ただ、話す為だけに!
ちょっとして、目が覚めた。
「セーフ! さっすがSSのアイテム!」
良かった! ちゃんと生き返れた!
後で魔力を注いで生き返る回数を増やしておかないとな。最高で三度まで死ねるけど、こんな場所じゃ三度なんてあっというまだ。
「にしてもあの子、人間が嫌いって……やっぱ人間じゃないのかな?」
俺が死んだことで何処かへ姿を消したフィリスは、きっと奥へ進めまた何処かで出会うだろう。
きっとまた殺されるだろうな。でもそう何度も殺される気はない。何とかしなければ。
でもなぁ……言葉の通じる人……いや化け物でも、話せる相手を失うのはやっぱり残念だ。無理かもしれないけど、また歩み寄ってみようかな……。
不思議と殺された事については恨んではいし、俺にその気がある内は、やはり彼女との友好関係を諦めないべきだろう。
「とっ、復活したのは俺だけじゃないか」
先ほどフィリスに四肢を切り落とされた黒鬼が、手足を再生させて立ち上がり俺を睨む。
白鬼の方は……まだ回復に時間が掛かるようだ。魔神は頭を潰さない限り死なない。
……そう言えば、あの子は魔神族の筈なのに、何で魔神と戦っていたんだろう?
人間から魔神になっても、本物の魔神から見れば亡ぼすべき人間と変わらないのかな?
―――とまぁそんな事より、黒鬼の攻撃対象が完全に俺に向けられた。
全身真っ黒で3メートル近い巨体。金色の髪と真紅の瞳、そして黒い角。何かの白い獣の毛皮を腰に巻いている。
武器は持っていない。その凶悪そうな顔に似合わず、立ち振る舞いに隙がない。
黒鬼を「観察スキル」でよく見る。
魔神:〈煉獄の黒鬼〉
・鬼系の魔物を意のままに操り、鬼系魔物のステータスを50%アップさせる。
・打撃によるダメージを50%カットさせ、斬撃によるダメージは40%カットする。
・何かしらの武器を持つと、筋力が5倍になり攻撃力が上がる。
・黒鬼の角からは紫の電撃を生み出し、この紫雷が物質を消滅させる。
ステータス数値
魔力:4750
筋力:5600
敏捷:4600
耐久:5500
感覚:4560
ステータス数値は俺とほぼ互角だが、ステータス以上に能力がヤバイ。特にさっきも見た紫雷がマズイだろう。
マズいのは当然、相手は魔神なのだから。
人間が最も恐れ、恐怖の象徴のような存在。
魔神が相手なら―――〈竜魔刀〉を使うか?
いや、もう〈竜魔刀〉に頼るのか? ちょっと強い相手を見たらすぐに〈竜魔刀〉?
それではヘタレ過ぎる。
戦いに臆病になるのは悪い事じゃない、むしろ大切な事だ。だが楽をする事とはまた話が違う。これからも戦うかもしれない強敵に備えて、〈竜魔刀〉は使わず俺の力だけでこの黒鬼は倒そう。白鬼と二体同時に相手をしないだけ、まだマシだろうし。
そう―――俺が考えている間に、一瞬で近づいた黒鬼が俺に拳を振り下ろす。それを素手で受け止めたが、力が強く地面に足がめり込む。
近接戦だけでやり合うのはキツイな。
俺は風属性下級魔法【風輪の刃】を無詠唱で発動させる。
俺を中心に円形の風の刃が放たれ、黒鬼の身体を真っ二つにしようとしたのだが、それを素手で消し飛ばされた。
もともと下級魔法で倒せるとは思っていない……ちょっとくらいダメージがあってもいいと思ったけど、目的は少しでも隙を作れればよかったのだ。
俺は黒鬼の横腹を蹴り、吹っ飛ばすつもりだったが踏み止まれた。
高速詠唱と無詠唱により、俺が魔法発動に掛ける時間は殆どない。少し距離を置けば上級魔法の連打で消し炭にしてみせる。
だから距離を置きたいのだが……黒鬼は俺から離れず、重たい一撃を繰り返し放ってくる。けれど俺もそう何度も食らいはしない。
紙一重へ躱し、逆に俺が黒鬼の顔面い拳を食らわす。
さらに拳や足を魔力操作で強化し、高速の殴り合いを繰り広げる。反射神経も魔力操作で強化したため、相手の攻撃が当たる前にギリギリで躱し、動きを最小限に抑えて反撃する。
近接戦では若干俺の方が上かもしれない。
何度も何度も黒鬼に強烈な一撃を与える。
しかし黒鬼の特殊能力により物理ダメージを大きくカットされてしまうので、あまり相手のダメージは大きくない。
だから魔法戦に切り替えたいのだが、コイツ本当に離れないな。
俺が後ろに下がれば黒鬼は前に出て来る。転移魔法で何処かに飛ぼうにも、この近すぎる間合いでは飛ぶまでの隙をついて攻撃してくる。そうなれば魔法も中断させられる。
ならば、拳に膨大な魔力を付与し、力の限り黒鬼に打ち込んだ。
黒鬼は拳に籠められた膨大な魔力に警戒し、咄嗟にガードの姿勢をとったが、魔力付与のされた俺の拳は黒鬼の腕にヒビを入れながら吹っ飛ばす。
やっと離れた。
俺はさらに後ろに下がり距離を取ると、無詠唱で雷属性上級魔法【雷光一刀】を発動させ、黒鬼の足元から貫こうとしたが、黒鬼も角から紫雷を放ち【雷光一刀】が簡単に消滅させられた。
おいおい……俺が発動させた雷属性の上級呪文だぞ? しかも「銀竜の血スキル」で属性の力を150%引出し、俺の高い魔力収束数値から魔法の力を凝縮し威力を極端に上げた攻撃魔法だぞ? それを紫雷で簡単に消滅させられた?
あの紫雷、やっぱりかなりマズイな。
ホント竜種や魔神は侮ってはいけない。
気を引き締め、俺は無詠唱で上級魔法を次々とマシンガンの如くに繰り出すが、どれもこれも紫雷に一瞬で消滅させられた。
火属性上級魔法【百花炎葬】で頭上から爆発する花びらを降らせた。、これで黒鬼はボロボロに―――ならず自分の周りを紫雷で覆い、爆風や花びらを全て凌がれる。
質量ならばどうかと、氷属性上級魔法【氷陸の一角】でバカデカイ氷山を頭上から落としても、紫雷で粉々にされ跡形もなく消された。
風属性上級魔法【風絶】で山や海おも切り裂く風の刃で襲うが……これは普通に避けられた。
今度は闇属性上級魔法【悪魔の瞳】で俺の頭上に巨大な赤い目を出現させる。この目に睨まれた相手は空間ごと圧縮されてグチャグチャの肉の塊になるのだが、紫雷で【悪魔の瞳】を撃ち抜かれて簡単に消滅する。もちろん障壁でガードしたのだが障壁ごと消し飛ばされた。
この紫雷強すぎない?
