表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/11

Episode3:クリスチャン、スタジオ入りまーす!!!



 それは今までやったことがないような仕事だった。



挿絵(By みてみん)



「クリスチャンだったな。よろしく」

「ああ。よろしく。スペクターさん」

「こういった仕事はお手のモノか?」




 彼はデビー・スペクター。この通販番組のプロデューサーらしい。



「あぁ。まぁ。ずっとしたくって出来なかった仕事さ。憧れていたよ」

「初心者か? 髭がよくないな。いや、そういうのがダメなワケじゃないが似合ってない」

「アンタのほうが似合ってないと思うが?」

「ふふっ、言ってくれる。嫌いじゃないぜ」



 こういった都会では黒人の奴って偉そうな奴が多いが、それでも愛想が良い奴と悪い奴がいる。デビーは前者のようだ。前者なら俺も嫌いじゃないぜ。



「おい、イーサン。出演するタレントさんだ。挨拶しろ」



挿絵(By みてみん)



「あ? ああ。イーサン・ジョブス。宜しく」



 スタジオの奥から怠そうに幼い感じのガキがやってきた。



 でも、ガキじゃなかった。もう21歳だと。



 デビーに比べてスゲェ不愛想な感じ。



 俺は確信した。コイツとは仲良く出来なさそうだ。あとコイツ、絶対に童貞だろ。



「あの、これって放送する媒体はテレビか? ネットか?」



 気になってデビーに尋ねる。



「テレビだぞ? 知らないでここに来たのか? オーディションを受けたのだろう?」

「え? あぁ、いや、その、ここにきて緊張してきたみたいだ。憧れていたからなぁ」

「はっはっは、頼むぜ。チェリーボーイ。何事も経験してみるものさ」



 俺はど、ど、ど、ど、ど、童貞ちゃうわ!



 ていうかジジィ。地上波で目立つような仕事を俺にさせちゃいけねぇだろうが?



 俺は一般人に紛れこんで退魔士としての仕事に励む。



 これがスタンダードだ。



 それがテレビで人気者になってSNSでバズってみろ。



 俺の人生が薔薇色に……ウハウハで……退魔士なんて辞めちゃうに決まっているだろうが。



「おい、バディがやってきたぞ」

「えっ?」

「しっかりしろよ。番組に出演する気があるのか?」

「うっせぇな。チビ。俺はお前と違って童貞じゃねぇんだ」



 チビが偉そうにほざいてきたのでスグに本当のことを突いてやった。



 ほらな? 否定しないだろう? 



 俺の目は節穴じゃねぇ。何だって見通せるぜ。



挿絵(By みてみん)



「…………………………」



 そのメスガキは何も言わずに俺の目の前に立っていた。



「あのう、バディって? このコが?」

「お前、何も知らずにここに来たの?」



 え? 色々と可笑しい気がするのだけど?




僕のまわりで空耳アワーを知っている人ってどれぐらいいるのだろうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