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● 046 継戦Ⅳ/少女Ⅵ


 6月5日。カイア日。

 第10回ウィバク黄昏領域解放戦予定日。


 昨晩はいつの間にかエディ君のベッドで眠ってしまっていたようで、おやすみのキスができなかったと後悔しながらまどろみから抜け出した時に目の前にエディ君の可愛らしい寝顔があって、とても幸せな気持ちになった。


 このままずっと二人きりで横になっていたいという気持ちを抑え、エディ君を起こさないようにそっとベッドを抜けだし、冷たい水で顔を洗う。



「おはようございます…」

「おはようございます」



 もぞもぞとエディ君が起き出した気配を感じ、元気良く挨拶をする。

 さあ、メリハリをつけて今日も頑張ろう。


 朝食を済ませ、身支度を整えて二人で廃教会に向かう。

 昨日の会議が終わった後、戦いに赴く前にぜひ寄ってほしいとトムから言われていたからだ。



「エディンデル様、アキラ様、どうぞこちらを」



 そして、いつにも増して神妙な様子のトムから渡されたのは、真っ白な丸い結晶2つと、淡白色の勾玉2つ。

 トムの説明によると、結晶は『純白の宝珠』という聖術で作られた純粋な魔力の塊であり、マナ結晶と同じように魔力の回復に使うことができる。真珠くらいの小さな球体に封入されている魔力は600エルネ。そして、この宝珠は1日につき1つ作成可能で、使わない限り永久に保存される。


 白い勾玉の方は今までお世話になってきた『聖者の守護印』であり、封入されている魔力は600エルネで、宝珠と同様に1日に1つずつの作成と永久保存が可能だということを改めて説明された。

 

 テル様が地上を去ってから約2年、トムが毎日作り続けた宝珠と守護印は800個以上にのぼり、廃教会に厳重に保管されている。 

 正確には、今日の分を含めて宝珠が812個、守護印が804個ある。守護印の方が8個少ないのは今までの戦いで僕が8個の守護印を使ってきたからだ。そして、今日の戦いで2個ずつ使って、またトムが1個ずつ生成するということになる。

 また、2年分の740個より少し多いのは、ザハーが討滅された日の約2か月前から、テル様がトムの前からも姿を隠してしまったからだそうだ。恐らく、200年間戦い続けたテル様が自分の最期が近いことを自覚して…。


 小さな掌に乗った魔力の結晶を見詰める。

 これが、陰ながらテル様を支え続け、エディ君の為に全てを捧げる神官様の力。

 小さな聖域を作る『聖別結界』も含め、決して華やかとは言えない力。

 けれど、それはまさしく勇者を守り、支える為に存在する偉大な魔法だった。


 物量は決して陰魔だけの専売特許ではない。

 寧ろ、地道で継続的な生産活動は人間が最も得意とするものだ。トムのように、思慮深く根気強い人間ならなおさら。



「守護印がそれだけあれば…、ううん、実力不足のボクでは無駄遣いになってしまいますね。豚に真珠です」

「ほっほっほ。全くもってそんなことはありませんぞ。どれ、景気づけにもう少しどうぞ」


「ちょっと、トム!?」

「どうか遠慮なさらず。まだまだありますから(満面の笑み)」



 神妙な表情から一転、血が騒いでテンションが上がったのか、トムが宝珠と守護印を追加で8つずつも取り出してくる。

 ジャラジャラするしポーチにも入りきらないからちょっと…、と断ろうと思っていたら、トムの皴だらけの掌で複数個の白い結晶が淡い光に包まれて一つにまとまっていった。

 結果、宝珠10個が1個に、守護印10個が2個に。内側に込められている魔力の総量は前後で全く変わっていない。


 お持ちになる時に嵩張ると不便ですから、とトムの説明はとても簡素なもので、これが特別変わった現象だという認識はなさそうだった。それはエディ君も同じで、初めて見たのかちょっと驚いた表情は見せたものの、このくらいなら有り得る、程度のもの。それは、聖術が女神様がもたらした魔法だから。想像もつかないような、どんな現象でも起こり得る。


 こうしてトムがエディ君と僕に3つの聖術について開示し、特性を明らかにしたのは、当代の勇者であるエディ君がトムに心を許したからに他ならない。自分を迫害した女神教と距離を置いても、トムだけは味方だと。

 だから、エディ君はたくさんの魔力が籠った白い勾玉を手にし、遂に恭しく首に通す。過去の聖騎士様に対しては純粋に尊敬の念を抱いていて、今の女神教と結び付けるつもりはないようだ。それは僕も同じ。聖騎士様、これからもご助力お願いします。


 …少し計算してみよう。

 

