[魔導書の大魔法使い:エル] [光の天使:ユキ] ?!
~森に入って数分~
「そういえば紙ってどんなモンスターからドロップするの?」
わたしが歩きながらそう言うと、エルちゃんは首を振って言う。
「モンスターじゃないんじゃよ。サトウキビを取って鍛治氏に紙にしてもらうんじゃ!」
「え? 鍛治氏ってそんなことしてくれるの? ってそうじゃなくて。お店で本を買うのじゃダメなの?」
「いやぁ、鍛治氏に頼んでやってもらった方が安いんじゃ。何せ金がのうてな。」
「なるほど、」
これがベテランゲーマの節約術ってやつなのかな?
と、そんなことを話しながらも進んでいくと、少し遠くから
「ゴブリンキングだ、陣形を組め!」
そんな声が聞こえてくる。
するとそれを聞いたエルちゃんは
「ふむ、ちょうどいいな。」
そう言ってそう言って声のした方向へと進み始める。
そうして少し進むと、青い鎧を着た7人ほどのギルドが普通のゴブリンよりも4倍は大きなゴブリンと戦っている。
あれがゴブリンキング……かな?
って、7人とももうボロボロ助けに行った方がいいかも……!
とわたしがそんなことを思っていると、エルちゃんはその光景を目にしてすぐにゴブリンキングの前へと出て、一冊の本を開くとこう言った。
「こい! 召魔導書、1章、2章、3章、4章、5章!」
その瞬間、エルちゃんの周りには5冊の辞書くらいの大きさの本が現れ、その本がエルちゃんの周りで浮き始めた。
すると、それを見た青い鎧のギルドの人たちの中の一人がこういう。
「赤い髪、犬の耳、そして大量の召魔導書を操るまでの精密な魔力操作と魔力量……。そうだ! あんたまさか[魔導書の大魔法使い:エル]か?!」
それを聞いたエルちゃんは
「よう知っとるのう。まぁ、少し黙っとれ。」
そう言って少し間を開けてからこう言う。
「第一章二節[氷槍]、第三章五節[炎虎]」
すると、最初にキングゴブリンの両手両足が氷の槍によって打ち抜かれ地面に固定され、さらに炎でできた虎がゴブリンキングを襲い、ゴブリンキングは消滅した。
つ、強……!
わたしがそんなことを思いながらもエルちゃんに近づいていくと、エルちゃんは
「さてと。」
そう言ってゴブリンキングから青い鎧のギルドの方へと視線を変える。
「な! [魔導書の大魔法使い:エル]がいると思ったら、[光の天使:ユキ]までいる?!」
え? [光の天使:ユキ]ってわたしのこと?
わたしがそう思いながらもエルちゃんの方をどうするのかと見ていると、エルちゃん青い鎧のギルドの人たちに向かって、ゴブリンキングのドロップ品を渡し、口を開く。
「さて、わしがここで助けたわけじゃが。そのドロップ品も譲ってやる代わりに条件があってのう。」
「条件……?」
青い鎧のギルドの人のうちの一人は言う。
するとエルちゃん笑顔でこう言った。
「今持ってる要らないサトウキビか、紙か、白紙の本を譲ってくれんか?」
青い鎧のギルドの人のうちの一人は、驚き、
「そんなことでいいのか?! もちろん譲るさ!」
そう言ってギルドメンバーから紙と本を集め、エルちゃんに渡した。
「ふむ、本は1、2、3、4冊と紙36枚か。確認するがこんなにいいのかのう?」
エルちゃんは言う。
「いいんだ、助けてもらったお礼さ!」
青い鎧のギルドの人のうちの一人は言った。
そうして青い鎧のギルドの人たちと別れたわたしたちはまた歩き始めた。
エルちゃんは満足そうにしながらこう言う。
「森に来た目的は果たされてしまったからのう、何か他にやることはあるか?」
それを聞き、わたしは思いついたことを言ってみた。
「いきたいところがあるんだけど……。」
「ふむ、なんじゃ? いってみよ。」
「1層のお店でショッピングしたい!」
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