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蓮野から友達宣言を受けてから数日。夏も本番にさしかかろうという昨今ですが、俺は今、この世には厄日の延長線上があり、かつ厄年よりも期間が短いであろう厄期というものがあるのだと実感しております。
考えてみれば、蓮野の友達宣言の前後から始まった俺の不運続きの毎日も、慣れてみればこう言うものだ、と思えてしまう。人間の慣れと言うのは面白い。
今日なんかは、先日名誉の爆死(原因不明)を遂げた目覚まし時計の代わりに買ってきた、二代目の目覚まし時計がうんともすんとも言わなくなってしまったが、予定通り午前七時ぐらいには起床出来るようになっていた。最早目覚まし時計などに頼らなくとも、朝は起きる事が出来る身体になってしまったようだ。
更に、何故だか最近、よくよく料理の失敗をする母親に代わり、自分で朝食を作る事も覚え、簡単でミスの少ない物ならばパパッと出来上がってしまう。白飯はパックのヤツを、味噌汁はインスタントで。これならば多少コストはかかるがミスはない。味気がないと思ったらふりかけでもかければ充分である。
朝の時間に余裕が出来たので、昼飯はコンビニなどで買う事が多くなったが、これまた俺の嫌いな味付けの物しか置いてなかったりする事はままあるが、我慢して食べてみれば案外美味しいと言う事も発見して、人生に彩が増える一方である。
逆境とは心持ち一つでこれほど違うモノなのか、と、俺は考えを改めるほどになっていたのだ。厄期と言うのは考えようによっては悪くないぞ、と。
さて、そんな感じで厄期をそれなりにこなしていた俺だが、最近、その厄も落ち着いてきたのか、あまり不運が続かなくなってきた。
ちょっと前ならノートにシャーペンを走らせると芯がポキポキと折れ、その姿たるや茹でる前のそうめんの如くであったのに、今では3Hの芯を使わなくとも、普通に書けるようになっていた。ここ数日のノートが黒味を取り戻して、俺としては嬉しい限りである。
このまま厄が遠のいてくれれば俺としては言う事なしである。どれだけ慣れていようとも、厄がないに越したことはないのだから。
今朝だってコンビニに鮭おにぎりが普通に置いてあった事に関して、嬉し涙を零してしまったぐらいだ。その事を店員さんに感謝すると、逆に品揃えの悪さを謝罪されたぐらいである。対応してくれたのがいつも店員さんだったなら、口汚くなじられてただろう。
これは運が向いてきているに違いない! と言う内容の話を蓮野にしてみた所、
「へぇ、それはご苦労様です」
と、素っ気無い返事をいただいた。
現在、夕暮れ時。いつもの屋上にて、俺は蓮野とムリが出現するのを待っていた。
ちょっと前に本当に死に掛けてしまった俺だが、あれ以来、ムリは俺を狙ってくるような事はない。あの時の気まぐれが最後だったのかも知れんな。
そんな事よりも、だ。
「蓮野……キミはセンパイの厄明けがそれほど嬉しくないのか」
「ええ、別に。どっちにしろ、私には実害ないですし」
「馬鹿やろう! 俺が厄真っ只中だったら、キミに八つ当たりしちゃうかもしれないだろ! それは困るじゃん!?」
「もしそうなったら、私も対応を考えますし」
「クール! ここに来てまたツン期ですか!」
「私にはツンもデレもありませんよ。そもそもツンデレじゃありませんから」
顔真っ赤にして友達宣言なんてデレを見せておきながら今更何を……とは思うが、本人は本気で自分はツンデレじゃないと信じきっているので、こちらから説得するのは難しいだろう。性格なんてのは自覚しないと正確に把握できないものだ。
「まぁ、蓮野の性格問答は横に置いといて、だ。俺はこの厄明けを祝い、ちょっとしたご褒美を自分に送ろうと思うのだ」
「なんですか、その一仕事終えたOLさんみたいな発想は……」
「おぅよ、今の俺なら世のOLさんがどんな気持ちで自分にご褒美を上げているのか、手に取るようにわかるね! 確かに、一つ山を越えると、何かご褒美があっても良いと思えるものだ。それが他人に祝ってもらえなさそうな状況ならなおさらな!」
「つまり、センパイは誰かに祝ってもらいたいんですか?」
「おぅ、それが後輩の美少女なら言う事なしだなぁ」
