フラれる⁈
今夜フラれる私…
告白すらしていないのにフラれるんだ…
あーあー…
昼間が長くなればいい。
そしたら、夜が遅くくる。
フラれる時間が遅くなる。
あーダメだ。
苦痛な時間が伸びるだけじゃん!
もーっ‼︎
私のバカバカ‼︎
でも、フラれても当たり前なんだ。
私は、いつもかずとさんに助けてもらってばっかりの女…
何回助けてもらったことか…
その度に私は、かずとさんをどんどん好き
になっていったっけな。
はぁ…
花乃ちゃんは、私が武志君に結婚しようって言われた時、きっと雷が落ちたような感じだったんだろうな…
相当だよな。
次の日すごい落ち込んでてはっきり言って
ゾンビ状態だったよね…
そうなるのわかる気がする。
しかも結婚って…
花乃ちゃんにそんな辛い思いさせてしまった罰かもしれない。
私明日の朝ゾンビになるんだ…
とうとう夜。
足が重く感じる。
あー、ついに談話室についてしまった…
しかも、もういる。かずとさん…
「こんばんは…。」
「おっ、こんばんは!ごめんね。呼び出して
さ。」
「あ、大丈夫です…。では、どうぞ!私ゾンビになる覚悟できました!どうぞふってください‼︎」
ギュって目をつぶった。
振る人も勇気いるよね。
かずとさんとの最後の会話…
でも、目あけてられない。
かずとさんのかなしい顔が最後の思い出なんていや。
早く私をふって…
そしたら、
チュッ。
ギューってされた。
え?何が起こった⁈
私今夢見てる?
気絶したのか?
なんだ?
温もりを感じるんですけど⁈
ゆっくり目を開けてみた。
談話室だ。
夢じゃない?
私、自分の足できちんと立ってる。
ん?
いま私、かずとさんにハグされてない⁈
だとしたらさっき唇に…唇に触れたのって、
えっ⁉︎
私は、かずとさんに抱きしめられられたまま言った。
「あのっ…かずとさん…これは一体…」
「好きなんだ。順番逆になっちゃってごめん。
でも、あんまりかわいくてつい…」
「え、私てっきりフラれると思ってました。
嬉しいです。私も好きです。」
そう言って私もかずとさんにギュってした。
で、今度は私から
チュッてしてしまいました‼︎
そしたら、かずとさんが一瞬びっくりした顔をしたんだけどすぐにニッて笑ってお返しってまた、キスをしてくれた。
それから少し座って話をしてたんだけど、
ゾンビになる覚悟ができたってさっき言っ
てたけどなんだったのって聞かれた。
なので、フラれてぼろぼろに泣いて次の日
ゾンビみたいになりながら道を歩く事です
って話した。
「プッ。そういう事か。」
かわいいなって頭をナデナデされてしまった。
キャ〜!
なんて幸せなんでしょう。
あ、でも待って!
かずとさん告白されてたよね⁉︎
どうしたんだろ?
「かずとさん…、この間告白されてましたよ
ね?」
恐る恐る聞いてみた。
「あ、聞かれちゃった?」
「はい…途中まで…」
「そうなんだ。でもきちんと断ったよ。
好きな人いるからって。だから安心して」
って優しく笑うかずとさん。
消灯ギリギリまでずっと一緒にいた。
本当はずっとずっと一緒にいたいなんて思ってしまう欲張りな私…
部屋に入ってポーっとなってしまった。
ゾンビじゃない。
もう、頭の中はお花畑〜〜〜。
早く明日にならないかな〜。
またハグしてチューなんてしちゃったりし
て〜。
キャ〜〜〜。
かずとさ〜ん。
早くあいたいよ〜。
大好き‼︎
今夜寝れそうもないんですけどー‼︎
また、あの温もりを思い出しちゃったー。
ーかずとの部屋ではー
最初さよちゃんに話するの断られた時は焦ったけど、すぐにやっぱりわかりましたって言って来たのは、フラれるって思ったからだったんだな。
面白い子。
しかも、ゾンビになる覚悟できたとか、いきなり目をつぶってどうぞとかマジびっくりだったな。一応告白のシュミレーション
したけど、ペース乱されまくって挙句、理性まで失うってオレマジでさよちゃんにメロメロじゃん。
告白前にキスしてハグとかマジ理性が…
オレの理性はどこぞに…
しかも不意打ちでさよちゃんからキスして
くるとか、マジなんだよ!
可愛すぎるだろ‼︎
ヤベー。
早く明日になんないかなー。
さよちゃんを抱きしめたい。
なんなら、さよちゃんを抱き枕にして朝を
迎えたい…
なんて、ヤバいな。オレ…
寝よう。
うん。
寝よう。
って、ぜんっぜん
寝れねー‼︎
さよちゃーーん‼︎
可愛すぎるよー‼︎
おしまい♡