 まず、三等級マナ結晶8個と一等級マナ結晶1個。計10200エルネ(1万越え!)。

 次に純白の宝珠10個分で6000エルネ。

 そして僕とエディ君の首にかけられた守護印も合わせて10個分で、6000エルネ分の戦力。

 この時点で、合計22200エルネ分。


 エディ君の預金口座には3億レン以上。一等級マナ結晶は残り9個。

 トムの手元には96万エルネ相当の支援物資(三等級マナ結晶で換算すると2400個分で、4億8000万レン相当)。


 もはや戦略物資と言えるほどの物量。これが絆とお金の力か。


 今の僕とエディ君の魔力を足すと、期待できる撃破数は…。



「……(同じこと考えてますか?)」

「……(同じことを考えていますか?)」



 エディ君と以心伝心で捕らぬ狸の皮算用を確認し合う。


 これは、本当にどうにかこうにかなってしまうかも。ひょっとしたらひょっとするかも。


 


  ◇◇◇




 ――第10回ウィバク黄昏領域解放戦。


 消費魔力27817

 ・エディンデル1891、アキラ3726 小計5627

 ・マナ結晶 三等級400×8、一等級7000×1 小計10200

 ・純白の宝珠 6000×1 小計6000

 ・聖者の守護印 3000×2 小計6000


 撃破数9073

 ・兵士級5640、戦士級2822、騎士級601、楽士級10


 撃破累計17369


 復活後キャパシティ

 ・エディンデル3610、アキラ7015


 備考・分析

 ・騎士級出現までに兵士級・戦士級計462体を約900エルネで撃破。

 ・騎士級1小隊に対しての最小消費は、騎士級11体を約160エルネで撃破。全平均で、騎士級一体につき約15エルネ消費。

 ・守護印10個分から騎士霊24名、神官霊6名召喚。

 


 ――たった一度の戦いで、前回までの撃破累計を超える大戦果。感無量のひとことに尽きる。


 特筆すべきは、10個分もの守護印から騎士霊の他に、過去に神官を務めた人達も召喚されたことだ。


 まず、騎士霊は決して弱くない。陰魔に通用する『破魔の聖気』を纏った盾で暗黒のレーザーや爪の猛攻を受け流し、剣で禍々しい黒い巨体を切り裂くことができる。けれど、これまで守護印に篭められていた魔力はたった600エルネしかなく、たった3人で背後の僕たちを守るため、十数体の騎士級相手に守勢を強いられてきた。その事実は否めない。


 でも、今日の戦いは全く違っていた。これこそが本来の戦い方だと言わんばかりに。

 24名もの騎士霊は更に大楯兵6名、長槍兵6名、そしてこれまで同様の剣兵12名によって構成され、白く輝く聖気を纏って一糸乱れぬ陣形で戦場を翔ける。

 6人の神官霊は白いローブに身を包み、鋭い杖を掲げて『破魔の聖矢』を一斉に放つ。


 恐らく、聖騎士と神官が持つ聖術は同じ力が重なれば重なる程、より密度が増し、より強固になるのだろう。

 一丸となった騎士霊隊の光量は単純に24人分を足した量よりも大きく、以前よりも少ない消耗で爪獣体を圧倒することが可能となっていた。長槍兵の強烈な突進が爪獣体を刺し貫き、乱戦では剣兵の独壇場となり、大盾が発する白光の障壁は蹄獣体のレーザーを屈折させて逸らすことすら可能としていた。

 そして横一列に整然と並んで光り輝く6本の聖なる矢は騎士霊が放出する聖気の一部を纏い、白く光る矢が互いに光を増幅し合い、さながら白いレーザーのようにミサイルを撃ち落とし、そのまま貫通して翼獣体を撃ち落としていった。

 

 召喚される気高い騎士霊様も神官霊様も、たった一つの聖術しか有していない。身に付けている鎧や剣も全く同じで、画一化された軍隊のよう。ごく単純で、だからこそ数が揃えば圧倒的な戦闘力を誇る。

 陰魔のように。しかし陰魔よりも格段に。

 同じ使い手が多ければ多いほど強くなる。聖気と聖矢は、そして聖者の守護印とはきっとそういう力なのだろう。

 光霊軍、と彼らの勇姿を見ながらエディ君は呟いていた。かつてテル様が数々の黄昏領域解放に尽力していた時代、女神教の聖印軍とは別に、密やかにテル様と共に戦った白き守護者の軍勢が存在し、そう呼ばれていたと。やっぱりトムだったんですね、と嬉しそうに付け加えて。


 そしてそのエディ君は…、本当に凄かった。

 いきなり小学生並みの感想になってしまうのも仕方ない、と言わせてほしい。

 苛烈を極めた長時間の戦いで、エディ君は一度も弱音を吐かずに極限まで集中力保ち続け、一人また一人と消え去っていく守護霊を引き連れて勇敢に戦い続けた。


 剣の一振り、一挙手一投足に強い熱と意志が宿っていた。鬼気迫る戦意。

 そうした彼の精神性は勇者の魔法にも作用していたように思う。黄昏の空間が赤い光に染め上げられる度、聖剣がより最適化され、より純度を増した光の刃が形成されてゆく光景を僕は目撃した。


