第102話 繰り返される歴史
「お呼びだし」
久しぶりに自分のところにやって来て早々、飽きれ顔で沖田はそれだけぶっきらぼうに言った。
普段からなるべく笑顔を絶やさず疲れたところを見せない沖田にしては珍しい。
どうやら感情を隠す余裕さえないらしい。
春平にそれだけ伝えるとすぐに背中を向けて歩き出してしまった。
「あ、おいっ……」
慌てて春平は立ち上がり、沖田の背中を追う。
待つつもりなど毛頭ない様子の沖田は、そのまま階段の扉を開いた。
その行動にはさすがの春平もぎょっとしてしまった。
「おいっ!俺、仮にも軟禁されてるんじゃないのか?」
春平が歩みに迷いを見せると、沖田はそれを許さないように乱暴に腕を引っ張った。
「特例だよ。ただ、今の段階でこの建物の外に出すことはできない。とりあえずこのまま8階の会議室に向かう」
「………………」
何か相当なことが起こったようだが、春平は何も理解できないまま腐った水の臭いが立ち込める階段を早歩きで上るはめになった。
地下の階段とは一変して、8階はなんとも清潔感があって開放的なところだった。
その一角にある会議室に入ると、乱暴に鍵がかけられた。
「あ………………」
目の前にいる老人に声を失い硬直する春平に対して、沖田が「挨拶」と子供に言い聞かせるように言った。
春平も子供のように素直に頭を下げたが、目線は老人を追っているため、中途半端な礼になってしまった。
春平の驚きは十二分に理解しているらしく、沖田は小さく笑った。
「春平くんが出られないんだから、こういうときは出向くしかないでしょ、社長が」
名指しされた社長はまったく気にもとめない様子で水を飲む。
「沖田、概要を説明しろ」
ぶっきらぼうな社長の言葉に反応して、沖田は手元の資料を読み上げた。
「諜報科所属乙名雄輝が先日、他社の情報入手の際に潜入していた同科の人間に拘束、拉致監禁されたという疑いが持ち上げられている。必要以上の波風を立てずに乙名雄輝を救出する業務を同科所属正田春平に与える」
「――は?」
つらつらと述べられた言葉に感情はこもっておらず、何を言われたのかおおよそしか理解できずにいた。
だから沖田は書類から目を離し、呆れたように肩を上下させた。
「乙名くんを敵から助ける依頼」
「俺に?」
「じゃなきゃわざわざ呼び出してこんな情報与えないよ」
「でも俺はまだ死んでない!今出ていけば大変なことになることくらい俺にもわかる」
「だろうね。だから変装という技術があるんだよ」
大した問題ではないと言うような態度で、沖田は淡々と言ってのける。
「――乙名救出なら他にも要員はいるだろ?なんでリスクの伴う俺を抜擢しようとするんだよ」
「何ひとつ諜報科のことをひた隠しにする必要のない便利な特衛科の人間がいるのに、それを使わない手はない。そういうことだよ」
沖田が渋い顔をしている。
言いたくなかったようだ。
「問題はない。君のことは、猟奇殺人でも何でもないからとくに世間が騒いでいるわけじゃない。今はそう、問題は何ひとつ起こっていないんだよ。その件に関しては、少し注意するだけでいい」
書類を置いて、ため息をつく沖田を見て、これ以上言及するのはやめた方がいいと判断した。
拉致監禁された人物の救出、しかも特衛科を人員として必要ならば
「――少々荒っぽいこと、なのか」
だよなぁ、と一人納得する春平に「馬鹿者」と冷静に一喝の声が投げつけられた。
社長はそれだけ言って黙ってしまう。春平とそんなことで取り合うつもりもないらしい。
代わりに社長の代弁をするのはやはり参った様子の沖田だ。
「本来諜報活動は誰にも知られずにこっそりとやるもの。派手なアクションをするのはドラマや映画だから――と、本来なら言いたいところだけど。春平くんにそこまで高度なことを求めるつもりはないよ。まだ新米どこらか正式に科の人間と位置付けするのも憚られるからね」
「結局のところ、派手にやれってのか」
「結論は。できる限り荒事は起こさず速やかに乙名くんを救出してね。余裕があれば、もう1人も」
「もう1人って……潜入してるやつ?」
