『天使』発動!
するとわたしの髪は先が黄色く染まり、背中には白い羽が生えたのがわかった。
そう、これが最後の策だ。
攻撃力に全振りして、さらに5倍して戦う!
そうすればあの固い体だって切れるんじゃない?!
よし!
「ここから、反撃開始だよ!」
わたしが反撃をしようとすると、
<『天使』の使用により、ソードアクション『無限乱舞』を獲得しました。>
と目の前に表示された。
えっ?
そう思った瞬間、ボスがまたたくさんの剣を飛ばしてきた。
わたしスピードも5倍になってるから、正直よけるのは簡単だけど……。
せっかくだから『無限乱舞』使ってみよう!
さてと、
「『無限乱舞』発動!」
するとわたしの剣が白い光を発した。
いっくよー!
そのままわたしは飛んできた剣を斬った。
すると飛んできた剣はたちまち真っ二つ!
このソードアクションつよ!
よーし、このまま近づいて倒すよ!
わたしは飛び交う剣をかわしながらボスの足元へと走っていく。
そしてそのままわたしはボスの足の骨に斬りかかった。
シャーーン
その剣はものの見事にボスの足の骨を切り裂いた。
ボスは足を切り落とされてバランスを崩した。
ここだ!
そう思った次の瞬間。
ガラガラガラ
え!?
ずるーい!
ボスはまさかの普通サイズの骸骨モンスターをたくさん召喚してきた。
でも。
『天使』を発動したわたしの敵ではないよ!
「えーい!」
-4層に落ちたばかりの時は倒すのにあれだけ苦労したけど、もう倒せる!
「『無限乱舞』再び発動ー!」
シャキンッ
わたしは骸骨モンスターをすべて倒し、ボスのところに来た。
ボスはもう立つことはできなそう。
さて、終わりにしますか!
わたしはボスの心臓と思わしき場所に剣を突き立てた。
その直後、ボスは消滅し、わたしのアイテムストレージには撃破ボーナスの古来の骨が追加された。
勝った!
やっと終わった。
あ、そうだ!
「二人とも、大丈夫?」
わたしは二人の元へ駆け寄った。