 喜ばしいことに、エディ君専用の光の加護も一月前と比べて効果が一回り以上成長している。特に、時間加速効果は当初の1.3倍から1.5倍程にまで上昇。高度な慣性制御と合わさり、天使の動体視力ですら姿を追い切れないくらい自由自在に空を翔けていた。


 結果、撃破数9073を記録。

 僕達の成長と大盤振る舞いの戦力投入が重なり、騎士級の撃破数は601体にも上った。兵士級、戦士級に至っては約8500体近くを無双デストロイ。

 稀に遭遇した楽士級への対処も問題なく、精神統一2.7秒間の後、魔力消費56エルネで最大射程526メートルを誇る華麗なる『一閃』(このままこの必殺技の名前にすべきか、もっとカッコいい技名を考えるべきか)で黄昏と砂漠を何度も切り裂いた。


 要改善点は、3つ。


 まず、間断のない高速戦闘が連続したため、三等級マナ結晶では魔力回復と魔力供給が追い付かず、慌てて回復速度が最も速い一等級を慌ててエディ君に渡して使ってもらった。しかしその間は片手がマナ結晶で塞がってしまう為、どうしても攻撃ペースが落ちて防戦的になってしまう。過去の勇者様も、そういうふうに戦闘中の魔力回復で苦労していたのかもしれない。意外なところでボトルネックが判明したが、加護を介した魔力供給は今後も重要な生命線になる。

 可能なら、加護を調整して魔力供給を増強しなければならない。要訓練。


 次は、撃破数が8000を超えた辺りから兵士級、戦士級の群れがやや疎らになり、その分騎士級との交戦が増えたことだ。それで魔力消費が激増し、戦闘効率も急速に悪化。力尽きた時には全方位を100体以上の騎士級に包囲されていた。

 恐らく、表層部には兵士級と戦士級はあまり残っていない。

 今以上の地獄、騎士級のひしめく中層部へと足を踏み入れなければならない時が近づいている。


 最後は、単純な疲労。一戦で9000体もの敵を倒すのはさすがのエディ君でもかなり体力を使ったようで、終盤では息を切らして動きが鈍っていた。ついて行くだけの僕も、ぎりぎりで息も絶え絶え。フルマラソンよりきつかったかもしれない。

 次回からは体力回復の為にネクタル水も購入しなければならないだろう。あちら立てればこちらが立たぬ…。


 …それにしても、客観的に見ても、エディ君の成長速度は驚くほどに速い。速いというよりも、一週間前と比べ、一回りも二回りも大きく成長したような気がする。


 いつか、魔力とは『尽きることのない精神的なエネルギー』だとエディ君は言っていた。昨日は『もう大丈夫』とも。

 だからきっと、エディ君は精神的に一皮むけて大いなる勇者的レベルアップを果たしたのだろう。


 つまり、何が言いたいのかというと。


 あの誓いとファーストキスでエディ君が強くなった、と言っても過言ではない。


 勇者が天使のキスで強くなる。


 うん、すごくそれっぽい。おとぎ話的にも、イニシエーション的にも。ほら、ヒロインが何か儀式的にキスをしたり純潔を捧げたりして、主人公がウルトラパワーアップするような話があるじゃない?


 一線を超えるのは無理筋としても、口づけでエディ君が強くなるのならいくらでも捧げる所存である。

 それに、レベルアップの儀式を行うに当たって、この神殿以上に相応しい場所はどこにもない。

 丁度良く裸だし。全裸に神聖な意味があるのは太古から決まっていることだ。


 よし、理論武装完璧。



「エディ君。エディ君にご褒美のキスもしてもいいですか?」

「っ…、あの、その…。…ダメです」


「む、ダメですか?頑張ったお兄ちゃんにはご褒美が必要だと思います」

「ダメです」



 駄目だった。

 これ以上からからかわないで下さい、と言わんばかりのジト目を向けられる。ふふ、好きだ。


 


