受付でポンコツ
この世界は平等にならなければいけない。
なぜなら、世界は滅びてしまう。
いくつの展開を予想してきただろう。
滅びの結果にならないよう、試行錯誤を繰り返し永遠のルートに進めてきた。
だが、塵も積もれば何とやらか……
なら、もう1度平等を生み出そう。
それが、償いだろう。
始まりの街。そう呼ばれるのは緑が豊かな森と草原があり、冒険者には比較的優しいモンスターが出るからである。
その場所に子犬を連れた、見た目から天然かポンコツなのか分かりそうな女の子が黒髪を揺らしながら、受付のお姉さんに話しかけていた。
「え、えっと冒険者になるには、どうしたら出来ますか!」
受付のお姉さんは何度も聞かれたのだろう。
冷汗をかいていた。
「ですから、この冒険者登録用クエストに行きませんと、ここではですね。登録できません!!」
そう。ここでは、簡単な資格用のクエストをクリアと登録できないのである
他の街でもあるらしく、条件は各地で違うらしい。
と、解説してる俺だか、俺もその会話を聞いて覚えたのである。
なぜなら、俺が登録をしようとして話しかけるまで、1時間くらいたったのであろう。そして、この会話。
天然じゃない。ポンコツだったか。
このまま行くと、昼になるので仕方なく割り込むか。
そう言うと、椅子に座っていた腰を上げ、
身長は中の上?マントで体は覆いかぶさっていて、疲れたのであろう顔は眠そうである。
見た目からして、性格はのんびり屋だろう。
「あの〜俺もその冒険者登録したいんですけど。クエスト受けさせてください……」
受付のお姉さんが満面の笑みを浮かべ、そしてニヤニヤしだした。
「はい!喜んで承認します!恐縮ですが、この娘もパーティーに入れてもらって…」
予想的中、
すかさずに手を挙げ一言を言う。
「俺を殺す気ですか?」
2人とも唖然とする表情で見てる。
それもそうだろう。初めて話した相手に増して、見た目は美少女の子とパーティーを組んで、喜ばない男は居ないのだから!
「ど、ど、どう!どうしてでしょうか!
私!ここに来てからパーティーにも入れてもらえなくて、しかも何故かお金を恵んでくれる人とか居たんですよ!」
受付のお姉さんと俺は1度、目を合わせてから一言。
「ポンコツだからかな?(でしょうか?)」
女の子は涙目を浮かべ大きな声で泣き叫ぶ。
「ポンコツって言わないでよぉぉー!!」
俺は、ため息をして小さくつぶやく
「これがフラグにならないでくれよ……」