表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

万能最強なキャラクターの制約条件と具体例

世の中の作品には最強や万能などなんでも出来るキャラクターがいます。そんな彼らを表現しようとすると何らかの制約が必要となってしまいます。どのような面から最強万能キャラ達が制約されるのかをまとめたのがこのエッセイの内容です。


結論から言いますと最強万能キャラは物理的か精神的な面で制約を受けます。


具体例をあげましょう。

国民的キャラクターであるドラえもんです。

ドラえもんにはひみつ道具というものがあります。

ひみつ道具は極めて万能で時間移動や瞬間移動、平行世界の移動や惑星を生み出すことすらできます。


ドラえもんの劇場版は道具を十全に使いこなせばあっさり問題が解決してしまうのもあります。


ではドラえもんが完全に受けている制約とは何でしょうか。

ドラえもんの映画を見たことがある人ならご存知だと思いますが映画編になると物理的制約としてドラえもんは道具を使えなくなることがあります。

道具の修理中で道具がないとか問題を解決できそうな道具を持っていないとかですね。

雲の王国やブリキの迷宮だとドラえもんが故障したりしてどうぐが使えなくなっています。


他にも物理的制約としてドラえもん達は映画で発生する問題について情報がないということです。知らないので問題解決のための最適な方法を直ぐにはとれず、映画の中で冒険を重ねていって情報を獲得します。この情報の問題は精神的な制約を受けている面もあります。


加えて精神的な面でも制約を受けています。

道具があっても問題を解決するためにドラえもんたちは道具を使いこなせてはいません。読者があの道具を使えばいいのにと思うことはありますがドラえもん達はその使い方を思いつきません。

これはのび太たちが小学生なのでそこまで思いつかないと言うことと言葉が悪いですがドラえもんがポンコツだからという設定により道具の使い方を思いつかないということになっています。その証拠として解決方法を思いつく能力を持つ出木杉は映画では活躍しませんしドラミちゃんは映画にはなかなか出てきません。


情報収集や危険回避のための道具もありますがこれを使おうとしないのは精神的な制約によって行うことが出来なくなっています。



ドラえもんが極めて万能なひみつ道具を使ってすぐに問題解決を出来ない理由を述べましたがもうひとりのキャラクターも紹介します。


Fateのギルガメッシュです。

このギルガメッシュというキャラクターも極めて万能で人類が生みだす道具なら遥か未来のものでも保有しています。光速を超える船という未来技術の塊の道具も持っていますし若返りの薬や神話に登場するような魔法(一般的な意味)の道具のようなものも持っています。

物理的制約としてこの何でも保有する道具は多すぎて本人も把握してきれていないとありますがやろうと思えばなんでもできると行っても過言ではないかもしれません。

加えて他の世界や未来を見ることも出来る千里眼をもっているので知ろうと思えば数多の情報を得ることが出来ます。


ギルガメッシュというキャラクターは物理的制約は少ないものの精神的な制約が多くあります。

まず、ギルガメッシュは慢心という制約があります。

もっとわかりやすく言えばナメプをしています。

万能に近い力があっても本気を出しません。

また格下に対して全力を出すというのはギルガメッシュのプライドに反するので全力を出しません。

千里眼での情報収集にしても自分が信じられない内容はその内容を本気にはしないので敗北の対策もしません。


ギルガメッシュというキャラクターは万能に近い力を持ちつつもそれを精神的な要素によって制約を受けています。


ドラえもんもギルガメッシュのような一見万能最強なキャラでも制約を受けてその力を十全に振るうことは出来ていないのです。



このエッセイが好評だったり気が向けばなぜ万能最強なキャラクターは制約を受けるのかのエッセイも書こうと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