我ながらあざといとは思うが、チラリチラリと蓮野の顔を窺う。
当の蓮野は涼しい顔でスルーしているが。
「あーあー、聞こえなかったかな? もう一回言うぞ? それが後輩の美少女だったら言う事なしだなぁ!!」
「聞こえてましたよ。そんな近くで大声出さないで下さい」
「だったらなんか反応くらい返せよぅ。一人でバカやってるみたいだろぉ」
「一人でバカやってるんでしょう? いつも通りに」
「おいおい、蓮野。キミは俺のどこを見ていたんだ? いつもは聡明で立派な先輩だっただろ? 思い返してみろよ」
「フッ……聡明で、立派……」
うわ、この娘、鼻で笑いやがったよ!
「センパイ、志を高く持つのは良い事ですが、現実を正確に認識しないと成長は見込めませんよ」
「めっちゃ正確な把握だっつの! 俺のどこが聡明で立派でないと言うんだ、キミは」
「センパイのどこが聡明で立派なのか、こちらが尋ねたいぐらいです」
「この捻くれモノさんめ。もっと素直に感想を述べても良いんだぞ」
「百パー純粋な感想だったんですが」
「……今日、いつもよりイラついてない? なんかあったの? 生理?」
「セクハラ! ヘンタイ!」
いつも通りの軽いジャブの応酬を終えると、なんだか蓮野がツーンとそっぽを向いてしまった。まぁ、ヘソを曲げられるのもいつもの事だが。
「そんなわけで、俺は自分にご褒美をあげようと思うわけだ」
「……私はあげませんよ」
「そこをなんとか」
「因みに、何が欲しいんですか?」
「物品なんて無粋な事は言わんよ。行動で示してくれれば良い」
「具体的にお願いします」
「キスとか?」
「いっぺん死んだらどうです……?」
物凄い呆れ顔で言われた。ちょっとショック……。
「そんな事よりですね、センパイ」
今度は真面目な顔をして俺に向き直った蓮野。
多少不機嫌さが表情ににじんでいるので、俺のキス要求を『そんな事』と切り捨てた事に関しては、あまり言及しない方が良さそうだな……。
「センパイに質問があります」
「ほぅ、何かね。答えやすい質問なら正直に、答えにくい質問なら嘘偽りで答えよう」
「センパイって年上の女性が好きって本当ですか」
「……その質問の意図は?」
「いえ、センパイが年上の女性を好いていたと言う情報を小耳に挟んだので……」
ぬぅ、まさか蓮野にまで情報が及んでいるとは……。
確かに、俺は近所に住む年上の女性、森野晴佳を好意恋愛の対象に置いていた事はあるが、しかしそれが俺の嗜好対象の全てと言うわけではない。
「キミの認識には誤解があるな。正しくは『年上の女性が好きだった事がある』だ。俺の好みが年上だけか否かと尋ねられれば、それは否定せざるを得ないな」
「回りくどい言い方ですけど、とりあえず、年上オンリーってわけじゃないんですね?」
「そりゃそうだ」
じゃなきゃ、蓮野とこうして遊んだりはしないだろう。
「じゃあ、その年上の女性とはどうなったんです?」
「どうもしねぇよ。俺が愛の告白をする前に、先方が良い人を見つけたらしくて、結局俺は想いを告げる前に失恋してしまったとさ。今では単なるご近所さんだよ」
「……へたれ」
「うるせぇ!」
確かに十何年も傍にいたのに、告白すら出来ないのはへたれと称されても仕方がないとは思うが、そんな事ぐらい自覚してるんだよ、そんなにニヤニヤしながら言わなくても良いじゃないか、くそぅ……。
「チクショウ、蓮野にそんないらん事を吹き込んだのはどこの誰だ。そいつの所為で俺は今精神的苦痛を背負ってるんだから、ある程度の罰を与えても然るべき処置として認められるよねッ!」
「認められませんよ。って言うか、どうやって罰を与えるつもりですか」
「そんなもん、キミからその情報元を聞き出してだね……」
「情報元は教えてあげても良いですけど、仕返しは難しいんじゃないですかね」
「因みに、誰なんだよ?」
「星です」
「うっわ……」
そっか、この娘、スゲェところに情報源持ってるんだった……。
何せ、蓮野と星とやらは電話友達ぐらいの付き合いをしているらしいし、雑談の中で俺の話題がポロっと出てしまったのだろう。
って言うか、俺ってば星にピーピングされてんの!? マジで!? 下手な事出来ねぇじゃん! する気もないけど!
