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おんぼろ店のゲーマー達  作者: 霧夢たいたい
2/4

ゲーマー仲間との出会い

不定期更新です。


丁寧に書く気になればそのうち書きます。

人気なら話と更新速度が面白くなったり速くなったりします。

爽やかな風、青い空、さわさわと心地よい音を立てている草木達、そんな空間の中、一人の男がとぼとぼと虚しそうな顔をしながら歩いていた。


「へーい、ここはどこー、私は誰ーそして誰かは居ませんか~?」

なんか変なことを言いながら、そんな中一人の少女がその声が耳に入った。


・・・・・・・なにこのやる気のない声、ああいうのが居るから嫌なのよね、ゲームって。


愚痴をこぼしている少女はそんな事を思っているがゲームをやめようとは思わない、いや思えないと言った方が正しいそれがゲーマーの定めと言った所だからだ。

少女は無視してそのまま次の町へ向かうのだった。

それはもうゴミを見る目をしながら。



状況は戻りベニーシュ、現在途方に暮れてとぼとぼと森の中一人で遭難中である。

しかしここまで歩いているというのに疲れを感じないのは流石ゲームと言った所と関心している、正直そんな事でも考えてないとやっていけないのである。


しかしそこまで悩んで何故ここまでゲームを続けるのか、それには理由があった。

ベニーシュ、なんとゲーム機で遊ぶのは初めてなのである、だからせっかくだから何か思い出でも作ってログアウトしたいと考えているのだ。

正直ベニーシュも歩いていてリアルだな~とは思っているが、まさかこれがゲームで一番画質がいいとは思っていないのである。


このゲームは無理ゲーであるが、いや無理ゲーであるからこそ我先にとゲーマー達がエンディングを目指し世界の売上、日本の売上ともに一位という化け物である。

だが主人公はそんな事知っているはずもなく、ただリアルだなとしか思っていない。



そんな時にベニーシュの目の前に森の終わりが見えた。

ベニーシュは無意識に走り出していた、その姿はまるで獲物を追いかけるチーターのようだった。


森を抜けた先、それは




「これは・・・・・凄いな、広いしでかい、これほどのものを作れるのか、ゲームは」


それはでかい町、都市と言った所か、それほどでかい町だ。


この町の名前は


【ガトーフ・エルフの町】

というなんともセンスの欠片も感じられない名前だ、ウィンドウをベニーシュは不器用に開き、この町の名前を知って、良いセンスだと思ったのは誰も知らないし知りたくないのであった。


そしてベニーシュはここで気付く、右上の職業というボタンに。

当然気になり引き寄せられるように押す、するとズラーとそれはもう数え切れないほどのウィンドウが開く、そして天からこんな声が聞こえる。


『管理がだるいので数の少ない勇者族にしてください、間違ってもFPSプレイヤーは選択しないように、それではごゆっくり。』


ベニーシュは目が点になり、思考がストップする。

そう、ここが最初の難関なのだ、この職業、なんと1000以上種類がある。

その中から一つ選ぶという、ゲーマーを悩ませる最初の試練だ。


そう、普通のゲーマーなら悩みに悩んで、どの奴がいいか、どのスキルが有能かを調べて、そして2時間くらいして、やっと決められるものなのだ。



数分たち、やっとこの仕組みがわかった主人公は、もうそれはゲーマー達が文句を言いたくなるような速さで職業を決めた。


『おー、勇者族にしてくれたんですね、あざす、んじゃ早速力を与えたいと思います~』


チャリンという音と共に『力与え終わったので、帰ります、また転職したくなったら来るんで~』という意味不明なチャラそうな声でウィンドウはすべて閉じられたのである。


早速ステータスを確認すると、異様な様になっていた。


スキル:英雄 このスキルを持っていると危機的状況の時に大いなる力を発揮します。

雄一無二の存在 このスキルは貴方しか持っていない このスキルを持っていると戦いの時にステータスが大幅上昇します。

ただし戦った後凄く疲れます。


ステータス 攻撃力 102 速さ 52 守備 73 魔力 28 勇気 309 魔力抵抗力 45


この勇気の高さはどういうことかよく判らないが、他は恐らく言葉の通りなのだろう。

攻撃力が高めなのは勇者族特有なのだろうと予測もついたことだし、さっさとあのでかい町に行こうとしたとき、後ろから謎の足音が聞こえた。


それはガサッという音で、同時にドシンというものでもあった。



恐る恐る後ろを振り向くとそこには、いきなりすぎる出会い。


そう、ドラゴンだ、序盤ではまず戦わないであろう。

体長はおよそ20mくらいだろうか、横から見ると50mは軽く超えるであろうそのでかい体それは人間の恐怖心を煽るものだった。


でかい牙に、生暖かい風、とても臭い。

そんな事を思っているとなんかドラゴンの口の中が炎に包まれたように熱く、オレンジ色に染めあが-------


「ちょ!おま!ストップ!ストオオオオオップ!!!!!」

声を荒げやめろと叫ぶがそのまま大きな口が開き目に見えるほど炎が大きくなったその時・・・・・・・・・大きな岩、ゴーレムという存在だが主人公は知らない。

大きな岩が急に動き出したという目の前の光景に驚き、それがドラゴンを殴ったのだ。


ドラゴンはテレビとかで見たことがあるため知っていたが、ゴーレムとかはテレビで出る機会が少なく、主人公が知っているはずない。

その突然の出来事に脳内が追いつかず石像のようにじっとしていると。


「あんた何やってんのよ!速く逃げなさいよ!」

その声のしたほうを見る、それは中学生くらいの少女だろうか、いや、ゲーム内だから見た目で判断はできないか。

そんな冷静に彼女の事を分析していると彼女が全力で走ってきた。


「あんた馬鹿なの!?ドラゴン目の前にして棒立ちなんて!」


「・・・・・・ハッ!?・・・・どうもこんにちわ、自分ベニーシュと言います。」


意識が戻ってきた、えーと、こういう時はこうなった原因を考えるんだっけ?


職業を選択する→ドラゴンこんにちわ→謎のでかい岩と女の人がこんにちわ


うん、まるで意味がわからない、例えるならばタイが急に進化して胴体から人間の足ができるくらい意味がわからない。

とりあえず逃げろといわれた気がしたので彼女を抱えて逃げる事にした。


「ちょ!何抱えてんのよ!離しなさいよ!この!!貴方なんでそんなに力強いのよ!」


彼女は意味がわからない事を述べているがそのまま抱きかかえて次の町に俺は彼女と友に向かったのだ。


俺は何故彼女を持ったのだろう。


~もしもゴーレムがぽんこつだったら~


「ぐおおおおおお!」


「がああああああ!」


「ぐわああああああ!」


「うるさいな」

「ええ、うるさいわね貴方くらい」


「おいそれはどういうこ「さて次はどの町に行こうかしら」

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