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CAPTER2
学園の中に入ると職員の人から資料を受け取り、2階の体育館に行くように言われ向かっている途中、階段に差し掛かったところで1人の少女が上から走ってきた。
まるで太陽の様に眩しい金髪をツインテールに結び、海のような青い瞳をしている。誰が見ても、日本人でないことは一目瞭然だろう。ハーフだろうか?
などと考えていると、その少女は階段から足を滑らせ転び、こちらへ突っ込んできた。
「きゃああああ!」
「危ねえ!」
思わず体が動きその少女の落下するであろう場所に回り込む。
余計なことを考えていたのが悪かったのかもしれない。
滑り込むまでは良かったが、受け止める態勢を整えることはできなかった。
その結果ー
体を抱きとめたのはいい。しかし衝撃に耐えられず俺も後ろにひっくり返った。
そして。
勢いのまま地面に倒れこんだ俺たちの顔の一部分、具体的には唇が重なり合っていた。
「わ、悪」
「いやあああぁぁぁぁあああ!!!!」
今度こそ、少女の悲鳴が階段に響き渡ったのだった。