悉く魔法を無効化される。
内心焦るが、まだまだこれから。俺の魔力量を甘く見るなよ。奴が対応できないくらいに攻め続けてやる。
また魔法を発動させようとして―――その一瞬の隙を突かれた。紫雷の一線が俺の右手に当たり、右手が粉々に破壊される。
魔法を連発し過ぎた責か、魔法を発動させるタイミングを掴まれていた。
「つっ‼」
右手が無くなった気持ち悪さ、そして激しい痛みが体を駆け巡る前に、俺は「超高速再生スキル」で瞬時に右手を再生させる。
今度は黒鬼が俺の再生速度に驚き隙が出来た。俺は足に魔力を流し、猛スピードで懐に突っ込み、勢いを殺さずに全力の蹴りを腹に食らわせブッ飛ばし、迷宮の硬い岩壁にメリ込む。
今の攻撃で黒鬼もだいぶ怯んだ。
俺も水属性上級魔法【海の雫】を発動させる。
頭上から山の様に巨大な質量の水の塊を落す。個体はともかく液体なら消滅しにくいと思ったのだ。
黒鬼の体はフラフラだが、何とか上へ紫雷を放った。水の塊は消滅しにくかったものの半分は消滅させられる。そのまま残り半分の大量の水が黒鬼に落ち、もろに押し潰されている。
このチャンスを逃さない。
今度は火属性中級魔法【炎霧】を発動させ、燃える霧で黒鬼の周囲を埋め尽くす。
霧ではさすがに紫雷でも消しにくいのか、黒鬼は大きく跳び上がり霧の中から脱出した―――が、跳び上がった空中では俺が待機していた。
俺は目の前に土属性上級魔法【大地を穿つの大槌】の巨大な槌を出現させ、黒鬼をそのまま地面に押し潰す。
大槌が消え、出てきた黒鬼の体はボロボロで角も折れていた。ダメージはかなり大きそうだ。もうピクリとも動かない。
本来ならペチャンコになり肉体の原型などない筈なのだが……魔法でも物理系のダメージはそれなりに緩和させるらしい。
俺は地面に降り立ち、黒鬼の所まで歩く。
もう死んだのか? と思い顔を覗き込んだ矢先、最後の力を振り黒鬼が出す跳び上がり後退する。大きなジャンプだ。
まだ戦意は失っておらず、あんなボロボロの身体でどんな攻撃をしてくるのか少し気になったが……そんな黒鬼に、最後の追い打ちが掛かる。
門属性上級魔法【大喰らいの皿】。黒鬼の降りた先には巨大な白い皿が出現している。
―――その皿の上には、決して乗ってはいけない。
黒鬼は目に見えない何かに突然、右手の手首から先を食われた。
そして今度は左足、左手の肘から先、脇腹、右足、肩、目玉、首、頭、胸……と、どんどん何かに食われていく。
そして黒鬼はどんどん体を削られ、みるみる体の原型は消えていき、最後はどこからか「ごっくん」という音が聞こえ……黒鬼の血溜りだけが皿の上に残っていた。
打撃とも斬撃とも違う、召喚魔法で呼び出した『それ』は、黒鬼の能力でも適応外の攻撃だったようだ。
〉★「黒鬼の体スキル」:固定レベル5を得た。
・鬼の打撃ダメージを50%カットさせる。さらに斬撃によるダメージは40%カットする。
〉★「神鬼の紫雷スキル」:固定レベル7を得た。
・魔力を消費する事で紫色の雷を放つ。この紫雷に触れれば分子レベルで破壊され、超硬い鉱物でもドラゴンの鱗でも破壊。上級以下の魔法や呪いは全て無条件で破壊する。
・相手の耐久性が1万以下の場合、無条件で肉体を破壊できる。
・紫雷の扱い次第で破壊するものの選別が出来る。
・絶対的な破壊力を持っていても、オリファルコンなどの神の鉱物までは破壊不可能。
わーお、これはなかなかのスキルが手に入った。
紫雷は上級魔法以下を無条件で破壊か……恐らく概念的な干渉があるのだろう。そりゃ俺の魔法も防がれる訳だ。なら精霊級でも使えばよかった。
てかフィリスよ、打撃系のダメージを50%カットする魔神に、素手で勝ってたのかよ。
手に入ったスキルを確かめながらそんな感想を思っていると、いつの間にか復活していた白鬼が俺の背後に回っていた。
「いつのっ、まにっ!」
鋭い爪で引き裂かれるか、それとも重たい拳が飛んでくるのか……何にしろ、攻撃が来るなら防がねばと、咄嗟に左腕を盾の代わりにすると―――その左腕が消えた。
肘から先の部分がない。消えた左腕は周りには落ちていない。
落ちてないのは当然―――食われたのだ。それも一瞬で。
俺は後退し、白鬼を睨む。
真っ白い肌に青い瞳、黒い髪に大きな巨体、黒鬼が角二本なのに対し白鬼は一本だった。
「観察スキル」を使って見てみる。
魔神:〈鬼神島の白鬼〉
・口の中に入れた物を消滅させる能力がある。
・鬼の打撃ダメージを40%カットさせる。さらに刃物によるダメージは50%カットする。
・体液には魔力の存在を隠す特別な効果があり、感知出来なくなる。
ステータス数値
魔力:3950
筋力:5400
敏捷:4950
耐久:5600
感覚:4700
ああ~、またやりにくそうな相手だな。
気を引き締め、「銀竜の爪スキル」で火属性中級魔法を拳に付与し、魔法の力を10倍に跳ね上げた威力を拳に乗せて白鬼の懐に打ちこむ。
けれど打ち込む瞬間に白鬼の姿が一瞬にして消えた。
何処へ⁉ と周りを探す前に、白鬼は俺の背後へと転移していた。
魔法が使えるのかよ! しかも無詠唱!
後ろから俺を食い殺そうと大口を開けている。
咄嗟に横に跳び、バクンッ! と食われる前に避けた―――つもりだったが、右足の一部を食われた。食らいつく攻撃なんて……攻撃範囲は決して広くないのに、なぜ届くのか?
思えば最初に左腕を食われた時も違和感はあった。
そこまで高速で首を振ったのか? と思う程に食われたのは一瞬で、『食うまでの動作』がまったく見えなかったのだ。
左腕も右足もすぐに「超高速再生スキル」で治ったが……かなり痛い。服も魔法で瞬時に直した。
近付くのはマズイ。
俺は固定砲台のようにその場から動かず、魔神に向けて魔法を撃ちまくった。
黒鬼の時のように上級魔法の連打。黒鬼と違い白鬼には魔法を防ぐ事は出来まいと思ったのだが……悉く全ての魔法を口の中に吸い込まれた。
食う、のではなく吸い込む能力だったのか。
白鬼のある程度の間合いに入ると、魔法は口の中に吸い込まれ消滅される。
その間合いは決して広くないが、背後からの攻撃すら振り向かずに吸い込む事ができるのは厄介だ。
だが黒鬼と同じく、上級魔法が効かないなら精霊級魔法なら吸い込めないかもしれない。
雷属性精霊級魔法【白雷の天矢】を発動させる。
何処からともなく白雷の矢が高速でやって来て、白鬼の体を貫く―――前に口に吸い込まれた!