「そう。今彼がどんな状況でどんな心境なのかはわからないけど、極力連れ戻したい」
「なるほど」
「でも無理はしないでね。相手が悪い。きっと荒事になるよ」
苦笑する沖田を見て、春平の気の強ばりがいくばくか緩んだ。
「相手が悪いって、どういうことだ?」
「あ、それは」
沖田はその情報を言っていいのか、珍しく判断しかねているようだ。
社長の顔をいちべつする沖田に、老齢の社長が眉間にしわを寄せた。
「お前が知る必要のないことだ」
いらだつ社長に、春平も思わず息を飲む。
「余計なことは考えるな。お前はただ、依頼をこなせばいいだけのこと」
「それからもうひとつ」
ひらめいたように沖田が目を丸くして口を開く。
「今さらなことではあるけど、死んじゃダメだよ!諜報科の人たちは、捕まることよりも、相手を殺すことよりも、自分が死ぬことが一番罪が思いから。諜報活動は誰にも知られずにこっそりとやるものだからね」
まぁ特衛科のときも死ぬなって説明されてるとは思うけど。と沖田は当たり前のように微笑んでいる。
世間の常識なんてすべて取っ払ってしまった世界にいるんだなぁと改めてしみじみ感じながら、春平は首を縦に振った。
相手はペットショップの形態をとった会社であり、その事業を通じて海外とも連携し始めている。
と、さすがにここまでは説明してくれた。
だからまずは客のふりをして店内に潜入し、そこから店員を誰にも見られないように脅して乙名のいる場所まで誘導させる、という作戦だが――
――そんな作戦、万にひとつも成功しないなんてこと、沖田ならわかってると思うけど……
ガラス越しにはしゃぐ小型犬をぼうっと眺めながら、春平は周囲の状況を確認していた。
夕方とあって、学生や早めの会社あがりのサラリーマンOLなどの姿が多い。
これなら下手に目立ちはしないだろう。
部活帰りの学生を装ってジャージの上にウィンドブレーカーを着た春平は、近くにいる店員にぶっきらぼうに声をかけた。
「すんません。この猫抱きたいんスけど」
「あ、はーい。今出しますねー」
接客業らしくにこにことした笑顔の男性店員が背中を向けた。
――沖田は『相手が相手だから、きっと荒事になる』と言っていた。ならそれは、裏を返せば『どんな事態になっても構わないから乙名救出だけを考えろ』ということだ。
なら、それに乗らない手はない。
ショウケースへと向かう彼の背中にぴたりとくっついて、春平はその背中に銃口に見立てた指を突きつけた。
もちろん、それで相手がこれを銃だと勘違いするとは思っていない。
ただ春平は敵対する存在だと知らしめるだけだ。
「命が惜しかったら人気のない部屋に連れていけ」
「――便利屋か」
「何も明かしてないのにそれを理解したとはさすがだな」
「特殊護衛科、正田春平か」
「………………」
まさか顔と名前まで割れているとは知らなかった。
思わず驚きそうになったが、ポーカーフェイスを貫く。
どうやら春平が特衛科をとっくにクビになって妙安寺にいるということまでは知らないようだ。
ならばそれをわざわざ教えてやることはない。
「じゃあ俺がここに来た瞬間にピーンときてるわけか。」
――俺が店内に入って声をかけるまでの数分間で、もしかしたら乙名を匿ったり何らの危害を加えたりしてるかもしれない……。
戸籍が死んだ人間は、何の形跡も残さず動け、万が一死ぬような事態があったときにへたに騒がれることもない。
しかしそれは裏を返せば相手方にとって、後の問題なく殺せるというメリットになってしまう。
――まさか情報をありったけ搾り取って殺してるなんてことは……。
指の先が冷たくなっていく感覚があった。
「だからって乙名を殺しちゃいないよ」
まるで春平の胸の内を知っているような口ぶりだった。
「あいつから搾り取れる情報は莫大だ。あの脳みその中身だけで数十億の価値がある。そんな代物をたった数日、数週間、いや数年でも引き出せるとは思っちゃいない」
数年は言い過ぎだろうが、少なくとも乙名を殺すつもりなどないということはわかる。
――作戦は変更なし。
自分には策略的なことができないのは重々承知している。
