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PROLOGUE:Hey!!!Christian!!!

 米国退魔士界は恐怖の大魔王がやってくることにざわついていた。



 恐怖の大魔王。それは突然現れては全てを破壊し尽くす最強のハリケーンのようだとも。



 退魔士のカリスマであるウィル・レジェンドが預言した。



『これまで我々は幾千もの魔人や魔獣を人知れずに倒してきた。手ごわい強敵もいた。私ですら倒せない強敵だっていた。それでも我々退魔士同士が手と手を取り合い、時に知恵をだしあって難局を乗り越えてきた。だが、これからやってくる奴はそうしたって敵わないだろう。私が今よりいくら若くて油にのっていても、この波動を生むバケモノならば瞬殺されてしまう気しかしない』



 彼はとんでもない悪夢をみたらしい。ただ、それが単なる夢などではなく予感の味のするものだったと察知する。そこで米国にこれから出没するであろう魔人や魔獣の波動を彼が牽引するエリート調査兵団の一団が調査。その結果、テキサス州ダラスのほうで異様な波動が徐々に大きくなっている事を発見する。その調査結果が導きだせるソイツの規模はとても想像に尽くしがたい驚異でしかなかった――



「これまでにないバケモノだよな。全米から退魔士という退魔士を集結させるか?」

「いや、そんなことを大々的にやってしまえば格好のマトになるだけだ。私たちは世間に広く知られてはならない」

「ならばどうする!? 奴は刻一刻と巨大なバケモノと進化し続けているのだぞ!?」

「こんな老いぼれ達が2人で話し合ったって仕方がないさ。お前さんのところには頼りになる若手などいないものなのか?」

「いるぞ。このアメリカで……いや……この世界で最強の退魔士と言えるであろう男が」

「ほう。そいつは若い時のお前さんとも張り合えるぐらいか?」

「言いたくはないが、そうだな。今迄目にしてきた退魔士の誰よりも強い。鏡に映るマジで最強だった私自身も含めて」

「充分じゃないか!! それなら私たちのほうにもとっておきのホープがいるぞ!!」

「どんな野郎だ?」

「ふふ、まだ覚醒していない少女さ。退魔士の卵と言わず魔女の卵といったものさ」

「おっと、じゃあ野郎なんて失礼だよな……ん? 少女?」



 やがてテキサス州ダラスにスタジオを設けた1つのテレビ番組がはじまる。



『ハイ! みんな! 調子はどうだい! 俺はブリブリ元気さ! クリスチャンだぜ!』

『…………………………』

『カレン、今日紹介する商品をだしてくれ」



 スッと無口の少女が画面の横へと消える。そして掃除機を持ってきて戻ってくる。



『お~う! イケてる感じの掃除機じゃねぇか! なぁ! カレン!』

『…………………………』

『ま……まぁ……使ってみようか? うわっ!! すごい吸引力だ!?』



 テレビに映る彼と彼女はなんか滑稽だ。



「あのさ、オタクの未来のホープってこんなガキで大丈夫なの?」

「お前さんのほうこそ、断然冴えねぇ感じの男そのものじゃんか」



 彼らが全米を救う英雄になるだなんて誰が想像しただろうか?



 これはそういう彼と彼女がやっていた通販番組のおはなし――

∀・)こんなクリスチャンがいたっていい!と思って書きはじめました!


∀・)大爆笑してもらえる作品になったら何よりだけど、僕が書いて楽しい&みんなも読んで楽しい作品を目指してゆけたらと思います☆☆☆彡

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― 新着の感想 ―
こんなクリスチャンもいいですな。 ここまではっちゃけて使うのは予想外でした!
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