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1.プロローグ

よろしくお願いします!

「あー、今日もよく働いた」


私はスマホの画面を見ていた。最近なんだか横文字が横行して、仕事に差し障りが出てくるといけないので、チェックをするのが日課のようになっている。


「あー、久しぶりじゃない?美幸?会いたかったぁ」

……私は会いたくなかった。


この子は、伊織。幼稚園からの腐れ縁。そんな縁は切ってしまいたいと思うのだが…。

伊織は悉く、私から奪っていくか、私よりもランクが高いものを持ち歩く。マウントを取る?

歴代の私の彼氏は皆伊織が奪っていったし、最近ではスマホも私よりも少しランクが高いものを持ち歩く。


そんなわけで会いたくなかった。


そのとき、私のスマホから光が…‼


******************


「皇太子、わが国ももうこの方法しかありません。召喚された子には申し訳ない気がしますがそれはそれ。『聖女』を召喚できるのならば……」

「仕方ないか……。では、儀式を執り行おう。昔の文献にある魔法陣を描き、魔術師は術を唱えよ」

「「「御意」」」


眩い光の中、魔法陣の上には少女が現れた。見たことのない服装をした少女が…二人。

いったいどちらが『聖女』なのだろう?


「ねぇねぇ、これって『魔法と花の円舞曲』の冒頭のシーンじゃない?」

あぁ、クソゲーだと思って途中でやめたギャルゲーか……。伊織が私から盗った?


「して、『聖女』はどちらだ?」

「はいはーい!、私が聖女です!」

やたら元気に返事をしたな、伊織。また私から『奪う』のか……?

「その証拠は?」

おお、なかなか一筋縄ではいかないなぁ、この世界。

「『聖女』というからには治癒魔法ができるんですよね?私、多分できる!」

マジかよ?私かもしれないけど?大丈夫なの?


伊織が一人の戦士の傷を癒した。


「「「おお、『聖女』だ」」」


「では、イオリ殿を『聖女』と認定する」

かなり適当だな。私についてはあんまり鑑定とかしないんだなぁ。


「それじゃあ、もうお一人の召喚に巻き込まれた少女は名を何という?」

「あ、美幸です」

「ミユキは好きに生きてくれ」

はぁ??私は金貨数枚と護衛を一人つけられて放逐された。



読了ありがとうございます‼

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