これから忙しくなるかも!
ギルドプラットホームに戻り、カーペットを設置し終えると、エルちゃんはアイテムストレージから淡い青のソファを出してカーペットの中央付近に設置しそれに腰を掛けた。
「そうじゃ、このソファ。前に買っておいたんじゃ!」
エルちゃんは胸を張って言う。
かわいいなぁ。
わたしはそんなことを考えながらも頷いていった。
「いいね! ちょうどカーペットの色とも合っててきれいだし!」
と、わたしのそんな言葉を聞き、エルちゃんは満足そうにソファに横たわり、鼻をフンスと鳴らすと、横になったまま浮くパネルを出した。
そしてエルちゃんはそれを見て跳び起きる。
「!! わし、もうログアウトせんと!」
あれ? もうそんな時間?
わたしは過ごし疑問を抱きながらも、エルちゃん同様、パネルを出して時間の欄に視線を移した。
そこにある数字は18:00。わたしもそろそろログアウトしないと。
わたしはエルちゃんに視線を向けると、笑顔で言った。
「じゃあ、今日はここまでにしよっか!」
「そうじゃな。」
エルちゃんはあくびを一つしながら、そう返答しつつ、パネルのログアウトボタンへと指を動かした。
それを見て、わたしはハッとする。
「エルちゃん、もしかしておねむの時間?!」
それを耳に入れ、エルちゃんはピタリと指を止めると、わたしの方へ急速に視線を向けて、
「違うわい! ご・は・ん、じゃ!」
と全力否定をするとログアウトボタンを押し、去っていった。
あ、エルちゃんって、一応12歳だった!
やっぱりこうしてずっと一緒にいても、見た目は5歳くらいにしか見えないから、つい5歳の子と同じ扱いをしちゃうんだよなぁ。まぁ、反応かわいいから、わたしは満足だけど。
わたしは、エルちゃんがログインするのを見て、そんなことを思いつつも、ログアウトボタンを押した。
すぐにプラットホームが遠ざかるようになり、目の前は真っ暗になる。
わたしはすぐにvrの装置を取り外すと、ゲームを始めていたベットから腰を上げ、自分の机へ向かった。
明日の学校の準備しないとだったよ!
~翌日~
「おっはよ!」
教室でカバンを開き中身を整理していると、玲奈が背後からわたしに抱き着いてきた。
わたしは一瞬バランスを崩しながらも机につかまりバランスを取り戻すと振り向く。
「おはよう~。今日は早いね~。」
玲奈は遅刻ギリギリセーフのプロで、こんなにも余裕を持ってくるのは2週間に一回程度……。ってよく考えたら、わたしがNeo-play-onlineを始めたあたりから、早く来てたっけ?
わたしのそんな考えを聞いたかのように、玲奈は答える。
「いや~、雪奈と穂波がNeo-play-onlineを始めてから、話すのが楽しくて、つい早く来ちゃうんだよね~!」
「確かにゲームのこと以外話してないかも……。」
健全な高校生の会話じゃない……。引きこもりの会話だよ~……。
とわたしが、自分たちの会話に若干あきれていると、玲奈はわたしを見て目を輝かせて言う。
「それで、もう知ってるかもしれないけど、5日後のイベントの一週間後でリアルイベント開催が決定したって!」
「ってことは……来週の土曜日!! わたしその日開いてるよ!!」
「あたしも!」
「私も!」
と穂波が会話に入るという。
「じゃあ、イベント終わったら、ギルドの他のメンバーも誘って行こっか!」
わたしのその声にみんなが賛成すると、ちょうどチャイムが鳴り響いた。
これから、ちょっと忙しくなるかも!
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