近道があるんだぁ~!
ってことでわたしたちは早速マイナス層への入り口へ向かってるってこと!
「沙希ちゃんはマイナス何層まで行ったことがあるの?」
皆で歩きながらわたしが言うと、沙希ちゃんは笑顔で答える。
「ん~、-3層やなぁ。って言うても、たまたまそこに居合わせた人たちと組んでギリギリボスを倒した感じやけどなぁ。」
「沙希ちゃんもなかなかやるねぇ~。でもうちのユキは始めて3日で-4層のボスを倒したから~!」
レイは何故か人差し指を左右に振ってどや顔をして言った。
「なんでレイがどや顔……?」
ミナホとわたしが声をそろえていったとき、沙希ちゃんが
「入り口着いたで~!」
そう言って指をさす。
そこには相変わらず真っ暗な入り口が……。ま!わたしには『暗視』があるから怖くないよ!
「ほら、ユキも早く~!」
わたしがぼーっと入り口を眺めていると、レイが言う。
「うん、行こー!」
わたしは小走りでみんなについていく。
するとすぐに分かれ道があった。前は暗くて真っ直ぐの道しかないと思って進んでたけど、左側にも道があったみたい。
と、沙希ちゃんは左の道へ進もうとする。そのミナホがつかみ、
「真っすぐだよー。」
と言う。
それを聞き、沙希ちゃんは首をかしげる。
「そっちは行き止まりだよ~、この下の層に行くには左に進むって有名やけど……。確か行ったことあったんとちゃうん?」
それを聞くと再びレイが人差し指を左右に振って見せる。そして口を開き、
「ちっちっち、近道があるんだぁ~!」
と言った。
というわけで、わたしたちは沙希ちゃんもつれて道を直進した。多分知らないだろうなぁ~、近道がどんなものか。と思いつつも。
そうして歩いていると……あ、あったあった、ここここ!
わたしたちが立ち止まると、ミナホが言う。
「よし、ついたね~!さっさと下に進んじゃおうか!」
「はい?!さっさと行こうて、どうやって行くんや?」
やっぱり近道を知らない沙希ちゃんは少し慌てながら言った。
それを見てわたしも
「まぁまぁ、行ってみればわかるから。」
と言ってみるとレイが、ミナホとわたしと沙希ちゃんも後ろに満面の笑みで立っている。
?
ってあ!
レイはわたしたちの背中を押した。
「え?!え?!」
沙希ちゃんもわたしもそう言ってつまづいた時、地面がズドーン!
「や~!!」
沙希ちゃん、ジェットコースターなみに叫んじゃってる……。ってまぁわたしも最初は怖かったけどね!近道でこれは想像できないしね~。
なんて考えてるとそろそろ地面が近づいてきてる!
でもわたしにはいいか考えがあるんだよね~!かける系の魔法って、自分にも周りの人にもかけられるから……。
「『飛行魔法』発動!!」
わたしがそう言ってみんなに掌を向けると、みんなもわたしも地面のギリギリで落下が止まった。
「ふぅ。」
沙希ちゃんはそう言って一安心の様子。
『飛行魔法』をとき、そのまま歩き始めたわたしたち。一つ下の階層に行くにはボスを倒さなきゃなんだけど……。
-4層のボスもサクッと倒して早速-5層への階段に足を踏み入れる。
先頭を歩いていたわたしは、振り向いてみんなにこう言う。
「ついに最下層!雪モヨウ、みんなで攻略していこう!」
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