精霊級も効かない⁉
この吸い込み攻撃厄介過ぎるだろ。一度吸い込んでから次の攻撃までの時間差も短いし。
こうなったら俺も反則的な奥の手だ。
魔神眼で狙いを付け、白鬼本人に氷属性中級魔法【氷魔の檻】を直接掛けた。
白鬼を氷の檻に閉じ込め凍らせたが……全身が凍っても転移は出来る様で、氷の中には白鬼の形の空洞ができている。
どこに消えた?―――と思う前に、また白鬼が俺の後ろに現れる。不意の攻撃のつもりだったのかもしれないが、いい加減ワンパターン過ぎる。だから魔力付与で強化した回し蹴を顔面に放った。
しかし食らう直前に少し体を引いたのか、蹴りだけで頭を吹っ飛ばす事は出来ず、白鬼の体は吹っ飛ぶだけ。
俺は追い討ちを掛けるように倒れた白鬼の元へ高速で移動し、足で胴体を踏みつけ、今度は転移で逃げられない様に周りに小さな結界を張り、再び拳に火属性中級魔法を纏わせ白鬼の顔面に叩きつける。
決まった! と思ったのだが、拳が当たる直前にバクンッ! と、右腕を肩まで食われた。
激痛が走る。でも上半身を丸ごと食われなっただけ良かった。
〈超高速再生スキル〉でも腕の修復時間を待つのすら惜しい。まだ次に食われるまでに時間はある筈だ。
俺は左腕に雷属性中級魔法を付与し、今度こそ白鬼の顔面に振り下ろした。
白鬼はそれを両腕で防ごうとするが、その腕ごと突き抜け顔面を叩き壊す。
結界内で爆発が起こり、結界は壊れ周囲が爆風と雷で埋め尽くされる。白鬼は顔面が消滅し、体はボロボロになったが一応は原型があるな。
〉★「神鬼の大口スキル」:固定レベル7を得た。
・口から1メートル以内の範囲の物なら一瞬にしてあらゆる物を吸い込み丸飲みし、物質でも魔法でも口の中へ入れた瞬間に消滅させる事が出来る。
・吸い込んだ物は胃に行かず消滅し、体内に影響はない。口を開けてから吸い込むまでのスピードは目に見えない程に高速で避けるのは困難である。
・吸い込めるのは一瞬であり、吸い込める大きさも限界がある。
・上級魔法やミスリルなどの鉱物までは飲み込めても、精霊級魔法やオリファルコンなどの神の鉱物までは食い千切る事は出来ない。
〉★「白鬼の体スキル」:固定レベル5を得た。
・鬼の打撃ダメージを40%カットさせる。さらに斬撃によるダメージは50%カットする。
・「黒鬼の体スキル」と「白鬼の体スキル」の両方持つ場合、打撃50%カットの斬撃50%カットとなる。
白鬼が使っていた「神鬼の大口スキル」では精霊級の魔法は吸い込めないとなっているが、俺が手に入れた内容とは少し違う。
これは恐らく……同じスキル所有者でも、本来の持ち主とでは能力に差ができてしまうのだろう。
思えば銀竜との戦闘で魔法がまったく効かなかったのは、銀竜なら上級以上の魔法も無効化する事が出来るからなのだろうな。
俺の「銀竜の鱗スキル」では中級魔法までを無効化するのが限界なのだが……まぁ、これはしょうがないか。能力が手に入るだけ良しとしよう。
それに全てのスキルが能力低下されて手に入る訳でもない。中にはそういう物もあるという事だ。
白鬼の身体―――魔神の身体には興味があるので、死体は一応【アイテムボックス】の中に入れる。
「ふぅ~~、何とか倒せたな」
すっごい疲れた。怠くて寝転がりたい。
けれどそれに反して、体の内から湧き上がる力を感じる。
ステータスを見てみると、
名前:アキヒト
性別:男 種族:人族
年齢:17歳
レベル:13
MP(魔力量):56万6200
「魔の蔵スキル」により1000倍+5万 →MP(魔力量):5億6625万
ステータス数値
魔力:6620
筋力:6570
敏捷:6580
耐久:6550
感覚:6500
・その他の全個別能力数値:3980
・物により多少数値が高い能力もある。
属性: 雷・土・門・幻・火・氷・風・命・闇・光
スキル:
「聞き耳」「気配遮断」「怪力」「剛脚」「炎耐性」「鉄肌」「投擲」「風虎の爪」「憤怒の業火」「脱兎の如く」「発火体」「高速歩法」「無音動作」「電光石火」「渾身の一撃」「鬼神蜘の糸」「体内発電」「高速詠唱」「無詠唱」「超高速再生」「複数魔法同時展開」「浮遊」「呪い耐性」「闇耐性」「氷耐性」「衝撃波」「透明化」「魔力吸収」「道具作成」「陣地作成」「武器作成」「防具作成」「調理」「調合」「罠作成」「解体」「水中歩法」「魔神眼」「千里眼」「観察」「鑑定」「解析」「魔眼砲」「幻眼」「心眼」「催眠眼」「鷹の目」「遠見」「暗視」「光視」「透視」「霊視」「解読」「魅了の瞳」「真偽」「未来予測」「居合切り」「燕返し」「睡眠休憩」「一食栄養」「魔栄養」「第2魔力器官」「魔力貯蔵」「縮地」「雷耐性」「毒耐性」「騎乗」「ステータス隠蔽」「隠蔽工作」「銀竜の鱗」「銀竜の魔袋」「魔の蔵」「銀竜の爪」「銀竜の血縁者」「銀竜の魔脳」「黒鬼の体」「鬼に金棒」「神鬼の紫雷」「神鬼の大口」「白鬼の体」など。
・持っているスキルは最低でもスキルレベル5。
・スキルによりレベル5以上のスキルもある。
・全てのスキルをONにしている訳ではない。
レベル上がってるし。
まぁ魔神を二体も倒せばそりゃ上がるか。
「これでもまだまだあの子には届かないけど……この調子で強く成れば、何かされてもすぐに死なず、話が出来るぐらいにはなれるかな」
ともかく、今日は疲れたしここで寝よう……とはならないようだ。
大暴れしたせいで、多くの魔物達がどんどんこっちへ来るのが魔力感知で分かる。
「休ませてもくれないのか……早くこんな所から出たいな」
鬼の魔神を倒してから二日が経ち、5階層の探索はほぼ完了した。
元々千里眼でこの階層は見ていたので迷わず進み、色んな場所に足を運び、魔物と戦い素材を採取し―――などなど、この階層ではフィリスと会う事はなく、俺は次の6階層へと足を運んだ。
6階層には木竜がおり、木竜の居る空間はまるで森の様に植物が多かった。岩だらけのこの迷宮で、これほどの植物を見るとは思わなかった。
木竜は銀竜よりも体が数倍大きい……が、威圧感は銀竜と比べてしまうと見劣りする。
木竜は始め寝ていたが、俺が来た事ですぐに目を覚ました。
木竜の能力なのか周囲の地面から木が急激に生えて来る。そして木々達が独りでに動き変形して、木槍へと変わり一斉に高く跳び上がる。
俺に目掛けて無数の太い木槍の雨が降り注いだ。
俺は無詠唱で火属性防御魔法を使い、俺の周囲に炎の竜巻を発生させて木槍を全て燃やして防ぐ。
炎の渦の中でしばし待つと、攻撃も止んだようなので魔法を解除する。
俺は木竜と睨み合う。
この程度はまだ挨拶程度だろう。
次からはもっと厄介な攻撃をしてくる筈だ。
木竜は口を開いて何かの種を吐いた。その種が急激に成長し、一瞬にして地面が紫の花畑になったと思うと、目に見えない毒霧を吹き出し始める。
毒に気付けたのは魔神眼で見えない毒霧でも魔力の霧のように見ることが出来たからだ。
「鑑定スキル」で花を調べたら、この花の毒は目に見えず無臭なので気づける生物は少なく、毒を吸わなくとも肌からも侵食し、毒が体内に回ると巨大生物でも5秒で死に到る超危険な毒花だった。
俺の「毒耐性スキル」レベル5と、個別能力であげた毒耐性だけでは心許無いほど危険な毒だ。
それ以外にも木竜はまだまだ危険そうな何かの種を吐いている。
ならその毒霧も企みも俺に届く前に―――、
「【炎竜王の尾】」
銀竜だけの特別な火属性精霊級魔法を唱える。
虚空から炎竜王の巨大な尻尾が現れ、毒霧や木竜の企みごと炎尾の一振りで吹き飛ばす。
――――ボォオオオオオオオオオオンッ‼
と、炎の大波が木竜ごと全てを飲み込んだ。これで木竜は死んだな。俺も余波でけっこうダメージを受けた。
〉★「木竜の種袋スキル」:固定レベル10を得た。
・木竜が体内で生成できる、あらゆる植物の種を魔力次第で生成できる。
・自分自身で新しい植物も作り出し、生成できる。
〉★「植物操作スキル」:固定レベル5を得た。
・植物の自由に操り、動かすのも、成長させるも、枯らすのも己が意志のまま。
〉★「木竜の鱗スキル」:固定レベル10を得た。
・あらゆる毒の効果を95%カットし、30秒以内に必ず解毒させる。
・中級魔法レベル以下の植物に関するダメージを無効化。それ以上の植物に関するダメージも95%カットする。
・生きている年月が多いほど、耐久数値や魔力数値が上がる。
〉「木属性」を得た。
銀竜の時も思ったが、竜種を倒すと属性が手に入るのか?