ならば、できることは自ずと限定されてくる。
「このまま乙名のいる場所まで誘導しろ」
ナイフを今まで以上に強く突き立てると、店員の首筋から汗が流れるのが見えた。
春平が特衛科と知っているのなら、その行為が脅しではないことくらいわかるだろう。
「――わかった、中にいれる」
「………………」
言って、店員は春平を誘導する。
平日だからか、そこに別の店員の姿はない。
ペットフードの在庫がどんと置いている部屋があり、奥には段ボールに埋もれるようにエレベーターがみえる。
おそらくはそこから上の階へとのぼるのだろう。関係者以外の誰にも知られないように設置されたエレベーター。理由と造りは諜報科と同じようなものだろう。
外界への扉は鍵をかけ閉ざされ、そのままエレベーターへと向かっていく――
そのとき、春平の前を歩いていた店員がすばやく体を反転させて春平と向かい合った。
やはり簡単にこの先へと誘導するつもりはないらしい。
覚悟していたので、さほど春平は驚かなかった。
相手は意表をついて殴りかかろうとしたらしいが、隙だらけだ。
店員が伸ばした拳を弾いて軌道を変えると、あっさりとよろけてしまう。
――手練れではない。ただの悪あがきか。
そのまま体幹を維持できないでいる店員の腕をつかんで引き寄せ、力任せに背負い投げた。
ぐぇっというまぬけな声に苦笑してから、顔を引き締めた。
「おい、下手な真似すんなよ。勝てるわけねぇだろ」
とは言いつつ、半ば予想していたことでもあった。
自分が来たときから正田春平だと気づいていたのならばそれ相応の対策くらい練っているだろう。
店員の後ろ首を掴み上げて前を無理矢理歩かせる。
叩きつけられてどこか痛めたのだろう、ひょこひょこと不思議な歩き方をしながら段ボールをかきわけてエレベーターのボタンを押す。
「おい、非常階段ねぇのかよ」
「あるけど乙名を囲っているのはだいぶ上の階だからエレベーターの方がいい……」
最初の迫力など微塵もない。目に少なからず涙を浮かべながら弱々しく言う姿に、さすがの春平も少しかわいそうになって苦い顔をせざるを得ない。
「お前が先に乗れよ」
降りてきたエレベーターで誰かが待ち伏せしている確率は大いに高く、またエレベーターを止められる確率も高い。
――ほんとはそんな危険な密室に乗り込みたくないけどなぁ……。しょうがないか。
なんだかしょうがないと思わせる店員なのだ。
エレベーター横のランプが点灯し、ゆっくりと扉が開く。
と同時に、さきほどまで弱々しかった店員が突然横に飛び去り、エレベーターの中からバットを振りかぶった男女の店員2人が飛び出してきた。
「おいっ」
それを間一髪で避けると、春平はポケットから折り畳み式のナイフを取り出した。
特殊護衛科にいたときに久遠からもらったものだ。
ここで刃傷沙汰もごめんなので、ナイフは出さずに鉄の棒になっている柄を握って、店員のがら空きの背中へ回って叩きつけた。
直接背骨を強打したので、痛くて立ち上がれないだろう。
もう1人の女性店員はバットをすでに春平に降り下ろしていたが、彼女の手を下から受け止めるようにしてそのまま手首をまわして彼女の手から逆にバットを奪い取る。
そんな芸当ができると思っていなかったのか、手元に武器がなくなったことに女性は呆然としていた。
事態を教えるために春平がバットを振り上げると、女性は「ひゃあああああっ」と泣きながら小動物のようにビクビクと体を小さくして震わせた。
それが可愛かったのでバットで殴ることもナイフの柄を叩きつけることもせず、ぺちんと頬を叩いた。
それだけでショックのために白目を剥いてその場に倒れてしまった。
――訓練された奴はいないな……。
深刻な状況下に放り込まれたはずなのに、なぜか頬が緩んでしまう。
エレベーターで準備していたということは、春平が来たことが何らかの形で知らされたということだ。
乙名は双方にとって価値ある重要人物のはずなのに、それを奪還しようとする春平に対する刺客は甘すぎる。
――もともと便利屋みたいに特異な科がないのか?それとも出し惜しみしてるのか?