そうか俺ぐらいビッグになると、星にフライデーされるレベルに至ってしまうのか、いやぁ、俺は自分の器の大きさが恐ろしいね。割りとマジで。
「なんだよそれ……星相手にケンカ売っても、勝ち目ないじゃん……俺はてっきり、蓮野も普通の友達から情報を仕入れてきたのかと……」
「私に普通の友達なんていませんし……あ、いえ、センパイは例外として」
うっ、地味に不意打ちで嬉しい事言ってくれるじゃないの。
「私は基本的に、他の人とは距離とってますから。喋る事があっても、すぐに話題が切れちゃいますし、センパイがだれそれに気があるなんて話が出てくるわけもないし、そもそもセンパイが一年生の話題に登っちゃうって言う自惚れからどうにかした方が良いと思いますよ。ありえませんから」
「うーん、いつになく辛辣だな……」
「別に、いつも通りです」
……いや、どうしてだろう、何故かいつもよりも発言にトゲが感じられる気がする。
辛味三割増しと言うか、鋭さ二割増しと言うか。
「もしかして蓮野……ジェラシーが」
「ありえません」
うっわ、即答。この照れ屋さんめ……。
「って言うか蓮野さんよぉ。俺の交友関係にばかり突っ込んできますけど、キミはどうなんですかぁ?」
「私ですか? 私は別に、隠し立てする事なんかありませんよ。友人関係は皆無ですから。他人との色恋沙汰なんてありませんし」
「そうじゃなくて、普通の友達とか作らんわけ?」
高校時代なんて、後々になってみれば大事な青春時代だ、と大人は言う。
精神を熟成させる場として、学校と言うのはとても大事で、その中でも友人と言うのは大きなファクターである。重要すぎて友達選びで学生生活の明暗が分かれると言っても良い。そんな学校生活の中で、事情があるとは言え、蓮野は他人を遠ざけすぎな気がする。
蓮野は見た目可愛いわけだし、性格はちょっとひねくれてるけど、話してみると別に普通なんだから、もっと色んな人と交流すれば、人生ももっと豊かになると思うんだよね。
確かにムリと戦っているって言う、看過出来ない事情はあるけど、その時だけ友人を近づけないようにするって事も、星の力があれば可能な気がするんだが……。
「――その辺、どうなの?」
「……センパイは友達の心ってわかりますか?」
質問に質問で答えられてしまった。
いや、ここは話に乗っておこう。
「友達の心が読めたなら、俺は今頃、蓮野を手篭めにしてるだろうよ」
「……真面目な話です」
「すみません……」
茶化しと捉えられてしまったか。ちょっと本気だったんだけどな。
「例えば、私が大富豪の娘だったとしましょう。裕福な私の周りには気の良い友人が集まり、日々を楽しく過ごしてきました。ですが、周りの友人の中に私の親が金で集めた人間が混じっていました。雇われの友達です。……それに気付いた時、センパイだったらどう感じますか?」
俺は、例え話の意図をすぐに理解する。
そして、すぐに得心する。なるほど、これでは蓮野は友達を作りにくいはずだ。
「理解していただけましたか」
悲しそうに微笑む蓮野は、とても綺麗な絵であるように見えたが、それはこの世の果てで一人ぼっちと言うぐらいに寂しそうだった。
つまり、こう言うことだ。
さっきの例え話において、蓮野の親は星。金は星の力と言うことだ。
