表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔力操作無双~魔法が使えないで虐げられていた俺は、魔力を体内でひたすらグルグルしてたら、ざまぁしてました~  作者: 喰寝丸太


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

46/50

第46話 スキル屋

 本体が出ていくことはほとんどない。

 となると暇なんだよな。

 分身の操作も今は慣れたもの。

 魔力が思考駆動で良かったぜ。


 ジョイスティックなんかだったら、3体同時は無理な所だ。

 もっとも学園にいる分身ナンバー1はほとんど何もしていない。

 座学は座っているだけだ。

 微動だにしないのに疑う人はいない。


 魔法の実技はクラスメートの後ろに立って、たまに魔力を送っている。

 意外にばれないものだ。


 分身ナンバー2はただ街中を歩いているだけ。

 分身ナンバー3は街の外を歩いているだけ。


 特別なイベントでも起きない限りはほとんど操作に集中せずに済む。

 今ナンバー1は座学で座っている。

 ナンバー2はベンチに腰掛けている。

 ナンバー3もぼさっと立っている。


 分身の操作に飽きたのだ。

 殺し屋もほとんど来ない。


 どうやら、敵対している貴族には分身が影武者だと気づかれたようだ。

 かと言ってこの邸宅には来ない。

 足を踏み入れた時点で死ぬ。


 引きこもりしているなと我ながら思う。

 久しぶりに技を開発しようかな。

 呪いを解析して、どうやって維持しているのかの魔力回路は分かった。

 で抵抗(レジスタ)なんて呪いを作った。

 プリンクの色魔のルーンに使った奴だ。


 永遠睡眠(エターナルスリープ)の呪いが負の側面だけでないことを前に知った。

 役立つ呪いを開発するか。

 役立つ呪いはもはや呪いじゃないな。

 そうだ。

 スキルと名付けて売りだそう。


 まずは身体強化だな。

 これは簡単だ。

 身体強化のスキルが完成した。


 人体実験はバッタ屋だな。

 俺はファントムの仮面を被ると歩きだした。


「こんちは」

「その声は」


「ちょっとやってもらいたい事がある。技能製作(スキルメイカー)

「何をした?」


「呪いを植え付けた。だが役に立つ呪いだ。俺はスキルと名付けた。効果は身体強化だな」

「呪いということは魔力を枯渇すれば解けるのか?」

「たぶん」

「身体強化なんてほとんどの奴ができるだろう。意味あるのか?」


「スキルの利点は詠唱が要らないのと、集中力が要らない。魔法と併用も出来る」

「買った。札にしろよ。大流行するぞ」


「札にはしない。このバッタ屋の一角で怪しいファントムが施術する。その方が面白いからだ」

「この店の軒を貸せってのか。母屋を取られそうだな」

「賃料なら払うぞ」

「まあ良いか。言っとくがこの店はバッタ屋なんて名前じゃない。グラス魔道具店だ」


「良いんだよ俺の頭の中ではバッタ屋なんだから」

「もう好きに呼べよ。グラビアで儲けさせて貰っているから強く言えない」


 スキルの種類を増やさないと。

 回復はできるな。

 あとあって便利なのは。

 結界だな。


 とりあえずのスキルは。

 身体強化(フィジカルブースト)

 回復(ヒール)

 結界(バリヤー)

 だな。


 バッタ屋の奥の部屋を借りた。

 家具はテーブルと椅子だけ。


 客なんか一向に来ない。


「おい、能力を上げられると聞いた」


 冒険者の男が入ってきた。


「誰にだよ?」

「この店のあるじにだ」


 まあそうだよな。

 あの親父、勝手に宣伝しやがって。

 やるなら流行って欲しいのだろうな。

 魔道具の売り上げが上がるから。


「でどうする? スキルは身体強化(フィジカルブースト)回復(ヒール)結界(バリヤー)の3種類あるが」

「全部ってのは駄目なのか?」

「いやありだな。よし、腹と両手に植え付けてやろう。技能製作(スキルメイカー)


 施術はあっけなく終わった。


「ふん。おっ、本当に結界が出せるな。維持に頭を使わないのが良い」

「だろう。気に入ると思ったよ」

「スキルと魔法の身体強化(フィジカルブースト)を同時に使ったらどうなるんだ?」


「知らん。やって見ろよ」

「いい加減な店だな。まあ良い。死にゃしないだろう。身体強化(フィジカルブースト)。問題ないようだな」


 魔力の流れでどうなっているか感じ取る。

 うん、スキルの分が上乗せされている。


「スキルの分は上乗せされる」

「そりゃ便利だな。何で流行らないんだ?」


「始めたばかりだからな。お客さんが第一号だ」

「もしかして、俺以外には試してないのか?」

「バッタ屋には試した」

「まあいいか」


「その代わり。サービスするよ。手を出して。魔力共鳴画像診断マナレザナンスイメージング


 冒険者の手を取る。


「何のサービスだ」

「あー、腰が悪いね。骨じゃないのが救いかな」

「そんなことは知っている」

「医者にかかると良い」


 紹介状を書いてやった。

 元師匠の医者から仲間内にどういう医者がいるか聞いているからな。


 医者の紹介サービスはこれからもやろう。

 3種類のスキルの他に便利スキルは何かないかな。


「おい、バッタ屋。スキルのアイデアを出せ」

「戦闘用以外だと。生水(ウォーター)かな」


「何で?」

「水瓶に溜める時なんか連続使用する。地味にめんどくさい」


「まあレパートリーのひとつとしてはありだな」

「病気に罹らないとかできないのか?」


 病気治療(キュア)の魔法か。


「まあ、ありだな」

「それと目が良くなる奴」


 あると便利なのは分かるけど、眼鏡の魔法なんてないぞ。

 生水(ウォーター)でレンズを作る?

 そんな細かい制御はスキルでは出来ない。

 分身に使っている千里眼(クレアボヤンス)で良いのか。


 まあ、それしかないな。

 手で文字を読むようなことになるけど。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