まぁ手に入るのは嬉しいからいいけど。
その後も6階層を探索していると、そこそこ強い大蛇と戦いスキルを手に入れる。
〉「熱感知スキル」を得た。
・周囲の熱を察知し、生物や居場所や成り形を把握する事が出来る。
〉「毒生成スキル」を得た。
・体内であらゆる毒を生成し、毒液を吐き出したり、皮膚から分泌したり出来る。しかし毒に対する耐性もなければ、自分の体内で作った毒により死ぬ。
〉「毒の息スキル」を得た。
・霧状の毒を吐きだす事が出来る。スキル所有者の技量により、毒霧を目に見えない程の細かい物として吐き出す事も可能である。
ここに居る魔物は皆強いが、木竜と戦った後に相手をすると弱く感じたな。
その後も苦労しながら18階層まで進んだが、フィリスに会える事はなく、代わりにおっかない魔神や魔物達とバトルだけだった。
7階層では黒い魔物達に囲われ、何千、何万と殺しても一向に減らないと思ったら魔神の能力で作った影だったり……。
影から魔物を作り出し、さらに影を魔物に取りつかせる事で急成長させて魔人にまで進化させる、そんな厄介な能力を持つ蟻が人型をしたような魔神と戦い倒した。
さらに同じ7階層で火竜と戦いもした。
火竜など攻撃力重視で単純な相手かと思ったのだが……思ったより火炎の息吹が強すぎて苦戦した。ドラゴンは火を吹くもの。そんなドラゴンが炎に特化したら、そりゃもう凄い炎を吹かれた。
まぁそれでも銀竜の放った黒炎ほどの威力はなく、倒すには倒せたのだが。
8階層では猿面を付けた、明らかに格闘家っぽい人型の魔神と戦った。
俺はこの魔神に何度も負け、幾度も戦いを挑み、5回は殺されている。〈再誕の首飾り〉に魔力を注ぎ、常に死ねる回数を最高まで増やしておかないと本当にいつ死ぬか分からない。
相手は見るからに強敵なので、初めから〈竜魔刀〉を持って全力で戦ったのだ。
肉体は魔力操作でこれでもかと強化し、それはもう俺の耐久数値でも耐えられない程に膨大な魔力を体に注ぎ、「超高速再生スキル」で常時傷つく体を自動回復させながら、身体能力を何倍にも高め、さらにさらに魔力付与で全身を覆いコーティングした。
視力や反射神経も強化し、例え拳が音速の数倍は超える速さで打たれようが対応できる自身もあった。
それに俺の近接攻撃は【白夜】による絶対的な一撃必殺。どんなに強い魔神だろうが【白夜】を防ぐ事は出来ない。これならどんな相手にも負ける訳が……フィリス意外には負ける気がしないとまで思ったほどだ。
しかし……幾ら力で上回ろうと、絶望的に俺の戦闘技術が足らず、ただ刀を振り回すだけでは埋めようのない力の差があり、何度も何度も殺された。
結局、魔神眼で相手の体に直接魔法の連打を掛けるという反則技で勝ったのである。けれど勝つまでに死んだ回数が計18回は超えていた。
また同じ8階層では鹿の角を生やし、青ローブで全身を包んだ魔神と戦った。見るからに魔法が得意そうな相手だ。
魔法重視で戦う魔神ならば、「銀竜の鱗スキル」で魔法ダメージを95%カットするチート能力のある俺にはとても有利な相手のはずだ。
しかも魔法戦なら俺も得意分野だ。ここは純粋に魔法勝負でもしてみようかな……。
俺は魔法の種類も豊富で、使う気はないが神級の魔法まで使えるし。
どんと来い! と戦いを挑んだが―――全然ダメだった。勝てるまで20回は死んだ。
圧倒的に発動させている魔法の量が違ったのだ。
俺が全力を出せば数十万の魔法を同時に発動させられるが、相手は数億の魔法を同時に発動させ、どの魔法も大陸すら吹き飛ばす精霊級魔法とかバカみたいな攻撃を放って来た。
大陸をも吹き飛ばす大魔法を95%カットしても、さすがにその一撃は重すぎる。耐久数値の高い俺でも、これは無理。
精霊級など魔神すら死なせる魔法だろうに、それを数億も放たれては体の原型を保てる訳がない。むしろこの階層が原型を留めている事に驚いた。
もうホント……真面に戦って勝てる訳がなかった。
それでも何回も挑戦すると活路が見えて来る。
【白夜】で魔法を切り裂きながら進み、魔神眼の特殊能力【理への干渉】で発動させた魔法を消滅させ、さらに相手の魔力(MP)をゼロにさせる裏ワザを使ったりした。
それでも相手の魔力回復の速度が速すぎてあと一歩の所で幻想級の魔法を食らって死んだりと……勝つまでに本当に苦労した。
それからも魔神と戦い、幻獣などという魔神と同等の力を持つ化け物とも戦った。俺の世界でも有名な地獄の門番さんのケルべロスや、死なないとかふざけている不死鳥のフィニックスさんとも戦ったし。
けれど魔神眼による反則魔法攻撃と、【白夜】の前では勝てない敵は居なかった。
銀竜の居た20階層にも到達し、20階層の最後には黒竜とかいう化け物が出て来て、ほぼ銀竜と変わらない強さでかなり苦戦したが何とか倒した。
数多の修羅場を経験し、20階層まで攻略した結果、俺は24レベルまで到達した。
レベルが上がりにくいといってもまだ24レベルかと思ったが……まだまだ強く成れると思えば、この程度のレベルでも良しと思える。
そして魔神や魔物、幻獣や竜種などを倒しまくり手に入れたスキルは以下の通りだ。
〉「従属軍スキル」:固定レベル7を得た。
・従えている者達の数が多ければ多いいほど、従えている者達の士気や力が上がる。
・さらに戦いにおいて、見えていなくても仲間の位置や行動がよく分かり、息も異常に合わせられる。
・このスキルは最低でも10人は従えていないと発動しない。
〉「対魔皮スキル」を得た。
・魔法や呪い、魔力(MP)が付与された攻撃などに対する特別な防御力を皮膚に得るスキル。
・レベルが高くなればそれだけ抵抗力が上がり、攻撃魔法、呪い、束縛など、スキル所有者に害となる魔法は打ち消すか、威力が落ちる。
・武芸者の魔力付与なども威力を落とせるが、武芸は別である。
〉「超肺活スキル」を得た。
・超人的な肺活量を得られ、一呼吸で5時間は息を止められる。
・レベル1なら5時間は呼吸いらず、レベル5で一月は呼吸いらず、レベル10で1年は呼吸の必要がない。
・肺活量が多い分、体力も多く増える。
〉「変声スキル」を得た。
・声音を変えるスキル。好きな声に変えられる。
〉「高速筆記スキル」を得た。
・書く事が異常に速くなるスキル。
・レベルが上がれば何万枚の筆記を一瞬で正確に書く事ができる。
〉「高速展開スキル」を得た。
・魔法陣を高速に展開する事が出来るスキル。
・魔法陣は呪文を魔法文字で描く陣の事であり、詠唱より高度な技術である。
・このスキルは一文字一文字に集中して魔法文字を書かなければならない行為の手助けとなり、時間が掛かる魔法陣も早く掻き上げる事が出来る。
〉「自然治癒スキル」を得た。
・体の再生能力が高くなり、レベルが上がればその分体の傷の治りが早くなる。
・魔力(MP)を消費する事で傷の治りを早くする事もできる。
〉「二刀流スキル」を得た。
・片手だけで器用に武器を扱え、例え右手に槍、左手に剣と、両手にそれぞれに違う武器を持っていても器用に使いこなす。
〉「暗器スキル」を得た。
・体中に武器を隠し持つ事が出来るスキル。
・隠す武器の大きさはや数はスキルレベルによる異なる。
