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幽霊と神様にこんにちは  作者: 明智 颯茄
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脳の使い方とトレーニング

 霊感はとても繊細なもので、鍛えたり、使わないでいると、いつの間にか見えなくなり、なくなってしまうものだ。私のまわりの人で、以前持っていたが、今はまったく見えなくなったという方がいた。


 その方は見えなくなってよかったと、ホッとしていた。世の中知らなくていいこともあるとよく言うが、幽霊も神様も見えればいいと言うものではない。


 真実は人間が思っている以上に厳しいものである。それでも、見たいという方へ具体的な方法を早々と伝授しよう。


 心を清めるとか、感謝するとか、いろいろあると思うが、そんなことは当たり前である。だから、ここでは省略する。


 いきなり、ここで質問。人の視覚を司る脳はどこにあるだろうか?

 答え、後頭葉――つまり後頭部にある。そのうち、霊感に必要な部分は、左脳の下。髪の生え際から五センチほど上にいったところである。


 ここを意識するトレーニングが必要だ。体の一部分の意識を高めるためには何をしたらいいだろうか。


 例えば、右手の薬指を意識する。神経を集中させると思うが、何となくぼやけた感じになるだろう。だが、はっきりと意識できる方法がある。簡単な手段だ。左手で、右手の薬指を握るのである。


 これを使って、霊感で使う脳を意識したいわけだが、当然直接触れない。そこで、私はこうしている。指先でトントンと頭皮をノックする。何度か繰り返し、感覚の残像を頭の奥へと滑り込ませる。


 そうして、今見えているものを、眼球で見るのではなく、その脳で捉える。人それぞれ感覚が違うから、一概には言えないが、私がこれを行うと、凝視して目に入っていた筋肉の力が抜け、物理的と心霊的な視野が広がったように感じる。


 脳で直接見ると、こんなこともできるようになる。

 著者は視力が非常に弱い。コンタクトレンズを使っている。その処方箋を病院へ取りに行った時、もちろん視力検査があり、欠けた丸の部分を答えるように言われた。


 小さくなってゆくと見えなくなる。しかし、目の前から漢字が迫ってくるのだ。これはいいトレーニングだと思い、次々とその文字を読み、


「右、左、上、上、下……」


 答えていると、看護師が、


「度数を下げましょうか?」

「あぁ〜、今日は調子が良かっただけです」


 と慌てたことがあった。反省したものである。使い方を誤ってはいけないのだと。


 霊視の身体的原理はこれだけである。


 幽霊も神様もオーラも気の流れも、目に見えないものは、この脳を使って、周波数を変えて見ている。今はほとんどなくなったが、ラジオのチャンネルを合わせるような感じだ。


 しかし、これはあくまでも、物理的なトレーニング方法であって、これだけでは見えるようにはならない。必要不可欠なものがまだまだある。次からはこの話をしていこう。

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