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初めての苦戦

最近忙しくって中々投稿できません・・・けど、頑張って投稿して行こうと思っています

「・・・嘘だろ・・・っ!?」

俺は今目の前に広がる光景に絶句していた。ルミナと岩瀬が・・・地面にうつ伏せに倒れてピクリとも動かない。その二人の間には・・・一人の人影。俺が暁香先輩達に戦闘を任せてきたのが5分前・・・澤木先輩を倒したのがほんの1分前・・・たった6分・・・獅子堂先輩はその短時間ででルミナと岩瀬を半殺しのレベルまでやりやがったのか・・・?

「遅かったな、神沢。あまりにも遅かったからこいつらのバトルライザー破壊してやろうかと思ったぜ」

そう言いながらこっちへ歩いてくる先輩の体は・・・無傷。・・・貧乏くじ引いた予感しかしねぇ・・・。

「お前は俺を楽しませてくれるか?」

そう言った瞬間、先輩が一気にこっちに突っ込んできた。右ストレートだ、俺は腕をクロスしてブロックする。よし、受けられないレベルじゃない・・・!!そのままこっちも回し蹴りで反撃を・・・入った!!・・・そう思ったが・・・

「セカンドドライブ!!」

先輩がそう呟いた瞬間、一気に先輩が加速した。その為、俺の回し蹴りが空を切った。・・・先輩は加速系の能力か!!・・・なら、こうだ!!

「天候にみつる聖霊よ、我が声に応え・・・」

「・・・サードドライブ!!」

まずい!!そう思って振り返った時には俺は蹴り飛ばされていた。・・・はえぇ!!俺は空中で体制を立て直しつつ雷で槍を形成する。着地すると同時にそれを先輩に向かって投げつけると同時に俺も先輩に向かってダッシュする。勿論、あのスピードの先輩に槍が当たるなんざ思っちゃいねぇ。予想通り避けられた、が、回避行動をとった後は誰しも隙ができる。先輩だって例外じゃ無いはずだ。俺は両拳に雷を溜め、そのまま右のストレート。先輩は俺の接近に気付いたが、動けない。・・・先輩が射程内に・・・入った!!後は直撃させるだけ、俺はそう思った。だが、現実は滅茶苦茶厳しかった。

「フォースドライブ!!」

このタイミングで更に加速するのか!?その瞬間、俺の世界が反転した。・・・まさか!?あの一瞬で俺の足を払ったのか!?俺は成すすべなく地面に倒れる、その瞬間、腹部に強烈な衝撃が走った。先輩の踵落としが原因だ。やべぇ・・・何もできねぇ・・・っ。

「おいおい・・・もう終わりか?まだ俺に一撃も入ってないぞ?」

俺を試す様な目で見降ろす先輩。・・・ちくしょう、どうすりゃ攻撃が当たる?どうすればあの速度に喰らいつける!?・・・クソッ・・・何も浮かばねぇ・・・。

「・・・俺の見込み違いか・・・もういい、退け」

先輩が吐き捨てる様に言い、俺の左手のバトルライザーを踏みつぶそうとした瞬間、俺の周りの土がいきなり変形し、先端が拳の形になり、先輩に襲いかかった。流石に不意を突かれたのとあまりにも近かったので先輩も回避できず、そのまま土の腕に殴り飛ばされた。

「ホント容赦無いですね、獅子堂先輩?」

この声は・・・椎堂先輩だ、そう思って目を開けると、白衣と銀縁の眼鏡をかけた、研究者っぽい服装に身を包んだ椎堂先輩がいた。助けに来てくれたのか?

「・・・お前の相手をしていた朱里はどうした?」

獅子堂先輩はゆっくりと立ち上がりながら椎堂先輩にそう訪ねた。

「榊宮先輩なら僕と彼女達で倒しました」

そう言うと、森の中からルミナと岩瀬が出てきた。さっき倒れてたはずなのに・・・一体いつの間に!?

「成程、俺の詰めが甘かったか」

獅子堂先輩はそう言うと、再び身構える。流石にこの人数相手は迂闊に攻撃できないと踏んだのだろう。獅子堂先輩が受けの体制・・・勝機あるかもな・・・よぉし!!俺は気合いで一気に立ち上がると、

「三人とも、俺の援護をしてくれ!!そうすれば・・・勝てる!!」

さっきまで倒れていて図々しい願いだと思う。だけど、これでもしも任せっぱなしだったら・・・完全に駄目人間だ。・・・それだけは嫌だ。

「ん~分かった、歩君。僕も力を貸すよ」

「仕方ないわね、詩織もいいわね?」

「・・・問題無い」

「頼むぜ・・・反撃開始だ!!」

誤字脱字があれば教えてください。すぐに修正します。

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