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さてはお主、センスがないな……。

エルちゃんは、わたしの提案を快くOKしてくれ、早速わたしたちは1階層のお店をまわり始めた。

「にしても、何の用があってショッピングに来たんじゃ?」

エルちゃんは、わたしの隣で首を傾げた。

それを見て、わたしは言う。

「えっとね、今日ショッピングに来たのはギルドのプラットホームの、一階のリビングが寂しいから何か飾りつけするものが欲しいのと、後は服が欲しくて。」

エルちゃんはそれを聞き、頷いた後にこう言った。

「ならば、まずは家具屋の『ホームズ店』に行くとしよう!」

「へ~、そんなところがあるんだ。エルちゃん、詳しいねぇ~。」

「まぁ、基本的なお店はplay-onlineと変わらんからなぁ。」

「なるほどね~!」

と、わたしが感心しながらもエルちゃんの後を歩いていると、エルちゃんは2階建てのものすごくおしゃれなお店を指してこう言った。

「そこじゃ!」

「ここ?! なんかおしゃれな感じのお店だね、ナチュラルな感じの雰囲気……。」

わたしはそう言った後に、少し間をあけてから気になったことを言った。

「でも、なんかお店にツタからまってるよ?」

エルちゃんはそれを聞き、飽きれたように言う。

「それも含めて、ナチュラルなオシャレなんじゃ! ユキ、まさかそのへんのこと、わからんのか……?」

わたしはそれを聞き、あることを思い出し、「じゃあ」といい、続ける。

「わたしの家の近くにある、トタン屋根でいつも暗い雰囲気のあの家も……ツタが巻き付いてるってことは実はおしゃれだったの?!」

「それはただボロいだけじゃ!」

ホームズ店からエルちゃんへ視線を移すと、完全にあきれた目をしている。

わたしは言う。

「わたし、おしゃれとボロいの区別、つかないかも……。」

エルちゃんはわたしのその声を聞き

「ああ、もういい! わしもユキにそこまで期待はせん! それより入るぞ!」

そう言うと、わたしの右手をつかみ、引きずり、お店へ入った。


~店内にて~

「このカーペットなんてどう?」

わたしはお店の端っこにあった、緑と紫色のくるくる模様のカーペットを指さして言った。

それを見て、エルちゃんは言う。

「さてはユキ。お主、センスがないな?」

「え~、でも、これ、ミステリアスな感じがいいじゃん!」

エルちゃんはわたしのその言葉を聞くと、そのカーペットに近づき、目をしかめてから、こう言った。

「わしには、毒蛇がうじゃうじゃいるようにしか見えんが……。」

「はぇ? そうかなぁ?」

わたしがそう言いながら、そのカーペットを手に取ろうとすると、エルちゃんはわたしの服をつかみ言う。

「ユキ、こっちへ来るんじゃ!」


エルちゃんに連れられて行ったのは、さっきよりもたくさんカーペットがあるコーナーだ。

わたしは不思議に思って言う。

「あれ? このお店、カーペットのコーナー、たくさんあるの?」

エルちゃんはそれを聞きつつも、カーペットを見ながら言う。

「そんなわけないじゃろ。さっきのは、処分するはずの物を売る代わりに安く売ってくれるってコーナーじゃ。まぁ、ここで売ってるのは全て一点ものじゃ。あんな変なものでも、一つ作ったくらいなら、一つ廃棄するだけだから、どんなデザインでも挑戦できるんじゃろうな。」

「へ~。」

わたしはそう言った後に、一つのカーペットを指さしてこういった。

「これはどう?」

わたしのこの声に、エルちゃんは

「次は蜘蛛かそれとも蛙だかのう……。」

そう言いながらわたしの指の先のカーペットへ視線を移した。

そして、完全に視線を移し終えてから言う。

「ん? ほう、ユキにしてはなかなか良いものを選ぶではないか!」


そのカーペットは紺色で、白がちりばめられている。

わたしは、「まるで」そう言った後に続けた。

「星空みたいでしょ?」

エルちゃんは言う。

「雪が降っているようにも見えるのう。」

「じゃあ、これでいい?」

わたしはすかさずそう言った。

エルちゃんは笑顔で言う。

「仕方ない、よかろう。雪モヨウにもぴったりだしな!」


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