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信じていたものが消えた時、あなたはどうしますか?
健が学校に来なくなって数日、俺達は未だに動揺を隠せていなかった。「健の家族に何かあったのか…」そんな話をしながらも俺自身「何かしてやれる事は無かったのか」これまで一緒に行動してきた仲故に悔しさも込み上げてきた。
所属していたゼミの教授は健の詳細を知っていたのか、何も知らなかったのか、特に触れられることは無かった。
ところが健がいなくなって2ヶ月程経ったある日突然ゼミの教授から健が大学を辞めたと一報があった。
薄々感じていたことではあったが友達が一人いなくなったことへの虚しさが襲った。
直後、大樹が「死んだわけじゃねぇんだし」と言い放った。
その言葉に救われた気もした。