  ◇◇◇




 それから、聖樹の森から出た後はどこにも寄り道せずに宿に直帰した。

 復活して体は完全回復の状態に戻ったとはいえ、かつてない激戦で精神的には相当疲弊しているばずだから。

 高揚していて、僕もエディ君もあまりその自覚はない。でも逆に、精神が参っている自覚がないのは危ない、とも言える。


 日が暮れる前に戦記という名の日記を書き記し、新しいベルトポーチの製作に取り掛かる。

 アキラさんこそ全然休めていませんよ、というエディ君の半目を受け流しながら夕食を済ませ、早い就寝へ。



「エディ君」

「は、はい」



 二台のシングルベッドが並んでいるだけのいつもの寝室。

 カーテンや天井が薄暗い魔石照明にぼんやりと照らされている。

 夜が深まるにつれ、橙色の空気がより濃密になっていく。


 そんな、ムードのある時間帯。


 だんだんと高まっていく室内の雰囲気に当てられたのか、エディ君もだんだんと緊張し始めていた。これからどうなってしまうんだろう、どうすればいいんだろうという純心な男の子特有の居たたまれなさが全身から放出されていた。その気持ちはよく分かるよ。童貞で処女の僕も物凄く緊張してます。やばい、体が震えそう。


 昨晩は僕が寝落ちしちゃったし、神殿では冗談交じりでアプローチしてみたけれど…。



「……」

「……」



 目下の懸念は、今日もキスをしてもいいのかな、ということ。


 もし許されるのなら、毎晩おやすみのキスをしたいと思っている。

 でも、その後は?


 キスの次は?


 もちろん過剰なスキンシップがアウトだということは分かっている。10代の男女が同衾するのもギリギリアウトだろう。ハグまでがギリギリセーフ。

 いくら家族で妹のような存在だとしても、いや家族だからこそ、エディ君の倫理観がストップをかけるはず。


 いや、本当にそうだろうか。

 単なる僕の思い込みでは?

 こっちから押せば、拒否し切れずに流されてくれるかもしれない。以前、そういうことをエディ君と話した記憶がある。


 どうしよう。ちょっと踏み込んでみようかな。キスをしながら、体重を預ける感じでゆっくりベッドに押し倒せば…。


 …いや、止めておこう。


 危なかった。ちょっと前に自重しようと決めたばかりなのに。

 …したっけ?記憶が曖昧だ。


 やばい。この色ボケ天使脳は僕が思っているよりもかなり欲望に正直なようだ。リビドーが酷い。理性を総動員しなければ。



「続きは、エディ君にお任せします」



 それに、エッチなことばかりしたら嫌われてしまうかもしれない。それは嫌だ。何しろ、僕は見た目10歳ロリの天使なので。清純であるべきなので。



「僕からしてあげられるのはここまでです。あとは…」

「あ…」



 踏み込み過ぎて嫌われるのは嫌だ。

 だから、僕からはここまで。

 一日一回の、お休みのキスとハグまで。


 だから、ちょん、と軽く触れるだけのキスをした。一応は、唇と唇を合わせる正真正銘のキス。


 あとはエディ君次第。


 …ごめん。ここまでしておいて、言葉を濁すのはズルいよね。


 でもその代わり、君が望めば望むだけ、全てを受け入れるよ。


 けれど、やっぱり、僕たちの関係はここで一旦ストップになるだろう。


 何と言っても、エディ君は全くもってロリコンではないので。

 時々立派に朝立ちしているのに、僕の体には無反応なので。


 正直ちょっと悔しい。


 こほん。


 ここまでとは言ったけど、もしかしたら魔が差してお風呂に突撃したくなることがあったりするかもしれない。

 ひょっとしたら、エディ君だってこの天使のボディーに魔が差すことだってあったりするかもしれない。…望み薄かな?いや、もしかしたら…。稀にこの生足に目が行って慌てて視線を逸らしている時があるし…。うん、いくらエディ君でもこのすべすべの極上太腿には弱いと見た。


 触りたくなったらいつでも好きなだけ触っていいよ。


 言わないし、言えないけどね。


 エディの顔を小さな胸に抱き、胸の中で何かが満タンになるまでサラサラな髪を梳るように頭を撫で、小さくて大きな背中を優しくさする。さすり、さすり。



「……」

「……」



 カチコチと時間が進み――


 ――どうすればいい?どうすれば、こんなにも優しくて善良な男の子が挫けずに――


 ――挫けてもいい。彼が無事で、立ち直れるなら――


 ――笑ってくれるなら――


 ――自分の意志で選択し、後悔せずに生きてくれるなら――


 そっと体を離した。


 名残惜しそうにするエディ君が愛しくてたまらない。

 でも宣言通り、僕からはここまで。


 エディ君をそっと横たわらせ、毛布を掛ける。明かりを消す。


  

「おやすみなさい」

「はい。おやすみなさい」



 正直、これだけでも幸せ過ぎて、数年間は進展がなくても大丈夫かもしれない。


 君の安心し切った笑顔。

 見られてよかった。

 ずっと見ていたい。


 また明日。 

 どうかいい夢を。










 

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― 新着の感想 ―
[一言] 絶望的な世界観だけど周囲の人たちが暖かいなあ(極一部除く) 主人公二人がもうかわいくてかわいくて天使なロリショタ見守りたい……
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