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ここって……大樹!?

私の質問に答えずにその影は近づいてきた。

その時、

パッと視界が晴れた。

正確に言うと近づいてきた人の周りだけ霧がないみたい。

そして私はその人の顔を見上げた。

ニコッと笑った笑顔に、背中には羽がある女の子がそこにはいた。

ああ、なるほど!体が大きいんじゃなくて羽が大きいのか!

飛んでるし、そりゃあ大きく見えるよね。普通に見たら私よりも小さいかも。

するとその子が口を開いた。

「ここまでくる人間は初めて見ました。」

「1時間以上走り続けたからね!」

「普通、10分も進めば、みな帰ってしまう。ここまで来たご褒美みたいなものです。受け取ってください。」

「え?」

魔法とか言わないでよ~

ただでさえ役職を間違えたと思ってるのに追い打ちになるからね……

<スキル『未来視』を獲得しました>

えええ!未来視?未来見えるの?え、ねえねえ!

おっと、とりあえず

「ありがとうございます!」

「では行きなさい。」

「起きれば大樹の下にいることでしょう。そして近くに石の台があります。二層へ行くことを望むのなら、そこにエレメンタルストーンをはめなさい。さすれば、道は開かれます。」

「えっ!エレメンタルストーンってなに?ちょっと~」

わたしの声は届かず、その子は消えて行ってしまった。

「はっ!」

どうやら私は寝ていたみたい。

「なんだ夢落ち……じゃないっ!」

見上げるとそこには一本のとてつもなく大きな木が!

びっくりしていると、レイとミナホがこちらに走ってきた。

「何その服?!」

二人が口をそろえていった。

「え?」

訳が分からないまま私は服を見た。

すると、白に青い線の入ったローブに、青のアクセント、金色のラインのある服に、ひざ下20㎝位の青のアクセント、金色のラインのスカートを着ている。

「わっ、ホントだ!なんか……」

さっきあったことを二人に説明した。

ちなみに二人は霧に飲み込まれたのは同じものの、霧が晴れすぐここにいたみたい。

それで私がいないので探していたらいつの間にか私がここで寝てたってことらしい。

「ちょっとユキのアイテムストレージ見せてもらうよ~。」

「いいよ~。」

ミナホに言われて私は説明書に合った通りのやり方でアイテムストレージを出し、見せた。

「あ、これだ。」

レイがそう言って私にその真紅に光る、石のようなアイテムをストレージから出させた。

「ホントだ。エレメンタルストーンって書いてある。」

わたしはそう言いながらレイが差し出したそれを受け取り、木の近くの石製の台へ向かった。

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