〉「毒爪スキル」を得た。
・毒を飲み、その毒を爪から出し、引っ掻いた相手に毒を与える能力。
〉「毒肌スキル」を得た。
・毒を飲み、その毒を肌の表面から分泌され、触れた相手に毒を与える能力。
〉「追跡スキル」を得た。
・地面に足跡が無くても、誰かが歩いた後をハッキリと認識する事ができ、その後を追う事ができるスキルである。
レベル1で24時間以内の足跡ならハッキリと分る。しかし「隠蔽工作スキル」を持つ相手が足跡を隠すと、見えなくなってしまう。
〉「残像スキル」を得た。
・残像を作り出すスキル。高速で動く必要はなく、ゆっくり歩くだけでも本物と区別がつかない程の残像を作り出す。しかし敏捷スキルが高くなれば、作れる残像は増える。
・スキルレベルが高くなるほど残像は増え、残像に魔力や気配まで持たせる事が出来る。
〉「鬼の顔スキル」:固定レベル10を得た。
・威圧するだけで、相手を気絶させる程の恐怖を与えるスキル。
〉「痛みを超える先にスキル」:固定レベル10を得た。
・体が傷つけば傷つくほど、治った時に耐久数値が上がり、さらにあらゆる耐性を身に付ける事が出来るスキル。
・このスキルは苦痛による事なら何でも、その痛みの先には強い耐性を身に付かせる。打撃や斬撃による耐性、毒や酸による耐性、呪いによる耐性、耐熱や耐寒、電撃や炎や凍結、痛みそのものでも耐性がつく。
〉「第3魔力器官スキル」:固定レベル10を得た。
・このスキルでは第2魔力器官と同じ、人が本来持つ自身で魔力を生成し貯蓄する魔力器官とは別に、もう一つスキルで生み出された二つの魔力生成器官を持つ事ができる。
・第2魔力器官持ちの者だけが第3魔力器官を持つことができ、第2魔力器官より劣りはするが、その人本来の魔力器官の80%の魔力生成、貯蓄が再現できる。
〉「第4魔力器官スキル」:固定レベル10を得た。
・このスキルでは第3魔力器官と同じ、人が本来持つ自身で魔力を生成する魔力器官とは別に、もう一つスキルで生み出された二つの魔力生成器官を持つ事ができる。
・第3魔力器官持ちの者だけが第4魔力器官を持つことができ、第3魔力器官より劣りはするが、その人本来の魔力器官の70%の魔力生成、貯蓄が再現できる。
〉「第5魔力器官スキル」:固定レベル10を得た。
・このスキルでは第4魔力器官と同じ、人が本来持つ自身で魔力を生成する魔力器官とは別に、もう一つスキルで生み出された二つの魔力生成器官を持つ事ができる。
・第4魔力器官持ちの者だけが第5魔力器官を持つことができ、第4魔力器官より劣りはするが、その人本来の魔力器官の60%の魔力生成、貯蓄が再現できる。
〉「第6魔力器官スキル」:固定レベル10を得た。
・このスキルでは第5魔力器官と同じ、人が本来持つ自身で魔力を生成する魔力器官とは別に、もう一つスキルで生み出された二つの魔力生成器官を持つ事ができる。
・第5魔力器官持ちの者だけ第6魔力器官を持つことができ、第5魔力器官より劣りはするが、その人本来の魔力器官の50%の魔力生成、貯蓄が再現できる。
〉「第7魔力器官スキル」:固定レベル10を得た。
・このスキルでは第6魔力器官と同じ、人が本来持つ自身で魔力を生成する魔力器官とは別に、もう一つスキルで生み出された二つの魔力生成器官を持つ事ができる。
・第6魔力器官持ちの者だけ第7魔力器官を持つことができ、第6魔力器官より劣りはするが、その人本来の魔力器官の40%の魔力生成、貯蓄が再現できる。
〉★「統一魔力器官スキル」:固定レベル10を得た。
・数が多くなるにつれ能力が低下する「魔力器官スキル」を、全てスキル所有者本来の魔力器官と同じ魔力生成や貯蓄が行える物にする能力。
〉★「火竜の火炎袋スキル」:固定レベル10を得た。
・火竜ほどではないが、口から高熱の炎を吐く事ができる。口からだけではなく体中から炎を放出させられ、その気になれば山一つ消し飛ばす事も、湖を干上がらせる事も可能な程に強力な炎を出す。
〉★「火竜の炎爪スキル」:固定レベル7を得た。
・腕や足などの体の一部、もしくは武器に炎の力を纏わせ、ミスリルなどの超鉱物も用意に破壊する程の力を付与できる。
〉★「火竜の鱗スキル」:固定レベル10を得た。
・中級魔法レベル以下の炎系ダメージを無効化。それ以上の炎系ダメージも95%カットする。耐熱耐性などもつき、百熱地獄の火山地帯でも平然として過ごせる。
〉★「氷竜の冷気袋スキル」:固定レベル10を得た。
・氷竜ほどではないが、口から氷の息吹を吐く事ができる。口じゃなくても体中から冷気を放出させられ、その気になれば見渡す限りの海も凍らせる事が出来る。
〉★「氷竜の鱗スキル」:固定レベル10を得た。
中級魔法レベル以下の氷系ダメージを無効化。それ以上の氷系ダメージも95%カットする。極寒耐性などもつき、氷の世界でも凍死することなく平然として過ごせる。
〉★「氷竜の翼スキル」:固定レベル10を得た。
・ダイヤモンドの様に輝く氷の翼を背中から出現させ、それで空を飛ぶ事も出来れば、その翼から目に見えない程の粒子を出して、生き物の体の中に入り体内から凍らせる事が出来る。
・この翼はダイヤモンドと同じ硬さがあるので、体に巻き付けて盾の代わりにも使える。
〉★「水竜の水袋スキル」:固定レベル10を得た。
・水竜ほどではないが、口から高圧の水の息吹を吐く事ができる。口からだけではなく体中から水を放出させられ、その気になれば水圧で山や地面に大穴を開けるほどの勢いで水を噴射させられる。
〉★「水竜の鱗スキル」:固定レベル10を得た。
・中級魔法レベル以下の水系ダメージを無効化。それ以上の水系ダメージも95%カットする。
・水中でも息ができ、深海の水圧にも容易に耐え、水中でも水の抵抗を受けずに高速で移動する事が出来る。
・水の中では魔力量(MP)が10倍に跳ね上がり、全ステータスが3倍となり、水の中では傷ついた体も徐々に回復していく。
水竜を倒したため、「水属性」を得た。
〉★★「魔力の杯スキル」を得た。
・いくら使っても減らない魔力(MP)の杯を内に秘め、魔力消費に関する行為ならどんな事でも、このスキルがスキル所有者の魔力量(MP)の何割かを再現し、減らない魔力(MP)で消費する魔力(MP)の肩代わりしてくれる。
・スキルレベル1でスキル所有者の10%の魔力量(MP)を再現し、それを超えた分だけの魔力(MP)を消費すればいいだけである。レベル5なら50%を再現、レベル10なら自分の魔力量(MP)の95%を再現し、その魔力(MP)はずっと減らずに有り続ける。
〉★★「魔の泉スキル」を得た。
・多くの魔力(MP)をずっと生成し続けるスキル。
・スキルレベル1で毎分に魔力(MP)を1万回復する。レベル2で10万、レベル3で100万、レベル4で1000万、レベル5なら毎秒で1億の回復、レベル6で10億、レベル7で100億、レベル8なら1000億、レベル9で0.1秒毎に100億回復させ、レベル10なら1000億回復させる。
