ギルド結成を祝って!
「やっとだね!やっと初期の位置に戻ってきた!」
わたしがこういうとレナがはっとした顔でこう言った。
「あ、そういえばまだギルド組んでなかった!」
「早く申請送ってよ~。」
「リーダーどうする?」
そのレイの一言でみんな黙ってしまった。
「ならユキでいいんじゃない?」
ミナホがそう言うと
「それがいいよ!だって一番強いし!」
レイまでこういいだした。
「え?わたし?でもわたし初心者だし……?」
「でもわたしとミナホより強いしそれでいいじゃん!」
う~ん。
でもそういうのをやってみるのも悪くないかも?
「じゃあ、やってみようかな?」
わたしはそう言った。
それを聞いたレイが楽しそうにこういう。
「ならさ、ギルド名『雪モヨウ』でどう?
だってさ、今日はちょうど現実だと雪が降ってるし、リーダーはユキだからね!」
「いいじゃん!」
ミナホは大賛成ようだ。
もうこうなってしまうとわたしが何か言ったところで耳を貸さない。
けど、悪くないし
「いいんじゃないかな?」
ということでこの『雪モヨウ』というギルドが結成された。
「それじゃあ、結成記念にさっさとプラットホームの整理して、プラットホームでパーティーでもして今日は解散としますか!」
そういうわけでわたしたちはプラットホームへ向かうことにした。
プラットホームの中に入るとまず、部屋きめから始めることにした。
部屋は全部で九個ある。
1階に4個2階に5個という形だ。
迷いどころではある。
結局話し合いの結果、わたしとレイは2階。
ミナホは1階ということになった。
あ。べつにいじめてないよ?
ミナホは一階が落ち着くんだって。
わたしの部屋の場所は正面から見て一番左上。レイがその横でミナホはわたしの部屋の下。
ちなみに階段は一番右。
あとの6部屋はギルドメンバーが増えたときに。
とりあえず、部屋は決まり一度自分の部屋を覗いとこう!
……
ベットしかない。殺風景。
あ、そうだ!わたしが前買ったスノードームをベットの横に置いておこう!
にしても綺麗!とわたしがスノードームを眺めていると、
「おーい、パーティーはじめちゃうよー!」
レイの声だ。
「待ってー!」
わたしも急いでパーティーに参加した。
ジュースを片手にわたしたちは口をそろえてこう言う。
「では、結成を祝って。
乾杯!」