イベント、そろそろだね!
~次の日~
「昨日はお疲れ~!」
レイが朝からそう言って近づいてきた。
眠い~……。
そう思いつつわたしは
「そうだねぇ~。おはよう……。ふぅあ~。」
とあくびをしながら返した。
するとミナホもあくびをしながらこう言う。
「ふぅあ~。おはよう。」
「うん、そういえば日曜日のイベントの内容が決まったって!」
え?
そうなの?
するとレイがイベントの内容を続けて話始める。
「ギルド一つに旗が一つ渡されてそれが壊されたら負けっていうルール!で、倒された人はその時点で旗が残ってれば1度だけ復活できるらしいよー!ちなみに一人でイベントに挑むのもありで、その場合は旗はなし!ま、持ち歩くわけにいかないからね~。で復活はできないらしいよ。だからギルドで挑んだ方がいいってわけ~。」
それを聞き、ミナホがこういう。
「イベントねぇ。ギルドが強いって言っても、Play-onlineの時のイベントは一人のプレイヤーが一位とってたらしいよ。しかも同一人物!」
「知ってる~!攻撃が当たらない最強のプレイヤーでしょ!」
レイもそういいだした。
「ちょっとその話ついていけない……。」
わたしがそう呟き、レイが
「あはは、ユキはそうだよねー。まぁ、イベントがんばろってこと!」
といった。
ん?
「っていうか私たちプレイヤーネームで呼んでた……。ゲームと現実の区別をつけるのも必要だね!」
あ~……。
そういえばわたしもずっと二人のことをプレイヤーネームで呼んでた。
「そういえば……。」
キーンコーンカーンコーン
チャイムだ!
わたしたちは先生が来ていないうちに急いで席に座った。
~日曜日~
イベントの内容を知らされてからの五日間、その五日間はあっという間だった。
「ついにイベントだね!」
わたしとレイとミナホはお昼を食べてすぐ12時50分にログインした。
イベントが始まるのは1時から。
ゲーム内だと5日間で感覚も五日間らしい。すごい!
ま、現実だと5時間くらいなんだけどね!
「そろそろ始まるよ~!」
ミナホがそう言った。
よーし、がんばっちゃうよ!