとんどが使い物になりません」
なるほど……賢い。
「それと最後に……奴隷の事です」
「奴隷?」
「私達のことです」
あっそうか……この雰囲気に忘れていたが、こいつらは売り飛ばされようとしていたんだ。
この容姿から見て、きっと貴族とかそこらに行くはずだったのかな……考えるだけでイライラしてくる。
「私達の主人なのですが……」
「主人?」
「お兄さんの事だニャ。全く、本当に無知なんだニャ〜」
ははは………しょうがねえだろ。
「今の私達は主人がいない状態。つまりは物です。
商人どもが死んだ今、1番最初に見つけたアリサさんが、私達の主人となります」
物………
「それで、命令を解除してもらいたいのです」
「……ん? 命令?
そんなことした覚えはないんだけどなぁ……」
「さっきの仮主人であった商人どもの命令が残っているんです。
自殺をするな……魔法を使うな……調子にのるな……上目遣い……告白体験……」
「分かった、分かったから!
それで? その命令はどうやって解除出来るんだ?」
「命令、の後に命令したい言葉を続ければ命令ができて、
命令解除、の後に解除したい命令を続ければ命令を解除出来ます。
だから…….」
ーーーここで、俺がするべき最良の行動を判断する…………
「オーケー。命令解除、全ての命令を解除する」
「あっ……!?」
「え? 俺何かやっちゃった?」
「す、全ての命令とはそのままの意味ですよ?
主人に害するな、という基本的な事でさえ……」
「だったら、問題はなくね?」
「………そうですか。
では、これで私達も、身の危険を少しながら守れるようになりました。
早速、後の2つの問題を解決しないといけないのですが……」
んー……移動手段と…食料……か。
「果物ならあるぞ?
終焉の森にある果物ありったけアイテムボックスに入れてきた」
「お兄さんはアイテムボックス持ちかニャ〜? 羨ましいニャ〜」
「俺もこれ超便利だと思ってる。
ーーーと、それで確か美味しかったのが……えっと……モットモローだったけ?」
「「「……っっ!?」」」
え、何これ………