出し惜しみする理由はないはずだ。
それに、沖田の「相手が悪すぎる」と言った言葉が過大評価だとは思えない。
しかし自分の頭では大した推理はできないので、考えるのをやめた。
春平は春平に期待されたことをやればいい。
下手な推理も作戦も、自分には期待されていないことくらいわかる。
なら何も考えず、手荒に乙名を救出するだけだ。
「しっかし演技だったかこの野郎……ずいぶんひ弱キャラが板についてるじゃねか」
奪ったバットで頬をぺたぺたとつつくと、ひいっと小さく悲鳴を上げた。面白いやつだ。
「階段で行きたいけど、お前と行って落とされたらかなわねぇから、エレベーターで行くぞ。途中で止めたりすんなよ?そんときゃお前も道連れだからな」
バットを肩に担いで命令すると、店員は真っ青な顔で何度も頷いた。
これは演技ではないだろう。
エレベーターに乗り込み、店員が12階のボタンを押したのを見て春平は壁に寄りかかった。
――しかし今回はわりと簡単に乙名と潜入してる同僚を回収できそうだな。
沖田が相手側を買い被っているなんて思わないが、それにしても簡単だ。
そして他の階で止められることなく12階へとたどり着いた。
待ち伏せられると厄介なので店員を先に歩かせたが、それも杞憂に終わった。
なんなく目的の場所へたどり着いたのだ。
「この部屋にいるのか?」
「2人とも、な。もうこんな事態となっちゃあ二重スパイなんてできねぇし」
この店員はすでに妨害する気などないらしい。
あっさりと頑丈な扉を開くと疑われるのを回避してか、自分から率先して部屋の中へ入っていった。
中はじめじめとしていて、拷問には最適だった。
小さな教室ほどの中、傷だらけになって座り込んでいる乙名と、その横で泣きそうな顔をしている同僚・浜田を発見した。
浜田とは対称的に、乙名は驚きもせず当然と言わんばかりの余裕な笑みで春平を見上げた。
「よぉ。思ったより迅速な行動だったぞ」
その言いぶりが傷だらけの装いに不釣り合いで、春平は苦笑せずにはいられなかった。
「迎えに来るって知ってた?」
「そりゃあ、大層な事態になりながら春平がひぃひぃ言って来るって予想してたよ。俺が捕まった時点で」
「あ、そ……」
「正田さんですね」
震える声で言ったのは浜田だ。
「沖田さんの話だと、これからどうするおつもりですか」
すぐに答えようとして、春平は一度口をつぐんだ。
目の前にはここの社員がいるのだ。
そんな中で手の内を明かしていいものか、悩んでいると乙名が助け船を出してくれた。
「沖田は春平には必要なことしか言ってないはずだぞ。社員が聞いたとしても納得するだけの陳腐な情報だ、伝えてやれ」
よくわからないが妙に腹が立つ。
「……俺が言われたのは、大事になっても仕方ないからとりあえず乙名と浜田を連れてこいってことだけだよ」
横で聞いていた店員もそんなことは百も承知だったらしく、別段興味もない様子で「ま、そういうことだわな」と鼻をほじっていた。
しかし当の浜田は、感極まったように顔を真っ赤にして口をわなわなと震わせている。
「沖田さんは、俺も連れて帰れ、と……」
堪えきれなくなったのか、浜田は男泣きしている。
乙名はそれを聞いて安心したのか、見たこともないような柔らかで優しい笑みを溢した。
