表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔力操作無双~魔法が使えないで虐げられていた俺は、魔力を体内でひたすらグルグルしてたら、ざまぁしてました~  作者: 喰寝丸太


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/50

第8話 フィーバータイム

 さてと、毎日学園は午後3時に終わるので、午後は少し暇だ。


「ファントム、モンスター退治をやるぞ」

「へい、お供しやす」


 手ごろな依頼は何かな。

 オークか。

 俺のランクじゃ受けられない。


 仕方ない。

 勝手にオークを狩るか。

 依頼金は受け取れないが素材の金は入ってくる。


 少し安くなるが問題はない。

 オークを見つけた。


「ファントム、なぶってやれ」

「へい、隠蔽(ハイド)


「ぷぎぃ」


 姿の見えないファントムに良いように斬られるオーク。


「ぷぎぃぃ!!」


 やった、フィーバーが掛かったか。

 これを待ってた。

 オークの叫び声を聞いてオークが集団でやってきた。


(デス)。まだまだ続くよ。確変タイム」


 やってくるオークが途切れない。

 まあ、(デス)の敵ではない。


「親分、この数は異常ですぜ」

「多い分には構わない」

「魔力切れしそうになったら言って下さい。親分を担いで逃げます」

「ほら、どんどんオークの死骸を収納しろ」

「へい、収納(ストレージ)

「そろそろファントムの魔力がやばいか。魔力譲渡(マナトランスファー)魔力吸収(マナアブソーブ)

「親分、魔力吸収(マナアブソーブ)は接触して魔力を奪うものですぜ。それにここには死骸しかありませんぜ」

「空気に触れているだろう。空気から吸収しているんだよ」

「さいですか。もう呆れのため息しか出てきませんぜ。親分は一国を相手に戦闘できるんでは」

(デス)。ほらほら、また死骸が増えた。収納してよ」

収納(ストレージ)。オーク如きは相手になりませんね」


(デス)。まだまだ残りはいるのかな」

収納(ストレージ)。これはスタンピードという奴ではないですかね」

(デス)。うっし、確変が続くということだな。相場では死骸1匹金貨1枚だったよな」

収納(ストレージ)。へい、大体金貨1枚ですが、この数だと価格が下がりますぜ」

(デス)収納(ストレージ)の中に入れておけば持つのだから小出しに売るんだよ。毎日1体ずつな

収納(ストレージ)。へい、そうしやす」


(デス)。そろそろファントムの魔力がやばいか。魔力譲渡(マナトランスファー)魔力吸収(マナアブソーブ)

収納(ストレージ)。飽きてきましたが、辞めたら不味いでしょうな」

(デス)。やめたら街が蹂躙されるだろう。俺は平民に優しい男だ」

収納(ストレージ)。親分ならそう言うと思ってましたぜ

(デス)。金貨が落ちているのに拾わない馬鹿はいないだろう」

収納(ストレージ)。そりゃもっともですぜ」


(デス)。そろそろファントムの魔力がやばいか。魔力譲渡(マナトランスファー)魔力吸収(マナアブソーブ)

収納(ストレージ)。魔力が尽きないって良いですな」

(デス)。魔力がなくなったら逃げている」

収納(ストレージ)。ちげえねぇ」

(デス)。手下がいて良かったよ。単純作業は話でもしてないと辛くて仕方ない」

収納(ストレージ)。今度、こっそりカリーナ嬢の様子でも見てきましょうか」

(デス)。そうだな。心配事でも抱えていたらこっそり解決してやりたい」

収納(ストレージ)。カリーナ嬢の目下の悩みは親分ですぜ。ありゃ親分にほの字だ」


(デス)。そんなことは調べなくて良い。魔力譲渡(マナトランスファー)魔力吸収(マナアブソーブ)

収納(ストレージ)。そうですかい。親分も気になって仕方ないって顔してますぜ」

(デス)(デス)(デス)。してないよ」

収納(ストレージ)。本人がそう言うのなら」


 2000ほどでスタンピードは終わった。

 うおっ、金貨2000枚。

 こういうフィーバーはまた来てほしい。


 ギルドに帰ると大騒ぎだった。


「大変だ。オークのスタンピードだ。その数約2000」

「調査員は何をやってた」

「それが、オークは穴を掘って巣穴を作ったんですが、その巣穴が大洞窟と繋がりまして。その中にビッグバットの集団がいてオークはそれを食って大繁殖したみたいです」

「とにかく防衛ラインを引くぞ。急げ」


 ええと、俺がスタンピードをやっちゃいましたって言ったらたぶんろくなことにならないような。

 (デス)の存在がばれたらろくなことがない。

 ここは知らんぷりかな。

 ただ、毎日オークを1体ずつ持ってきたら、いくら鈍い職員でも疑うよな。


「ファントム、オークを売る時は仮面を被れ」

「へい」

「とりあえず冒険者登録だ」

「よござんす。ですが親分の功績にしないで良いんですかい」

「今は別に良い」


 王都には仮面屋がある。

 貴族が着ける用のだ。

 仮面舞踏会用らしい。


 怪人が着けそうな銀色の仮面を選択。

 これで毎日金貨1枚が確定だ。

 それが6年近く続く。

 やったね。


 お金だいしゅき。

 ギルドの酒場で一人夕食を摂る。

 俺に関係がありそうな噂話に聞き耳を立てる。


「おい、オークのスタンピードが消えたらしいな」

「おう、死骸も血痕すらないらしい」

「ドラゴンクラスのモンスターの仕業じゃないし。スライムの上位種って線が濃厚だが」

「粘液ぐらい残すだろう」

「謎だな」


「少し前にFランクダンジョンで魔法の試し撃ちしてた凄腕がいただろう」

「ああ、水魔法のな」

「そいつがやったりしてな」

「じゃあ、これから素材を売りに出すな。どいつが売るか観察しておこう」

「そうだな」


 うん、やっぱりファントムが目立つ路線になりそうだ。

 その方向に行って嬉しいよ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