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兄が好きすぎる妹の話  作者: 故瀬尾君
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始まりの一歩

「ただいま~って、なんて格好してるんだよ!」

「おかえりなさい!お兄さま!」

そこに立っていたのはなぜか家の中で水着を着ている妹の茜だった、茜は3歳下の妹だ、ちなみに俺は啓介、妹といっても俺たちは本当の兄妹ではない。

そう、俺の親父は浮気をした、それだけならよかったものを親父は浮気相手ともう一人の子供を作っていた、もちろん母さんはカンカンで、、それはもうすごかった、親父は逃げて浮気相手の女は子供を下ろしたいと母さんに伝えるともちろん反対、だが出産しても養うことのできないと母さんは思い、数か月後赤ちゃんを引き取ったっていう、なんとも面倒な話だ。それはともかく。なんでこいつは水着なんだ

「お、おお前、何で水着なんか来てんだよ!!!!」

「今日新しいのを買ってきたの!!だから似合ってるかおにいさまに見てもらいたくて!!」

見るからに高そうな水着を着ているが、いったいどこにそんな金があるのかなんて、野暮なことは聞かない、そうなぜなら、俺の妹,立花茜は!!!中高生の中で絶大な人気を誇る売れっ子中学生モデルなのだから!!

「それにしても、ちょっと露出させすぎじゃないか?マネージャーさんにダメ出しされたりしないか?」

「ああ~、それは心配しないでください‼これはお兄さまのためだけに買ってきたのですから。」

頬を赤らめているている茜ては俺たちが実は義理の兄妹ということを知らない、知っているの母さんとくそ親父と俺、そして浮気相手の女だけだ。だがいつかは茜にも本当のことを伝えなければいけない。

「お兄さま何を考えているのですか?早く感想をいってくださいよ!」

「あ、ああ悪い、うん、めちゃくちゃ似合ってるよ、、茜」

「ありがとうございます!おにいさま!」

会話も終わり茜は着替えるために、奥のほうに歩いて行った、靴を脱いでようやく家に上がることができた、足早に廊下を歩き、階段を上がるそしていつものように部屋にこもる。そう俺はちゃんと高校に行ってはいるもののほぼ引きこもり、家に帰ってはゲームはをするだけの生活だ。だがしかし!!俺は一人悲しくゲームをしているわけじゃない、そう、オンラインでプレイするこのゲーム,pro legendsで俺はランク上位プレイヤーで、ギルドのリーダーをやっているのだ!!。メンバーは俺を含めて5人つまり俺は引きこもりであっても友達がいないわけではない。

「あ、もしもし、加奈か、KI{けい}だ、とりあえずみんなが揃うまで二人でやるか」

啓介はゲーム仲間の加奈とボイスチャット通称ボイチャをしている。たいてい学校から帰ってすぐの時は加奈しかログインしていない。俺も加奈もお互いの本名は知らない、ゲームの世界では基本的にゲーマータグと言ってニックネームのようなものがある。

「KIさん今日はログインちょっと遅かったけどなんかあったの?」

「ああ、ちょっと色々あってなww」

まさか、妹の水着姿を見てたなんて言えないよなぁ、後ろから謎の気配を感じてみてみると茜が不服そうな表情を浮かべている。

「なぁ~に見てるんだぁ、あかね!」

「ヒぃ!べ、別になんでもないですよ!?毎日毎日女の子と一体何の話をしているんですかねぇ、お兄さま?」

「なんだ、お前お兄ちゃんが女の子と話してるのを嫉妬してんのかぁ?w」

「ううぅ、お兄さまのバカああああああああああ!」

茜は扉を思い切りしめ、飛び出していった、

「いったいどうしたんだよ、あ、ごめんな、再開しよう」

「なんだか大変そうねw」

二人はその後もゲームに没頭していた、そのころの茜は部屋で何やらパソコンをいじっている。

「よぉ~し、これでお兄さまと、ふふふふ」

時刻は夜の7時半、親は仕事が忙しく帰ってくるのは大体10時ごろ、ご飯は茜が作ってくれている、俺の生命線は茜が保っているといってもいいだろう、とりあえずゲームを一時休戦し茜の待つリビングへと足を動かす。結局今日は加奈しかオンラインにはならなかった

