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サイド神原光輝 1

ハイファンタジーもあるにはあるんですが、ローファンタジーの話を思いついてしまったのでそちらで執筆します。

更新遅めです


僕、神原光輝が高校生になったその日に、世界にダンジョンが現れた。

ただ現れるだけならまだしも、迷惑な事にダンジョンが形成されるのに彼女と一緒に巻き込まれた。


「な、なんだ!」

「キャァァァァ!」


突然地面が揺れたかと思ったらまるでアトラクションか何かのように下に向かって落ち込んだ。


そして気づいた時には洞窟の中のような場所にいた。


「ももちゃん!」

俺は最愛の彼女、菊池百華の安否を確認する。


「うーん、もう食べられないよう」

隣で何か幸せそうな顔で夢を見ている彼女を見てホッとした。


「どこだここは?」

まず最初に考えたのは、地盤沈下に巻き込まれた可能性だ。

しかし、周りは洞窟の中のようになっている。

地盤沈下ならば上から土砂が降り注いで生き埋めになっているはずだ。


しかも明かりが無いはずなのに周りはしっかり見える。

薄暗いので野外のようにはいかないけれど、充分周囲は確認できる。

天井もしっかりしているし、まるでどこかにいきなり転移したように感じる。


次は夢、もしくは幻覚を見ている可能性だ。

明晰夢を見ている時は現実にかなり近い夢を見る。

自分の顔や体を叩いてみるが、どうやら夢や幻覚では無いように感じる。


先程の状況から考えて、今の状況は現実的にあり得ないはずだが、実際こうなっているのだから現実を直視するしかない。

食料も水もない状況だから、それほど時間はない。

現実的じゃない状況に置かれているのに、現実的な救援が来るというのはいささか楽観的過ぎるだろう。

自分で出口を探す方が有効だと思えた。


「ももちゃん、起きて」

彼女の身体を軽く揺さぶって起こす。


本人は身長が低い事を嫌がるが、僕は小柄なももちゃんが大好きだ。

胸が大きいのも肩が凝るといっているが、大抵は大きい方が羨ましがられる。

目が大きいのも子供っぽく見えるというけど、可愛くて素敵だと思ってる。


彼女はなぜか自分の外見にコンプレックスを持っているが、僕は彼女の見た目が可愛くないと思った事は一度もない。


「こうちゃん」

目が覚めたらももちゃんは僕の名前を呼ぶとハシッと抱きついてきた。

何があっても彼女だけは守らなくてはならない。


「ここがどこかは分からないけど、とりあえず出口を探そうと思っている」

「うん、こうちゃんに付いて行く」

はぁ、可愛い。


たとえ、異世界に転移していたとしても、彼女と一緒ならやっていける。

そう思わせるだけの魅力が彼女にはあった。


僕の全てである。

僕たちは同じ施設で育った。

お互い親の顔は知らない。


僕にとって、恋人であり、家族でもある、唯一無二の人がももちゃんだ。

俺は彼女の為に生きているといっても過言ではない。

彼女との幼い日の約束をいつか成就しようと考えている。


そう、世界征服だ!


彼女が幼い時に戦隊ヒーローもののテレビを見ていて泣いた。

怪人が沢山のヒーローに一方的にやっつけれている。

怪人はたった1人なのに、ヒーローは5人もいる。

怪人が可哀想だと。


「ももちゃん泣かないで!僕が怪人の代わりに世界征服してヒーローをやっつけるから!」

「こうちゃん大好き!」

この日から僕は世界征服を行うための努力を始めた。


知力、体力、判断力、洞察力、社交力、必要な能力はいくつもある。

これを限界まで引き上げる。

僕の個の能力を高める、それが第一段階だ。

その為の努力を惜しんだ事はない。


しばらく歩くと、小さな人影が見えた。

子供?と思ったが、上半身裸の半裸でしかも肌が緑色だ。

その右手には小剣を持っている。

耳も尖っているし、顔は醜悪、どう見てもファンタジー世界のゴブリンである。


「ももちゃん、ちょっと下がっていてね」

そう彼女に言ったのと同時くらいに、ゴブリンは見た目通りの行動を行った。


彼女に向かって襲い掛かろうとしたのである。

その目には明らかに性的なものが含まれている。


…万死に値する。


襲い掛かろうとしたゴブリンの右手を掴み、足を引っ掛けてバランスを崩す。

前屈み気味の体勢になったゴブリンの上から体重を乗せてそのまま地面に自分の身体ごと叩きつける。

武器を持っている腕は関節を固めてた状態だ。


衝撃で落とした小剣を取り上げて、そのまま脊髄の辺りに突き刺す。

ももちゃんを性的な目で見るような輩に一切の躊躇も慈悲もない。


ゴブリンが地面に溶け込むように消えていく。

武器の小剣も同じく消えていった。


残った場所には黒い宝石のようなものが残るが、これが何か分からないうちは、触らないでおこう。

こいつに侵蝕されたせいで人間がモンスターになった可能性も無いわけではない。

ここは慎重にいこう。


「ももちゃん大丈夫?」

「…うん、大丈夫」


怖かったのであろう、ももちゃんの顔が少々引き攣っていた。

そんな顔もまた可愛い。


「ファンタジー世界に巻き込まれたのかな?」

僕はそんな疑問を独り言のように呟いた。


「そうかもね、ステータスオープンって言ったら…ワ!ナンカデテキタ!」

驚いた顔も可愛い。

「僕も試してみるね、ステータスオープン!」


神原光輝 レベル1 職業 勇者・英雄・探索士

種族 人間

強さ 100 物理的攻撃力

器用 100 命中率

素早さ100 回避率、移動速度

知性 100 魔法的攻撃力

耐久力100 HP基準値

賢さ 100 MP基準値

HP 100

MP 100

スキル 勇者の紋章

    英雄のカリスマ

    迷宮探索 レベル1

    剣技   レベル1


能力値が全て100になってるけど、これの基準が分からないなぁ


私はこんな感じだったよ。


菊池百華 レベル1 職業 回復士・付与士

種族 人間

強さ 10 物理的攻撃力

器用 15 命中率

素早さ18 回避率、移動速度

知性 20 魔法的攻撃力

耐久力10 HP基準値

賢さ 18 MP基準値

HP 100

MP 180

スキル 回復魔法 1

    付与魔法 1


随分数値が違うな。

それにしても回復魔法に付与魔法。

魔法が存在するのか…ますますファンタジーじみて来たな。

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