一話 出会いと始まり。
初めての小説なのでいろいろおかしい所もあると思いますがよろしくお願いします!
これは日本の田舎に住んでいて、どこにでもいそうなパッとしない内気な男子高校生が、恋を知ることから始まり時には失敗をくりかえしていしまいながらも成長していくそんな男の人生の物語。
この物語は、偶然出会った一人の女の子と出会うところから始まる。
俺の名前は、高岡俊樹 日本のどこにでもある自称進学校に通学していて顔も特別カッコよくもなく、身長が178㎝、性格も別に暗くはないといった、これといった特徴もないどこにでもいる男子高校生だ。
季節は桜が散り、街路樹の葉が生い茂り、雨が多くてじめっとした日が多い、夏が始まったばかりの初夏だった。
俺は夕方その時コンビニで、夕食を買おうとして出かけていた途中だった。
しかし駅の裏通りを通りかかった所で、チンピラ達に絡まれている一人の女の子を見つけた。その女の子は目が吸い込まれそうになるくらい顔立ちが整っていて地下アイドルになら劣らないくらいの美少女だった。
だがしかしいくら美少女でも絡まると面倒だと思い、なんとなく見なかったことにして無視しようと思ったのだが、人が困っているのを見過ごせる程器用な人間でもないので、仕方なくチンピラに少々めんどだなぁと思いながらも、女の子を助けようと行動に移した。チンピラには出来る限り低姿勢で怒らせないように、こう言った。
「あのう、こんな人目の少ない駅の裏通りでも見てる人は見てるので、嫌がっている女の子をナンパするのはやめたほうがいいですよ」
しかしチンピラ達は俺の言葉に苛立ちを見せ、俺を睨んで首を鳴らし不機嫌な顔を威嚇してきた。
「なんだキモイなお前、俺らが何しようと別に勝手だろうが!うぜぇんだよ消えろよ陰キャ風情がよぉ」
チンピラはそう言い返してきた。俺は、もともと少しだけ短気な性格なのでチンピラにここでキレてしまいそれに言い負けたら駄目だと頭では理解していたが反射的に言い返してしまった。
「うるせえなぁ、見てて苛々するんだよさっさとその子から離れろよな」
そしたら、チンピラから突然蹴られそうになったが、それをなんとか直前で躱しそこから相手の隙に入りチンピラの顔面にパンチをくらわせた。そのあと他のチンピラ達も俺に攻撃してきたが同じように撃退した。意外に思うかもしれないけど中学生までの習い事や部活で空手や合気道を少しやっていたのだがその経験が今生きたのだと思う。
チンピラ達が立ち去った後に、絡まれていた美少女に声をかけるがその美少女は、顔を真っ赤にしならがら小さい声で「ありがとうございます!」とだけ言いすぐにどこかに走って行った。
俺はその女の子を目で見送りながらもいい気分に浸りながら、再び夕食を買うためコンビニを目指してまた歩き始めた。
すっかり日が暮れていて夜になっていた。
しかし、俺はその後にその美少女とまた再び再会することになるとは夢にも思っていなかったのである。
ご愛読ありがとうございます。