十人十色〜いろんな日常〜(読書少年編)
どうぞ!
読んでくれたら嬉しいです。
夕日がさす放課後。図書館で僕は恋をした。
廊下に響き渡る部活動生の声。
ブラス部の楽器の音。
何もかもが聴こえなくなるぐらいに。
…恋をした。
放課後。いつものように本を読んでいた。
僕は本を読むことが好きだ。
本を読むことしか面白いことはない。
当然、友達もいない。かわいそうなやつと思うだろうな。
成績は良くも悪くもない。
でも,馬鹿ではないはずだ。…多分。
そんなわけで、本を読む。今日は好きな作家さんが新刊を出したらしい。帰りに買って行こうかと思いながらその作家の既刊の小説を読む。
ふと顔をあげると、
…そこに天使がいた。
いや、黒髪の女の子がいた。
綺麗なオーラをまとっていた。(オーラは見えるわけではない)
真っ白な肌に、くりくりとした目。髪の長さは胸のあたりまである。
天使…いや女の子が顔をあげた。不思議そうに見つめてくる。しばらく固まったまんまだったらしい。
「大丈夫?」
声をかけられて我に帰る。あ、声もかわいい。
…それが、僕が恋したきっかけ。
END
読んでいただきありがとうございました‼︎
つたないですがまったり更新でいきたいと
思っとります。