蓮野は幼少の頃、星の力を得てすぐの頃は、周りにたくさんの友人がいて、楽しく、なに不自由ない暮らしをしていた事だろう。笑顔が満ちて、悪意のない、それはそれはとても素晴らしい世界だったに違いない。
だが、何かがきっかけで、蓮野は気付いてしまったのだ。
周りには星の力によって強制的に『友達』と言うレッテルを貼られてしまった人間がいる、と。
それは蓮野が望んだ事なのか、星が勝手にやらかしてしまった事なのかはわからない。だが、確実にそういう人間が一人以上、蓮野の周りにはいたのだ。
そうなってしまっては、他の人間も疑わしい。もしかしたら、本当は友情も好意もなく、星の力によって心を捻じ曲げられて蓮野の友人にさせられてしまった人間がいたのかもしれない。
誰も信じられなくなってしまった蓮野は、素晴らしい世界が薄っぺらなハリボテに見えただろう。故に、全て捨てたのだ。嘘の世界なら要らない、と。
人間不信に陥るには、ユニークな理由である。
だが、ならばこそ、俺は言わねばなるまい。
「蓮野、俺の事は信じろよ?」
「え?」
「俺は星の力なんか通用しない、不思議な人間だ。だからこそ、俺の言う事は信じろ」
何の因果か、俺は星の力が通用しない人間である。それは蓮野の閉じた世界をぶっ壊せる、何物にも換えがたい切り札である。
この俺が蓮野の傍にいなくて、誰がいるというのか。
俺以外はありえない。ならば、俺だって他の選択肢など考えない。
「俺は星の力なんか吹っ飛ばして、その上で言ってやる。俺はお前の友達だ」
「センパイ……」
「なんなら、友達以上の関係にもなってやる」
「それは遠慮しておきます……」
「そこはもうちょっと悩んでくれても良いんだよ!?」
俺の軽口を受けて、蓮野はいつものように笑っていた。
多分、俺にしか見せない笑顔。素の蓮野鼎。
「ほら、ムリが現れますよ。気をつけてください」
「おぅよ。今日もきりきり逃げ回ってやるぜ」
俺は蓮野の笑顔を見て、再び心に誓うのだ。蓮野の友達であり続ける、と。
ただ、少し気にかかったのは、その時現れたムリである。
「うわぁ、なんかディテールに凝ってるなぁ」
屋上に現れたのは着ぐるみのようなクマだった。いつもの輪郭しか象られていないムリとは違い、細部まで淡い光の線が引かれている。
ずんぐりむっくりした体型は、およそ野生生活には適さないだろうフォルムをしており、更に口にはメッシュが仕込まれているのか、少し素材が違って見えた。
あとは首に切れ目が入っており、頭の部分がすっぽり取れそうであったり、背中に入った縦線からはチャックがこんにちわしている。
「アレ、ムリだよな?」
「ええ、間違いありません」
蓮野がそう言うのだから、そうなんだろう。
だが、あのクマの笑顔……なんだか企み顔に見えるのは気のせいだろうか。
****
まぁ、そんな俺の心配は杞憂に終わりまして。
「むっちゃ弱かったな、こいつ……」
「ええ、いつもより心なしか小さかった気もしますしね」
クマの着ぐるみは蓮野によって瞬殺されてしまった。俺は心から『嫌な予感がする』なんて口に出さなくて良かった、と思った。
そんな事を考えている内に、蓮野はいつも通り、ジャージのチャックを上まで閉め、一息ついている。
