勝利をもぎ取れ!!
毎回遅くなってすみません。今回は夏休みの課題の野郎に邪魔されてました・・・。いやはや、何で課題なんてモノがあるんでしょうかねぇ・・・。ま、とにかく、これからも更新していくんで、見捨てずに読んでやってください。
反撃開始・・・その言葉と同時に岩瀬が動いた。お得意のハルバードを片手に獅子堂先輩に斬りかかる。
「甘いな!!」
獅子堂先輩は岩瀬の攻撃を跳び上がって避け、見事に空を斬らした。だが、岩瀬はそのまま空中にいる獅子堂先輩にハルバードの先端を向ける。
「・・・甘いのはあなたの方・・・伸びて、シルフィード・・・!!」
岩瀬がシルフィード(ハルバード(つか名前あったんだ・・・))に命じると、猿の妖怪が持ってる棒みたいに獅子堂先輩に向かって柄が伸びた・・・てか、伸びるんすか?虚を突かれた獅子堂先輩はそのままシルフィードに跳ね飛ばされたが、空中で体を捻り、体制を立て直しつつ着地した・・・ここは倒れろよ。どうやら直撃は避けたらしい・・・憎たらしいったら。だが、岩瀬だけでこっちの攻撃は終わらないみたいだ。ルミナがハンドガンで・・・前言撤回、今のあいつの構えている物は・・・ミサイルランチャー!?を躊躇なく発砲・・・もとい発射した。大爆発、大音響に土砂のフルコースが獅子堂先輩を襲う。・・・普通だったら死ぬな。よし、今の内に聞いておくとしよう。
「なぁ・・・一つ聞いていい?」
「「「どうぞ」」」
俺の問いかけにみんな気付いた・・・三人同時に反応せんでも・・・。
「みんなってどんな能力なんだ?」
「私の能力は見ての通り、重火器系の『武装換装』よ」
ふむふむ、ルミナは武装換装、っと。
「・・・手に触れた物を自由自在に伸縮させる事ができる・・・」
岩瀬はいわゆる『無限伸縮』か。
「僕のはいわゆる『錬金術』ってやつだよ。触れた物を変形させたり、造り替えたり、材料とかが揃ってれば色々出来るよ。ただし、そこに材料のある物しか造りだせないし、材料以上の物は造れないから、万能って訳じゃないのが唯一の欠点だね」
先輩は錬金術か・・・手を合わせてから使用したら色々アウトだな。・・・そうだ。
「先輩、今の状況下で鉄生の物って造れますか?」
「土には鉄分があるから、多分問題無いよ」
よし、これで俺も本気で戦えるぞ。
「刀造ってくれません?」
「分かった、少し待って」
そう言うと、先輩は地面に円を描き、何かよく分からない模様を円の中に描いていく。
「ちょっと、もう獅子堂先輩を足止めしとけないわよ!!」
ルミナの怒号が響く。見ると、ルミナのミサイルの残弾が切れかけているらしい。岩瀬も身構えている・・・どうやらマジで時間が無いらしい。
「先輩、早く!!」
俺が先輩を急かす。だが、先輩は冷静に模様を描き切ると、そのまま両手を地面に当てた。さっき描いた魔法陣らしきものが発光し、その光があっという間に刀を生成した・・・この人も何でもありだな。
「完成です」
「!!ミサイルが尽きた、来るわよ!!」
再びルミナの怒号。だが、先輩と俺は動じなかった。先輩が刀を拾い上げて俺に渡してくれた・・・優しいな。
「どうもっす」
そう一言言うと、俺は刀を振り上げ、さっきまでミサイルの雨が降り続いていた場所に向けて雷の斬撃を放った。再び大爆発、お次は雷付きなのでさっきより豪華だ。
「僕も攻撃参加、っと」
先輩の足元が発光し、土で造られた数匹の狼の顔が煙の中目がけて襲いかかる。だが、その狼の顔は全て煙の前で一陣の風によって砕け散った。その風は更に加速し、ルミナと岩瀬に一気に襲いかかる。・・・一瞬のすれ違い様に二人のバトルライザーが壊された。・・・さっきよりも数段速い!!そう思った瞬間に俺の目の前にその風がやって来た。咄嗟に刀で防御する・・・なんとか防いだが、全く動きが見えねぇ!!けど、やるっきゃねぇ、そう思って刀を振るが、風・・・ええい、もう面倒だ。獅子堂先輩は既にその場にいない。椎堂先輩の目の前に一瞬で移動してやがった。まずい、そう思ったが、椎堂先輩は落ち着き払って対応した。獅子堂先輩が襲いかかった瞬間・・・地面を水の様に変化させ、その中に潜って回避した・・・先輩は何でもありかよぅ!!そして、地面から飛び出すと同時に、椎堂先輩は獅子堂先輩の背面を一気にとった。椎堂先輩のそのままバトルライザーを狙った渾身の右ストレートが放たれたが、獅子堂先輩はそれよりも早く椎堂先輩のバトルライザーを蹴り壊した・・・だから何でもありなんですか!?そしてそのまま俺に襲いかかる・・・はずだっただろう。けど、襲いかかれなかった。何故なら、俺がさっきの場所にいなかったから・・・そう、俺は次の行動を起こしてたんだよ・・・さっき椎堂先輩が変化させた地面の中に潜ってたのさ。そして、先輩がやられたと同時に、俺は地面の中から獅子堂先輩の左手目がけて斬りかかった・・・。
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