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面倒なことになった

フィクションです。

「安寧の場所」という言葉がある。これはそれぞれが最も心の安らぐ場所のことを指します。さて、私の安寧の場所はどこでしょう。




 ▽


「どうしてこうなった……。」


  そう言って頭を抱えているのは私。名前は白石林檎しらいしりんご、大学生です。今私は友達の誕生パーティーといって5人で集まっていたのですが、どういう訳か1人死んでいます。あまりの余裕のなさに女性らしい悲鳴もでもせんでした。


  今私を含めて容疑者は4人、本長京もとながけい三好鈴みよしりん徳井歩美とくいあゆみ。被害者は山中邦枝やまなかくにえ


 なぜ死んでいると思ったか、それはひとえに血が流れているから。酸化して黒くなっているところを見ると夜間に殺されたのは確かだろう。脈も測ったらなかった。その時にこれは面倒なことになったと気付いた。


  しかし困った。なにが困ったって私以外皆寝ていることだ。みんなが起きれば私が第一容疑者だ。だって起きているから。


  これは……本当に困った。このまなでは帰れない。早く帰って本格的に寝たいのに。この時の私は気が動転していたのかよく分からない結論にたどり着いた。


「事件解決しちゃおう」


  真面目にそう思ったのはなんでだろう。でも今は気にしていられない。何から始めようか。警察を呼ぶと動けなくなる。けどまぁ呼んどこう。携帯を手にとり110を押す。


「人生で一度もかける事ことは無いと思ってたのに……。」


 つい独り言が出てしまう。


 プルルルル


 呼び出し音が不釣り合いに聞こえてしまう。ふと思っとが私かなり落ち着いてる?こんな状況なのに落ち着けるとは我ながらどうかしてると思う。


『もしもーー』


「人が死んでいます。場所は◯◯◯の〜〜」


 食い気味で相手の声潰して詳細を話す。10〜15分で来るとのことだ。それまでに犯人見つければスムーズに帰れるかな。


「よし。捜査開始。」


 まぁ下手に動かせないのが難儀だね。



お目通し有難うございます。


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