「私の勘違いかもしれませんが、日に日にムリが弱くなってる気がします。思ったより星のストレスが溜まっていなかったのでしょうか……? 星の力の使用量もいつもと変わらないはずなんですけどね……」
「星も別のストレス解消方法を覚えたんじゃねぇの? 例えば、火星をパンチングマシーンにしてるとか、星同士のコミュニケーションが可能なら、そっちに愚痴を聞いてもらってるとか」
「ありえない話ではないと思いますけど……ではなぜ、今までそれをしなかったのか、今になってそうしたのかと言うのが謎です……」
「キミ、星の友達なんだろ? 聞いてみたら?」
「あの子、秘密主義なんですよね」
星相手に『あの子』呼ばわりだよ、この子……。
****
その日のムリ退治も終了し、俺たちは連れ立って校門を潜る。
用務員のおっさんには一応挨拶もしておいたが、あの野郎……。
「茶化されてしまいましたね。センパイのせいで」
「俺のせいか、アレ」
そう言えば、二人で用務員のおっさんに挨拶に行ったのは初めてだっただろうか。
そもそも、おっさんは蓮野が屋上であんな事をしているのを知らなかったワケだし、俺たち二人が突然、おっさんに挨拶に行けばゲスな勘繰りを受けるのは当然か。
だが、それにしてもアレは俺の所為じゃないと思うんだけどなぁ……。
「私たち、恋人に見えたんですかね?」
「うーん、そう見えたのなら、いっそ事実にしてしまうのもアリだと――」
「完璧に無しです」
「……はい」
取り付く島もなかった。くそぅ。
俺が凹んでいると、不意に蓮野が少し小走りで先を行く。
綺麗に回転して振り返ると、一度笑顔を見せてくれた。
「では、私はこれで」
「お、おぅ」
その笑顔が綺麗過ぎて、俺は返事にもドモってしまった。
この娘……ヤバい。アレを打算無しの天然でやってるんだから、マジで男を篭絡する手管を先天的に心得てやがる……ッ!
「あと、センパイ」
「なんだよ?」
動揺しすぎて少しぶっきらぼうに返事をしてしまった。
だが、それにも構わず、蓮野は言葉を続ける。
「センパイの事は、信じてますから。私の大事な、大切な、お友達として!」
それはさっき、屋上で話した友達の心の件の返答だったのだろう。
俺が『信じろ』と言った事に対し、蓮野は『信じる』と言ってくれた。
それだけで胸がホッと温かくなる。
「あ、あったりまえだろ! これで信じないなんて言われたら、俺、めっちゃかっこ悪いじゃん! センパイの面目潰すような後輩は鉄拳制裁だからな!」
「下級生の、しかも女の子に手を挙げるとか、本気で最低ですよ」
「うわ、クールな反応……」
いつも通りの蓮野の反応だが、それでも照れくさそうに笑う顔は、夏の夕空に映えている。アイツもあんな顔が出来るんだ。
きっと星の力なんか持たなければ、もっと良い友達が出来たんだろうな、と思うと遣る瀬無くもなり、だがそんなパラレルワールドを望めないのならば、俺だけは蓮野の笑顔を守ってやらねばと使命感にも駆られる。
俺が、蓮野を守ってやらねば!
「では、センパイ」
「おぅ、気をつけてな」
ペコリとお辞儀をする蓮野に、俺は軽く手を振る。
蓮野はクルリと背を向け、そのまま走って帰ってしまった。
去っていく後姿を眺めながら、俺は自分の胸がきつく締まるのを感じた。
「ヤベェ、これ、マジで……」
俺ってば恋しちゃってるんじゃねぇの?




