#-4階層なう
とは言ったものの、どうしたものか……
とりあえず二人に聞くことにした。
「この十字路、どの方向に曲がる?」
「え~、そうだねぇ。場合によってはボス部屋に続いてたりするからなぁ。ま、右行ってみよっか!」
ボス部屋に続いてるかもしれないのによくそんなに簡単に決められるなぁ……
とは思いつつも、この状況だと適当に決めるしかないよね。
っていうことで右に行くことにした。
「にしても宝箱とかないわけかな。」
レイがのんきにそんなことを言った。
「さっきから山ほどあったでしょ。宝箱のトラップが。」
ミナホも周りを警戒しながらも割とのんきだ。
正直わたしにはしゃべってる余裕なんてないんだけど……。
そう思いながらも進んでいると
キーキー
そんな鳴き声とバサバサという羽音のような音が聞こえてきた。
わたしたちはその鳴き声は何かと、後ろを向いた。
すると目を真っ赤にしたキバの大きいコウモリの大群が襲ってきている。
「もしかしてこの暗さで分からなかっただけでここ本当はコウモリっぽいモンスターの巣だったんじゃ……。」
ミナホがそう言ったのを合図にしたかのようにわたしたちとコウモリの鬼ごっこが開幕した。
~20分後~
「あーーーー、きりないってぇーー!」
わたしたちは未だに鬼ごっこを続けている。
もちろんこれをやめるための努力はした。
例えば、ミナホがコウモリの群れに向かって爆発する矢を打ったりとか、曲がり角を曲がりに曲がったりとか。
でも意味ないんだもん。
って前に骸骨君がいるんだけどぉー!?
ただ、20分間走り続けているわたしたちは一味違うよー!
ミナホが遠距離から爆発の矢を打った後に、距離が迫ってきたところでわたしとレイで真っ二つ!
なぜこんなにも早く倒せるか?
それはわたしたちはこの20分間逃げてきただけじゃない。
走りながら、それ違いざまにモンスターに通り魔したり。
うしろを追ってくるコウモリたちをひたすら倒したり、それ続けていてレベルが上がったのだー!
はーはっはっはっは!
これならある程度のモンスターなら、遭遇しても大丈夫そう。
きっと。たぶん。おそらく。
そうして走っていると大きな空間に出た。
そして今来た道がふさがった。
やった!鬼ごっこしゅーりょー。
ただ、レイとミナホの顔が青ざめている。
「どうしたの?」
そう私が言った瞬間、
ドガーン
うしろですごい音がして振り向くと
さっきの数十倍はあろうかという骸骨のモンスターが……。
え?
「コウモリの次はボスーーーー?!」