「「お兄さま、女の子とのゲームはどうでしたか?」

明らかに俺を挑発している。ならば俺はこう答えるしかない・・・

「・・・ああ、最高に楽しかったぞ!ぞ!やっぱ女とやるゲームほど楽しいものはないな!」

さぁ、どうだ妹よ!悔しいだろ!悪いが今日は俺の勝ちだ!

「それわよかったですね!お兄さま、ちなみにお兄さまのゲームの名前はなんなんですか?」

あれ、思っていた反応と違っている、俺の考えすぎか。

「ん、あぁ、えっとKIだこれで啓介の啓って意味だ!てか、なんでそんなこと聞くんだ?」

「い、いえ特に意味があるわけではありません!」

「そうか。。」

ふふふ、お兄さまったら、簡単に挑発に乗って、私に勝ったつもりでいるかもしれないけど、私の勝ちよ‼これだお兄さまのゲームにこっそり参加してあげますわよ!

「どうした茜?ニヤニヤして。」

「い、いえ何でもありません、早くご飯食べちゃいましょう。」


そして次の日


茜が学校から帰るとポストの中に何かが入っている、茜は嬉しそうに荷物を手に取り部屋に向かい階段を駆け上がっていくそのすぐ後に啓介も帰ってきた。

「ただいま~、お、茜はもう帰ってるのか、とりまゲームでもやりますかぁ。」

「ン、お兄さま帰ってきましたわね、とりあえずフレンド申請してっと、よし!あとは待つのみ」

「あれ、まだ誰もオンラインじゃねーのか、」

ピコん!啓介のパソコンから音が鳴った、

「ん,珍しいな、フレンド申請か、えぇっと名前はred,なんだそりゃ、って初心者かよ、メッセージも着てやがる、何々。」

``私、初心者のredといいます、お暇でしたら色々レクチャーしていただけませんか? "

ちょうどいい暇つぶしだと思い、啓介は承諾した。

「もしもしー?keiです、よろしくー」

「あ、もしもし、よろしくお願いします!」

ン、なんで声変えてるんだろう、まぁいいか、。

二人は早速げゲームの世界にのめり込んでいった。

「なかなか筋がいいじゃねーか、あんた他にもゲームやってたのか?」

「いえ!これが初めてです!でも兄がやっていて、それを見たりはしていました。」

「そうか、じゃあ、案外センスあるかもな、よし!次行くぞ!って言いたいところだけどもうすぐご飯だと思うから,また今度な!」

「あ、、、」

そのまま、ゲームは終了した。

茜はゲームのせいで、ご飯を作るのを忘れていた・

コンコン、と啓介が茜の部屋のドアをノックする、「茜ー?飯まだ作らないのか?開けるぞ~?」

やばいやばい!!、今見られたら私がredだってばれちゃうぅ!!

「待って!!!!今から作るから!入ってきちゃダメ!」

あまりの声のトーンに啓介は硬直する。

「ああ、じゃあ頼んだぞぉ~」

それ以外にかける言葉が見つからない啓介は部屋に戻った、

『一体、どうしたんだよ、、とりまもっかいログインするか」

するとredからメッセージが来ていた、それを見て啓介はもう一度固まった。

”ご飯作らないといけないので私も落ちます!またよろしくです!”と来ていた、

「たまたま,だよな、、、。」

しばらくたつと茜に呼ばれご飯を食べに階段を下りる、二人ともどこか落ち着きのないままご飯を食べている。一体二人の関係性はどうなっていくのか、、、。

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