・魔力(MP)の回復は体力などと同じで、ずっと同じペースで回復する訳ではない。睡眠や食事などによる栄養摂取によっても魔力回復のスピードは変わる。魔力(MP)を使って回復してを繰り返した場合も、徐々に魔力(MP)の回復スピードは遅くなる。だがこのスキルはどんな状態でもずっと変わる事なく同じ量を同じペースで回復させていく。
・「第2魔力器官スキル」などを持っている場合も、本来の魔力器官と合わせて同時に同じ分だけ回復していく。
〉★「集中砲魔スキル」:固定レベル10を得た。
・魔法を一瞬のうちに最低1万から最高1000兆までの数を出現させ放つ殲滅スキル。
・出現させた数だけの魔力消費は必要だが、一つ唱えられればその魔法を一気に増やせる。
・最低でも数は1万からしか始められず、1万以下で9999の魔法などは展開できない。
〉★★★「創造スキル」:レベル7を得た。
・創造し生み出す能力。自分が知る物質ならどんな物でも魔力(MP)から生成し、ミスリルやドラゴンの素材、貴重な霊薬から宝石に黄金、食べ物や水に料理、既に存在する同じ武器や防具にアイテム、魔核でさえも生成する。
・魔力(MP)から生成したとはいえ、一度生成した物は消えず本物とまったく変りはない。このスキルで生成された物は、もうスキルによる能力から離れ、スキル効果を消すような特殊能力があったとしても生成した物質を消す事は出来ず、本当に本物と同じ物となる。
・知ってさえいれば神の鉱物オリファルコンも生成可能だが、貴重な物質ほど大量の魔力を消費する。
・生物を生成する事はできず、死体も無理だが、体の一部なら生成可能である。
〉★★「武人の奥義スキル」:固定レベル10を得た。
・どんな武芸でも覚えやすく、また生み出しやすくなるスキル。
・武器に付与された特殊技能を使う事で、その武器がなくとも武芸としてその特殊技能を覚える事が出来る。
・訓練や戦闘経験から武芸を生み出しやすくなり、簡単に覚える事が出来る。
・魔物の特技や特性を見たり体験する事で、武芸として覚える事が出来る。
・相手の武芸を見たり体験する事で、その武芸を覚える事が出来る。
〉★「生命活動スキル」:固定レベル10を得た。
・魔力(MP)を消費し続ける事で、自然界のあらゆる環境の中でも適応するスキル。深海の水圧、灼熱の砂漠、生物では耐えられない極寒、酸素が無い場所、有毒ガスが充満する洞窟、真空の宇宙でさえも適応し、生命活動に支障をきたす事はない。
・さらに魔力(MP)を微量に消費する事で空腹や睡眠、体の汚れや(服の汚れは別である)排泄物さえも解消される。
〉★★「無我の境地スキル」:固定レベル10を得た。
・あらゆる精神的な干渉を無効化し、催眠なども効かなくなる。
・意識や心、記憶を操作するような魔法やスキルがあっても、このスキルが有る限り無効化する。
〉★★「影の従者スキル」:固定レベル10を得た。
・自分の影からゴーレムの様に影の人形が出現し、スキル所有者の意のままに働く。
・影人形の姿形は自由自在に変えられ、その強さや数、操作範囲などは消費する魔力量(MP)により大きく変わる。さらに影人形が持つ武器や防具も影で作り出せる。
・魔力を消費する事で影人形を出現させるが、その魔力消費量はとても少なく、スキルレベル1でゴブリンと同等の力を持った影人形を100体作り24時間操作しても、それに消費する魔力(MP)は10程度しか消費されない。
・出現させた影人形をそのまま維持しても1週間で消費する魔力(MP)は1もしない。
・影人形はそこそこの知能があるので、自動的に動く事も可能。スキル所有者の為に最善を尽くそうとし、意志がある訳ではないが、スキル所有者の記憶から知能や経験を得て最善の行動を取る。
・スキル所有者と同じ経験を持っているので、魔法使いなら影人形もそのまま魔法を使える。
・弓が得意でない、剣が得意でないなど、戦闘の経験が全くないスキル所有者でも、魔力を多く消費し作り上げた影人形は、この世の影を通じてあらゆる生物の経験を得る事ができ、武器の扱いや戦術に長ける動きが出来る。
・影人形に魔核を取り込ませると、魔物や作物を食べたりする事により自分で魔力を生成する事が可能になる。さらに腐ってない死体なら、影を死体に乗り移らせる事もでき、乗っ取った体で生き続ける事も可能。死体の強さや経験をそのままに戦え、例え心臓を潰されても頭が無事なら動き続ける。
・影人形といっても太陽の日差しを浴びて消えるような事はない。しかし光属性の攻撃には弱く、闇属性の攻撃には強い耐性がある。
〉★★「影分身スキル」を得た。
・自分の分身を作り出すスキル。
・レベル1でスキル所有者の1割の力を再現した分身を出現させる。スキル所有者が持っているスキルは全て分身も持っており、スキル所有者のステータス数値や魔力量(MP)以外なら、武器や衣服にスキルレベル、武技や魔法などのあらゆる技術も全て本体と同等である。
・レベル10でも分身は本体の9割分の力しかないが、分身が経験した事を得る事がてきるようになる。
・分身1体で魔力(MP)を毎秒100消費する。スキルレベルが上がり強い分身体が作れるようになるほど、より消費される魔力(MP)は多くなる。
・分身は魔力量(MP)まで再現するが、その分身を維持するのは本体の魔力(MP)でしか維持出来ない。さらに分身も急所を突かれれば消え、大ダメージを受けた場合でも消えてしまう。例え生き返るようなスキルを分身も持っていても、分身は消えてしまう。
・分身のダメージは本体に影響をださない。
〉★「常闇の霧スキル」:固定レベル10を得た。
・スキル所有者の周囲から黒い霧が勢いよく発生し、その黒い霧の中では光も音も消える。スキル所有者と、スキル所有者が認めた者以外は霧の中では何も見えず何も聞こえない状態となる。
・魔力感知や魔法による探査、千里眼や暗視など、魔法やスキル効果による知覚も不可能である。
・1キロ範囲の霧を出すのに、魔力(MP)を1しか消費しない。出した霧の維持も、維持する霧の量に関係なく1週間に魔力(MP)を1しか消費しない。
〉★「魔力精密操作スキル」:固定レベル10を得た。
・驚くほど精密に魔力を操作する事が可能で、魔力の力を100%引き出し、魔力消費に一切の無駄がない。ただしスキルによる魔力消費は適用されない。
・魔力を精密に扱えるという事は、体から完全に魔力(MP)を漏らさない事も可能である。
・本来なら武器や体が壊れる程の魔力を注いだとしても、このスキルなら上手く操作して維持できる。
〉★「魔力圧縮スキル」:固定レベル10を得た。
・魔法使いの行使する魔法、武芸者の魔力操作や付与に武芸など、魔力を凝縮する力が高まる事で、力に無駄がなく尋常ではない威力を得る。
・ただの木の枝も魔力付与するだけで魔剣や聖剣とも打ち合える程の武器に変わる。
・魔法使いの魔法には発動対による魔力凝縮の手助けがなければ、上手く魔法を完成させる事が出来ないのだが、このスキルがあれば充分以上に魔力(MP)を凝縮し、魔法を行使することも可能である。
〉★「魔力噴射スキル」:固定レベル10を得た。