「沖田ならそう言うと思った。俺を捕まえようが、情報をたらふく漏らしようが、見捨てることはしないで最後まで諜報科として面倒見るって」
その言葉を聞いて、ようやく春平は浜田が心配していたことを理解した。
「で?どうやってここから出るつもりだ?」
ひょうひょうとした態度で尋ねてくる乙名を見て、春平の肩から力が抜けていく。
「お前どうしてそんなに余裕なの?」
「この先どうなろうと未練がないからじゃないかな、死んでるわけだし」
人をバカにするような独特の笑い方も健在だ。
「とりあえずこの部屋出てまっすぐエレベーターで降りようかな、と。1階のペットショップのスペースまで脱出できればこっちのもんだし」
「おいおい、それが天下の特殊護衛科の作戦かよ」
「うるせぇな!ここまで来るのもほとんど妨害らしい妨害を受けなかったから余裕だったんだよ!ほら、浜田は乙名背負って早く立てよ!うわっお前足ぐちゃぐちゃじゃねぇかっ」
まくしたてるように言ってぎょっとする春平。
乙名の両足が潰されているのかひどいことになっている。
「大丈夫、乙名の足は見た目はひどいけど俺が応急処置もしたし大したことにはならないから」
よいしょ、と乙名を担ぎながら浜田が言っているのだが、その間乙名は何も言わなかった。
何も言わずに、驚愕の表情で目を見開いているだけだった。
「どうした乙名?」
不思議に思って春平が声をかけるが、乙名はその表情をやめようとはしなかった。
「妨害をほとんど受けなかった……?この会社に侵入しておきながら、か?」
「だからそう言ってんじゃん。沖田もこの会社のこと『相手が悪かった』とかなんとか言ってたけど、そんなことはまったくなかったよ」
へらっと笑う春平に、ついに我慢の限界がきたのか乙名が声を張り上げた。
「っ馬鹿野郎!沖田が過大評価なんかするような奴じゃないことくらい、わかってんだろ!お前が難なくここまで来れたのは――」
「乙名、浜田を守るという足かせを嵌められた正田春平の方が、捕獲率が格段に上がるからだよ」
横から低く冷静な声が聞こえ、春平は慌てて店員を振り返った。
しかし一瞬遅れてしまった。
店員の手にした銃から放たれた銃弾が、春平の腕を貫通した。
同時に鮮血が飛び散り、店員の顔が返り血で真っ赤に染まる。
「――――――っ!」
その場に倒れ込みそうになるのを意地で持ちこたえ、春平は苦し紛れの強気な笑みを店員に向けた。
「お前、すんげぇー演技力だな」
「便利屋にそのようなことを言われるとは、光栄の至り」
わざとらしく会釈したのがなんとも憎たらしい。
春平の腕から流れる血がぼたぼたと床を汚していく。
それはかつての古傷の場所。
春平が特殊護衛科として本社に呼ばれることとなった事件のときに、受けた弾痕。
「――はは」
なぜだか無性に面白くて、笑わずにはいられなかった。
「そうか。この傷痕はそういうことだったのか」
押さえても押さえても、血は止まらない。
だけどそこに激痛を感じることもない。
なぜなら春平は今、異常なまでに興奮しているからだ。
「こうして、また始まっていくのか」
俺の歴史は。
また「やるやる詐欺」をしてしまいました……orz
ようやくUPしました!
遅くなってしまい、本当に申し訳ありません。
次回も少し間が空くかもしれませんが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。