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 「クリスティーナ様、ゴールはもう目前です」


 「お嬢様、あなたは強い!自分を信じてあと少し!」



 






 そして、その時は訪れた。


 「ゴォ──ル」

 クレア先生のその一言と同時に私は倒れ込むように地べたに這いつくばった。



 「お嬢様」

 「マーヤ…」

 「その小さな足で最後まで走り抜いたその姿勢に感動いたしました。その一歩一歩で未来に向かって続く道を、切り開いてください、前進してください」

 「うん…うんっ」やばい、目頭が熱くなってきた。


 

 「クリスティーナ様」

 「は、はいっ、先生」



 


 「素晴らしい走りでした」

 





 「ー・・・っうううああああん」

 私、頑張ったよ、諦めず最後まで走り切れたんだ。

 「お嬢様⁈」

 「ヒック、ヒック、ひぐっふぐっ」私って泣くとしゃっくりが止まらなくなるタイプなんだよぉヒック

 ってか口からしゃっくり以外のものも色々出てきそう、うぐっ落ち着け落ち着け…












 はぁ…はぁ。やっと落ち着いた。運動後に号泣すると本当にやばい。危うく吐くところだった…


 「お嬢様?」背中をさすっていたマーヤが心配そうに覗き込んできた。もう大丈夫だよ。

 

 ゆっくりと立ち上がると・・・もう一度座り込んで・・立ち上が・・・れない。


 フッ、これが若さってやつか──運動直後に感じた疲労とは別の痛み、間違いない、これは筋肉痛だ…それにしても、はやい、はやすぎる。私の前世、16歳の頃の記憶では大体次の日の朝から筋肉痛になっていたのに。これが真の若さ〝5歳〟なのか。

 「マァーアヤァ」

 「…はい、おんぶします。乗ってください」

 いつの間にかメイド服に着替えていた(本当いつ着替えたの⁈)マーヤの背に乗り私たち二人はもう紫色になった空の下、屋敷へ向かう…

 え?クレア先生はどうしたかって?もちろん定時になったから帰ったよ。

 


 



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