・魔法使いが魔法を行使するには発動対が必要で、発動対は魔法に必要な分の魔力(MP)を体外へと放出させ、その魔力(MP)の放出量で魔法の威力が大きく変わる。このスキルは発動対など無くとも魔力(MP)を充分以上に体外へと放出させる事ができる。
・武芸者の魔力付与でも放出できる魔力(MP)が多いいほど、高い威力となるのは言うまでもない。
・しかし、魔力噴射ではどんなに魔力(MP)がある者でも数秒で空になってしまうほど勢いよく出てしまう。扱いが難しく、高い魔力操作の能力がなけてば使いこなせない。
〉★「魔力の渦スキル」:固定レベル10を得た。
・「魔力吸収スキル」の上位版である吸収スキル。ただ相手の体から魔力(MP)を吸収するのとは吸収力が桁違いであり、一般的な魔法使いが放つ中級魔法までなら、飛んできた魔法を吸収してしまう事が出来る。
・普通の魔力吸収では、吸収した魔力(MP)の5割か6割しか得る事ができないのだが、この「魔力の渦スキル」では吸収した魔力(MP)をそのまま自分の魔力(MP)にできる。
・自分で一度出した魔法や魔力(MP)でさえ、それを吸収し魔力消費を抑える事も可能。
〉★「魔力増加スキル」を得た。
・吸収した魔力(MP)を通常よりも多く得る事もできるスキル。
・スキルレベル2で2倍、レベル3で3倍と、吸収して得られる魔力(MP)は徐々に倍になっていく。
〉★「底なし魔力貯蔵スキル」:固定レベル10を得た。
・「魔力貯蔵スキル」の上位版である貯蔵スキル。「魔力貯蔵スキル」の貯められる魔力量 (MP)は、スキルレベル10でも100億くらいまでしか貯められないが、このスキルでは幾らでも魔力を貯める事ができる。
〉★★「宝物庫払いスキル」:固定レベル7を得た。
・金銭や宝石なら幾らでも入れられる空間収納能力を得られ、その中に入れたお金を消費する事で、スキル所有者の願いを叶える事が出来る。
・消費する金額が多いほど、叶えられる願いは大きくなり、金さえあれば人の心も買え、人を殺す事も、他人や自分の記憶すら変える事もできる。しかしお金を増やす願いだけは叶えられない。
・一般的に安いパンなど白貨2枚程度で買えるが、スキル能力によりお金を消費してパンを生み出した場合でも、同じ白貨2枚ほどのお金の消費で済む。
・空間収納に入れたお金は、いつでも取り出す事が出来る。
〉★★「子孫繁栄スキル」:固定レベル5を得た。
・人族だけが何億年に一人だけ素質を持って生まれ、そこからその者の努力で得られるかどうかの貴重なスキル。
・スキル所有者が男であれ女であれ、その者が子供を作った場合に、相手とスキル所有者の力を両方受け継がせる事が出来る。
・生まれながらの赤子に全スキル能力と互いのステータス数値の5分の1を与えられ、「子孫繁栄スキル」でさえ受け継がせる事も可能である。
・子どもが必ず元気で生まれ、病気や障害の心配はない。さらには頑丈で強く成長し、頭脳も高い人間となる。
・このスキルを持った所有者は、男であれば何歳になっても生殖器が衰える事がなく、女であれば何歳になっても子供を産む事が出来る。
・一度の肉体関係で何歳でも子供が作れるようになり、子供が非常にできやすくなる。そして性病とは無縁になる。
〉★★★「不死鳥の蘇りスキル」:固定レベル7を得た。
・幻獣であるフェニックスの生まれ変わりの能力。この能力は魔力(MP)がある限り、心臓や頭を破壊されても、体全部消滅しても何処からともなく再生し生き返る。
・一度生き返るのに魔力(MP)を1000消費する。さらに「超高速再生スキル」レベル10と同じ再生能力もあり、高速で傷を再生させる。傷の再生に魔力(MP)は消費されない。
・不老の能力もあり、寿命が尽きる事がない。若返る事も年齢を止める事も自由である。
・魔力(MP)が尽き、もう生き返れない状態で死んだ場合、肉体が燃え、炎も中から蘇る【炎誕】が発動する。この【炎誕】は生き返りではなく生まれ変わりの類である。
・【炎誕】で蘇った場合、生まれつき目が見えない、体に不自由な部分がある、脳に障害がある、そして不治の病や呪いに掛かっていても、蘇った体に欠点は何もない。
・【炎誕】の生まれ変わりでもレベルが下がる事などなく、記憶は元のまま、強さも変わらず、悪くなる事は何もない。実際に歳を重ねた年齢なら、蘇った後に好きな年齢に生まれ変われる。例え大人から子供の状態に戻っても、筋力や魔力量などが下がる事はないく、強い状態で生き返れる。
・【炎誕】は最終手段であり、【炎誕】発動から24時間以内に死んだ場合は二度と生き返らない。
〉★★★「不死鳥の生き血スキル」:固定レベル5を得た。
・幻獣であるフェニックスの血による能力。スキル所有者の血を生物に飲ませると、どんな瀕死の重症も瞬く間に回復させる。
・死んでから24時間以内であれば、生き返らせる生物の頭が無事なら、例え首から下が無くても完全再生が可能である。
・さらにこの血は生物の寿命を延ばす事や、若返らせる事も可能とする。
・吸血鬼族にとって、この血はまさに至高の味であり、一度飲んだらもう他の血など水程度にしか感じず、スキル所有者の血を強く求める中毒者になってしまう。
・吸血鬼が普通の血を飲んでも生きていく上では問題ないが、喉の渇きが潤いはするが、ただ味がしなくなるだけである。
〉★★★「三つ首の影スキル」:固定レベル7を得た。
・幻獣であるケルベロスの能力。自分とまったく同じ完璧な分身を2体まで作り出す事が出来るスキル。
・分身と言っても、本体とまったく同じ存在―――むしろ本人が3人居ると言ってもいい。分身を作り出し、作り出した本人が死んだとしても、分身が本体でもある為にスキル所有者の存在は死なない。
・この分身には魔力(MP)を消費しないので、複数の分身をずっと維持し続けられる。
・3人はいつも意識を共有し、経験や成長も共有している。ステータス数値などの強さも同じで、持っているスキル、覚えている魔法の数や魔力量(MP)、武器や衣服や技術も全て同じである。ただし所持金については2人分は用意されない。
・このスキルの所有者を殺すなら、3人を同時に殺さなければならない。
〉★「化けの皮スキル」を得た。
・本来の自分の力を偽るだけでなく、実際に弱くなって実力を隠すスキル。
・例え「観察スキル」レベル10や、相手の情報を調べ上げる上級魔法、貴重なアイテムを使われても、このスキルがあれば本来の力を見破られる事はない。
・このスキルは実録を抑えて実際に弱くなるのだが、体にダメージを受け続けると化けの皮が剥がれて本来の力が出てしまう。
・スキルレベルが高くなると、ダメージを受けても化けの皮が剥がれにくくなる。
〉★★「異能の鏡スキル」:固定レベル10を得た。
・相手の魔力(MP)を吸収する事で、相手のスキル能力を一時的に使う事が出来るスキル。
・しかし獣人族の「獣化スキル」や、人魚族の「海界の鱗スキル」など、種族固有の特別なスキルは使う事ができない。
〉★★★★「黒竜の黒炎袋スキル」:固定レベル5を得た。
・古竜の一種である黒竜の黒い炎が出せるスキル。黒炎には多くの魔力(MP)を必要とするが、如何なる存在もこの黒炎の前では無力である。★3つのレベル10以下のスキル能力を無効化、幻想級魔法も消滅させ、オリファルコンすらも溶かし、耐久数値など関係なく上級魔神も上級竜種もこの黒炎の前では無力である。
