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魔力操作無双~魔法が使えないで虐げられていた俺は、魔力を体内でひたすらグルグルしてたら、ざまぁしてました~  作者: 喰寝丸太


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第41話 解呪師ファントム

 眠り姫の目を覚ましたということで同様の依頼が舞い込んだ。

 カリーナの友達が宣伝したらしい。

 お金だいしゅきだけども、名声は勇者を招き寄せるんだよ。

 あまりありがたくない。

 ファントムが被っている仮面と同じ物を被って、被害者の元を訪れた。


「解呪師のファントムです」

「ライド様ではないのですか?」

「ライドは弟子だ」

「そうですか。それなら確かですね」


 手を握って、魔力共鳴画像診断マナレザナンスイメージングで呪いを確かめて、解呪。

 楽なものだ。

 金貨100枚チャリーンとな。


 永遠睡眠(エターナルスリープ)の呪いは呪いじゃ無かったのが判明。

 どういうことかというと、老いないのだ。

 被害者は5年近く眠っていたが、姿が変わってない。

 目覚めて筋肉も衰えてない。

 おそらく古代魔法王国では冷凍睡眠みたいな感じで使っていたのだろう。


 古代魔法王国の生き残りとかいないかな。

 永遠睡眠(エターナルスリープ)にした人はきっと助からない病の人だと思う。

 古代魔法王国で治療できなければ、今でも治療は無理だろう。


 これからは名声が上がりそうな時は偽ファントムに出動して貰おう。

 暇だから、分身ナンバー1に意識を切り替えるか。

 今は剣術の授業中。

 魔法学園で剣術と思うかも知れないが、こういう技が役に立つこともある。


「先生、自分の剣を使っても良いですか?」


 分身ナンバー1が手を上げて質問する。


「木剣と同じなら別に良いぞ」

「では」


 腰に装備してある魔力結晶の剣を抜いた。

 形を変えて刃を超丸くする。

 お土産の木刀みたいにだ。


「貸してみろ」


 先生が魔力結晶を何度か素振りする。


「軽いな。これなら木剣よりも安全だな」


 剣を返してもらう。

 打ち合いが始まった。


「ふん♪ ふーん♪ ふんふん♪」


 分身ナンバー1は鼻歌を歌った。

 魔力結晶の剣は空を飛び、対戦相手を防戦一方に追い込んだ。

 魔力結晶の剣は速いからな。

 一本取るならすぐにできた。

 ぶっちゃけ遊んでる。


「先生、ライド君のあれ良いんですか」

「まあ良いだろう。こういう魔道具を使ってくる敵もいるかも知れない。貴重な体験だぞ。みんな相手をしてもらえ」


 先生が俺を持ち上げたので、全員と休みなくやることになった。

 魔力結晶は疲れないから良いけど、本体の脳みそは疲れるんだよ。

 1時間、ぶっ通しで対戦ゲームをやるようなもの。

 かなり疲れた。

 まあ良い訓練になったけども。


 廊下を移動中殺し屋に出会った。

 警備員さん、職務怠慢。

 でも、久しぶりだ。


 魔法、剣、矢の全てが効果なしの情報が行ったのだろう。

 毒を使ってきた。

 短剣と液体。

 魔力結晶に毒をぶつかけられても目潰しにさえならない。

 短剣も体に傷をつけられない。

 傷が付いてもすぐに修復可能だ。


 じゃじゃん、今回から分身の新装備。

 使ったら死ぬスタンガン魔道具。

 分身は魔力の塊なので一応魔道具の起動はできる。

 魔力の充填もだ。


 分身ができないのは魔力の循環だ。

 魔力結晶を循環させようとすると液体になっちゃうんだよ。

 固体だから循環は無理。

 液体ならできるけど液体になると瞬時に普通の魔力に戻っちゃう。

 二酸化炭素みたいだと思わないでもない。


 循環ができないので、変換器(コンバーター)を使った魔術も出来ない

 さて殺し屋だ。

 サクッとスタンガン魔道具で気絶させた。


 魔力結晶には骨が入ってない。

 どの角度にも動く。

 殺し屋は武術の達人が多い。

 関節無視の予想外の動きをされると弱い。

 それに分身はかなり早く動ける。

 限界を試してみたことはないが、マッハはいけると思う。

 筋肉ではないからね。

 エネルギーだから。


 次は分身の鬼門の魔法実技だ。


「先生、攻撃魔法ができない日のようです」

「分かりました。魔力譲渡(マナトランスファー)で支援しなさい」

「はい」


 分身は魔力譲渡(マナトランスファー)ならできる。

 体の外で循環させるからね。

 そういう意味では変換器(コンバーター)もできるが、魔力の流れを見られると種がばれる。

 手札を晒すのは良くないからね。


 ちなみに本体だと、体内は循環で魔力の流れを見せないようにしている。

 魔力でポンプを作るような器用な奴はいないと思うが念には念だ。

 それに、ポンプみたいな流れは弱点みたいな物だ。

 恐らく、強力な魔力をそこに打ち込まれたら、俺の技は破られる。


 だから循環で流れを見えないようにしてる。


 分身の指先から気体状態になった魔力が流れ、クラスメートの体の中で循環する。

 分身がやる魔力譲渡(マナトランスファー)にも慣れたな。


 サマンサ先生に呼ばれた。


「ライド君、ゴーレムを開発しましたね。今いる君はゴーレムです」


 くっ、ばれてしまった。


「何で分かったんですか」

「魔力が循環してないですから。ライド君といえば循環。それがただの魔力の塊。誰でも気づきますよ」

「そうです。ここにいるのはゴーレムみたいな物です」

「モンスターではないゴーレムの開発は進んでますが、ここまで完璧なのは見た事ありません。設計図を見せてほしいなって言ってみたり」

「駄目ですよ。開発には大金が掛かってます。金貨1万枚です」

「ええっ、そんなに。でもちょびっと」

「駄目です」


「フライングソードを使ったと聞きましたが、あれはゴーレム制作の副産物ですか?」

「ええ」

「それだけでもなんとか」

「駄目です」

「ちぇ、ライド君のケチ」


 魔力結晶をばらすのは不味い。

 これがあると色々な物が次世代というぐらいに進歩するからな。

 戦争なんかに使われたら、罪悪感に苛まれる。

 だから、明かせない。


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