回想〜断片的主観
警察呼んだ。まだ3人は寝てる。ok捜査開始。
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あちこち見て回ったけど、おかしいところやいやに変わった場所など無かった。
こういう場合は状況と情報を照らし合わせるしかない。思い出せ、私
▽
「お邪魔するよ〜」
そう言って大学の友達の家に入る私。どうやら4人中2人目らしい。
「いらっしゃい」
そう言って私をを迎えてくれたのは、被害者兼家主のだ。通された部屋に入る。綺麗なワンルームだ。
「コートどこおけばいいかな?」
「掛けとくよ」
おお、まだ大学生なのに客人のコートをかけられるところがあるのか。この女子力め。嬉しい気遣いじゃないか。ん?ここで私なんやか言ったような。確か……。
「これなに?」
言いながら私は部屋に置かれたビンを指差す。正確にはビンに入った細長い複数の棒だ。
「それはアロマスティックだよ。香り付きの棒?みたいなもの」
「ふぅん。おしゃれだね〜」
最近はこんなものもあるのか。確かにインテリアとしても不自然ではないし、ビンにもセンスでるよな。
「あ、これ飲み物とお菓子買ってきたよ」
「ありがと、悪いね買いにいかせて」
なにを言いますか本日の主役様。あなた誕生日ですぞ。女子力と気遣いの塊だなぁ。
その後、5分位してから残りの2人が来た、はず。
それからは普通に祝って……って、なんで私寝てたんだろう?泊まるなんて話してなかったのに。いつ寝たのか?なんで寝たのか?……違う、犯人を見つけることで早く帰れるんだ。
むー……、やはり見て回るだけでは限界か。傷も見てないしな。あまり見たくないがしょうがないか。
ま、解決しちゃえば一緒かな。
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