・一度でも触れれば全身に黒炎がまわり、灰も残さず燃やし尽くされる。幽霊や精霊など実態が不確かな存在も黒炎からは逃げられない。
・上記の黒炎の能力は最も低い時の力で、消費する魔力(MP)しだいではもっと威力を向上させる。
〉★★★「黒竜の鱗スキル」:固定レベル7を得た。
・黒炎にのみ効果のある能力で、黒炎が効かなくなるだけのスキルである。
と、バカみたいに沢山得られたな。
ボーナスポイントでスキルレベルを上げられる物には割り振りたいが、俺はもう何度かステータスポイントやボーナスポイントは使ってしまっている。
とっておけば、〈覇王の証〉により持っている最大のポイント数で全てのスキルやステータスに割り振る事が出来たのに……。
何とかポイントだけやり直せる事は出来ないかと考えある方法を思いついた。
魔神眼の特殊能力である【理への干渉】で、消費したポイント関係を元に戻す事は出来ないだろうか? と試してみたところ、魔力(MP)を10億消費すれば、ポイントを元に戻す事が出来だ。
なので、今まで得たポイントを元に戻し、また改めて全スキルに割り振った。
もう完璧だろ俺。
ステータス数値だって、修羅場を潜り抜けバカみたいな事になってるし。
名前:アキヒト
性別:男 種族:人族
年齢:17歳
レベル:24
MP(魔力量):175億5236万9563
「魔の蔵スキル」により1000倍+5万 →MP(魔力量):17兆5523億6961万3000
「統一魔力器官」により全ての各器官の魔力量が同じになる。
「第2魔力器官スキル」→MP(魔力量):17兆5523億6961万3000
「第3魔力器官スキル」→MP(魔力量):17兆5523億6961万3000
「第4魔力器官スキル」→MP(魔力量):17兆5523億6961万3000
「第5魔力器官スキル」→MP(魔力量):17兆5523億6961万3000
「第6魔力器官スキル」→MP(魔力量):17兆5523億6961万3000
「第7魔力器官スキル」→MP(魔力量):17兆5523億6961万3000
ステータス数値
魔力:5万1310
筋力:5万1277
敏捷:5万1345
耐久:5万1270
感覚:5万1356
・その他の全個別能力数値:2万8570
・物により多少数値が高い能力もある。
属性:火・水・土・風・雷・木・氷・光・闇・命・幻・門
スキル:
「聞き耳」「気配遮断」「怪力」「剛脚」「炎耐性」「鉄肌」「投擲」「風虎の爪」「憤怒の業火」「脱兎の如く」「発火体」「高速歩法」「無音動作」「電光石火」「渾身の一撃」「鬼神蜘の糸」「体内発電」「高速詠唱」「無詠唱」「超高速再生」「複数魔法同時展開」「浮遊」「呪い耐性」「闇耐性」「氷耐性」「衝撃波」「透明化」「魔力吸収」「道具作成」「陣地作成」「武器作成」「防具作成」「調理」「調合」「罠作成」「解体」「水中歩法」「魔神眼」「千里眼」「観察」「鑑定」「解析」「魔眼砲」「幻眼」「心眼」「催眠眼」「鷹の目」「遠見」「暗視」「光視」「透視」「霊視」「解読」「魅了の瞳」「真偽」「未来予測」「居合切り」「燕返し」「睡眠休憩」「一食栄養」「魔栄養」「第2魔力器官」「魔力貯蔵」「縮地」「雷耐性」「毒耐性」「騎乗」「ステータス隠蔽」「隠蔽工作」「銀竜の鱗」「銀竜の魔袋」「魔の蔵」「銀竜の爪」「銀竜の血縁者」「銀竜の魔脳」「黒鬼の体」「鬼に金棒」「神鬼の紫雷」「神鬼の大口」「白鬼の体」「木竜の種袋」「植物操作」「木竜の鱗」「熱感知」「毒生成」「毒の息」「従属軍」「対魔皮」「超肺活」「変声」「高速筆記」「高速展開」「自然治癒」「二刀流」「暗器」「毒爪」「毒肌」「追跡」「残像」「鬼の顔」「痛みを超える先に」「第3魔力器官」「第4魔力器官」「第5魔力器官」「第6魔力器官」「第7魔力器官」「統一魔力器官」「火竜の火炎袋」「火竜の炎爪」「火竜の鱗」「氷竜の冷気袋」「氷竜の鱗」「氷竜の翼」「水竜の水袋」「水竜の鱗」「魔力の杯」「魔の泉」「集中砲魔」「創造」「武人の奥義」「生命活動」「無我の境地」「影の従者」「影分身」「常闇の霧」「魔力精密操作」「魔力圧縮」「魔力噴射」「魔力の渦」「魔力増加」「底なし魔力貯蔵」「宝物庫払い」「子孫繁栄」「不死鳥の蘇り」「不死鳥の生き血」「三つ首の影」「化けの皮」「異能の鏡」「黒竜の黒炎袋」「黒竜の鱗」など。
・持っているスキルは最低でもスキルレベル5。
・全てのスキルをONにしている訳ではない。
うん……バカみたいだ。
いつの間にか全属性コンプリートしてるし。
そして数々の強敵を葬ってきた事で、〈竜魔刀〉もかなり進化した。
魔剣「竜魔刀」:ランクSS
・刀を使用するさい、1秒毎に魔力(MP)を1万消費され、もし魔力(MP)が無ければ生命力を奪われ、上級竜種や上級魔神でも1秒で死に到る。
・刀の使用中、魔力量以外の全てのステータスが3万+される。
・この刀で殺せば殺すほど刀の力は増し、切れ味や耐久度が増し無限に強くなり続ける。
・現在の切れ味は上級魔神の体や上級竜種の強固な鱗も容易く切り裂き、耐久度は神の鉱物オリファルコン以上である。
・毎秒で魔力(MP)10万を消費し続ける事で、特殊技能【蒼穹の境界】を発動させられる。雲一つない美しい蒼い空と、空を映す鏡のような地面だけの果てしなく無限に広がる世界を作り出し、この世界では例え太陽が爆発するような途轍もない破壊が起こっても壊れる事はない。周りを気にすることなく戦う事のできる能力である。
・魔力(MP)1万を消費する事で、特殊技能【白夜】を発動させられる。白い斬撃で如何なる物を切り裂く。この斬撃に斬れない存在はない。大陸、海、空間、魂ですら切断可能。斬られた物は再生する事はない。
・魔力(MP)100億を消費する事で、特殊能力【竜魔の化身】を発動させられる。1日に一度の3分だけだが、巨大な黒い竜が現れ、その強さは世界を破滅させる程の力がある。
ここまで強くなれば、あの化け物超人のフィリスにも追いつけたかな。
魔力数値は3万も差があるが、それも〈竜魔刀〉を使えば互角になる。膨大過ぎる魔力量でいつまででも使えるし。
それに俺の「魔の泉スキル」と「魔力の杯スキル」はレベル5。毎秒で魔力(MP)は1億回復するし、「魔力の杯スキル」で俺の魔力量の半分―――約9兆くらいは無限に使える。
これだけの魔力(MP)さえあれば、数多くの魔法で何でも出来る。
俺……無敵に近いかも。
まぁそれでも不安な事もある。俺がこの前殺されたフィリスの、鎌の刃に付いた血の生物を即死させる能力、「死神の鎌スキル」は★3つのスキルレベル7。
俺の「不死鳥の蘇りスキル」も同じ★3つのスキルレベル7だが、はたして殺されても生き返れるかどうか……まぁ一度〈再誕の首飾り〉により生き返る事は証明されているので、もしスキルで生き返らなくても大丈夫だろう。
強くなり、すぐに死なず話し合える事が出来そうで、よりフィリスに早く会いたくなった。早く人間と真面な会話がしたい一心で、人間やめた強さになっているのはどうかと思うが……。