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こじれる人生も青春じゃない?  作者: 猫の集会
6/7

嫌がらせ?

 遊園地から帰ってからよく談話室でかずとさんと二人でお話をするようになった。

 

 

 なんかいい感じです!

 楽しい〜。なんて幸せそうに部屋に帰ろう

 としてたら、廊下で二年生の美人な人とす

 れ違った。


 上靴の色が違うから二年生ってのは、すぐ

 わかった。

 キレーだなー。

 みとれてたら、

 すれ違いざまに、ボソッとその人が私に

「あんまり調子のんな。後で痛い目あうかん

 な」って言ってきた…

 

 え?

 今のって私に言ったんだよね?

 どう言う事だろう…

 

 

 花乃さんと私は、すっかり仲良くなって今は、花乃さんじゃなくて花乃ちゃんって呼ばせてもらってる。

 

 

 で、花乃ちゃんに二年生の美人な人に目つ

 けられちゃったかもって相談した。

 それ、もしかしたらかずと君の元カノかも

 って。

 

 そうなんだ…

 元カノ…

 私は、どうすればいいんだろう…

 

 

 その人とすれ違うと必ず睨まれる。

 こわいな…

 

 なんて思ってた矢先、よりによって茶碗洗いあの美人先輩と一緒になってしまった。

 気まずい…

 

 でも、とりあえず無事終了。

 

 で、部屋に戻ろうとしたら

「ねぇ」

 ってその先輩に呼ばれたから振り向いた。


 ビシャッ

 思い切っきり水をかけられた…


 え…  …  …

 

 するとそこにかずとさんが通りかかった。

「どうした⁈ずぶぬれじゃん!」

 すかさず私は、

「転んじゃって、で先輩が大丈夫って駆け寄ってきてくれたんです」

 と嘘をついた。

 

「そっか、タオル持ってくるから待ってな」

 かずとさんがタオルを取りに行ってくれた。

 

 すると、その先輩がボソッと

「ありがとう、悪かった」

 って言って立ち去った。

 

 それ以来、その先輩は私とすれ違っても何

 も言わなくなった。

 

 よかった。

 これで安心して生活できる。

 で、寮生活もかなり慣れた。

 部屋は、三階なんだけどお風呂上がり一階

 まで降りて自動販売機でジュースを買った。

 

 ピカッ

 ゴロゴロ‼︎

 

「キャーっ」

 

 停電?

 急に真っ暗になった…

 シーン。

 

 どーしよー。

 実は、雷も暗いところも苦手…

 こわくてそこにしゃがみこんだ。

 しばらくして、誰かが走って来た⁈

 

 

「おい!大丈夫か⁈もう安心していいよ」

 って。

 この声は、かずとさん?

「なんでここが?」

「部屋にいなかったから探したよ」

 ?  ⁈  ?

「え?なんで私を」

「だって高い所苦手だったからもしかして暗いのも苦手なんじゃないかって思って」

「そうだったんですね。嬉しい。ありがとう

 ございます。」

 

 真っ暗の廊下をゆっくり手をひいて歩いてくれたかずとさん。

 二回も助けてもらっちゃったな。

 

 

「好き…」

「ん?今なんか言った?」

「いえ、なにも…」

 

 部屋まで無事に送り届けてくれたかずとさん。

 部屋に入るなり布団に倒れ込んだ。

 あー、私うっかり好きなんて言っちゃって

 たー。

 でも、きこえてなくてよかったー…。

 

 

 ーその頃かずとの部屋ではー

 

 さっき廊下で好きって言われたかと思った

 わー。

 びっくりしたー。

 聞き違いにしても今夜寝れる気がしねぇ…

 

 なんて事になっていました。

 

 

 数日後

 

 花乃ちゃんと私は、お昼購買に向かってい

 た。

 ちょっとトイレ寄っていい?

 うん。

 花乃ちゃんがトイレに行ってる間廊下で待ってたら、

 武志君がまさかの告白されてるじゃないで

 すか!

 どうしよう…

 花乃ちゃんもうくるよー。

 

 焦っていたら花乃ちゃんが現場を目撃して

 しまった…

「あっ、花乃ちゃん…」

「また、武志告白されてるー、行こさよちゃん。」

「えっ、いいの?」

「うん。だって私達付き合ってるし武志なら

 大丈夫!」

 って笑顔で言った。

 すごい絆‼︎

 信用してるんだな。

 そういう関係、羨ましい。

 

 

 それから数日後の夜。

 今日かずとさん談話室にいるかなーっ。

 

 

 あれ?かずとさん誰かと話してる?

 

 

「好きです。付き合ってください。」

「えっ、オレ…」

 

 うわっ。

 かずとさん…

 

 

 パタパタパタパタ…

 私は、耳を塞いで部屋まで走った。

 聞きたくない 聞きたくない

 

 

 次の日かずとさんと廊下ですれ違った。

「あっ、さよちゃん。久しぶり。」

 って。

 いつも通りのかずとさん…

「お久しぶりです…」

「ねぇ、今夜談話室来れる?話したい事ある

 んだ。」


 話…

 

「いやです…」

「えっ」

 はい、なんて言ったら彼女出来たからもう

 談話室であったりできないって言われちゃ

 うかもしれないし!

 

 でも、そんなの通用しないか。

「ウソです。わかりました。夜行きます」

 ホッとした顔のかずとさん。

 

 あー、私 夜フラれるんだ…

 

 続く。

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