表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/62

魔法の弾幕

大量に攻めてきてるオールドドラゴン

そして、その取り巻きであるゾンビ。

色々な属性魔法を使えるようになって

最初の戦いが魔法でしか対処出来ない魔物。

これは、中々に面白い展開だと感じた。


「行くぞ!」

「はい!」


前線に向うのは私達3人だけ。

前衛はソールティアスさんと私の2人のみ。

オールドドラゴンに対処出来るのが

私達3人だけだからだ。


騎士達はゾンビが都市内に入らないように

城壁付近に集まって武器を構えてる。

弓兵の何人かは私達の援護をしてくれるはずだ。


「ナナ、低火力の殲滅魔法を連続で放つんだ!

 とにかく数を撃って弾幕を張れ!

 光属性魔法が使えるなら、それを使うんだ!」

「え? でも、2人に当ったら」

「大丈夫だ、低レベルの魔法なら

 防御の魔法で簡単に弾ける。

 リンも使えるだろう? 空特殊属性魔法だ」

「うん、分かった!」


その指示の後ソールティアスさんが駆け出し、

炎の斬撃を放つ。

炎の斬撃を前にオールドドラゴンはあっさりと倒される。


「じゃあ、行くよ!」


ナナちゃんソールティアスさんの指示に従い

大量の光りの弾を展開して放つ。

オールドドラゴンは本当に魔法に弱いらしい。

あまり大きな威力がない光りの弾でも

結構あっさりと鱗を貫いてる。


「っと、ふん!」


私は駆け寄って、オールドドラゴンの背中に剣を突き刺す。

オールドドラゴンが暴れ出してる間に

剣を伝って、体内を凍らせて動きを止めた。

私が得意とするのは氷と炎の魔法。


他の魔法も使えるけど、ナナちゃんの様に

他の属性を高い水準で操る事はまだ出来ない。

ピンカーが言ってた、今のレベルは

私の炎と氷は6クラス、他は3程度。

そして、体特殊属性魔法はレベル10。

これだけ、別格に適性があるのが分かる。


ナナちゃんは特殊属性を除いた全属性が

レベル7で、私よりも優れた魔法適性。

空・与特殊属性魔法はレベル6、体特殊属性は10だ。


体特殊属性が高い理由は

やっぱり、シャリーズで沢山の人達を

手分けして必死に治してたのが大きいんだろう。


「っと、せりゃ!」


大量の光りの弾がたまに私に当るけど

関係無く動ける。

だって、私も空特殊属性魔法を使えるから。


空特殊属性魔法は防御の魔法もある。

これは、ソールティアスさんに教わったこと。

適性が3でも私が扱う防御の魔法は

ナナちゃんの光りの弾を防げている。


これは決して、私の防御が凄いからじゃ無い。

ナナちゃんの放つ光りの弾が弱いだけだ。

実際、ソールティアスさんに飛んだ光りの弾も

恐らく展開してる防御魔法に阻まれて当ってない。


でも、そんな低火力の攻撃力でも倒せてる。

魔法が使えるなら、オールドドラゴンは

本当に弱い魔物なんだというのが分かる。


だが逆に、魔法が使えなければ勝ち目は薄い。

それは、たまに飛んで来てる矢が

オールドドラゴンに全く効いてないのが分かるから。


オールドドラゴンに当った矢が

岩に当ったかのような音を出して弾かれてる。

本来なら普通の剣では相手を貫けないのだろう。

それは、ソールティアスさんが接近戦を

全くしてないことからも分かる。

でも、私が持つ祈りの剣は例外だ。


私が使う剣は問題無く鱗を貫いている。

本当に凄い切れ味なのが分かる。

私はあまり魔力量が多くないのもあって

接近戦で戦えるって言うのは結構大きい。


「ぎが!」

「それ!」


攻撃をしてこようとした相手の首を断つ。

そして、別の巨体の背に剣を突き刺し、凍らせ

次のオールドドラゴンを狙って飛びかかる。

でも、数があまりにも多い、これだけの数が何処に居たの!?


どうしてこんなに沢山魔物がいるはずの

ギフティーが今まで平和だったの!?


「クソ、数が多い……何故ここまで!」


少しずつ私達の疲労が溜まってきてる。

私も魔法を使いすぎてしんどくなってきてるし

ナナちゃんも少し辛そうな表情を見せてる。


「ナナちゃん」


ナナちゃんの魔力量が厳しいのかも知れない。

1時間以上は魔法を使い続けてる。

それは、私とソールティアスさんもだ。

攻撃用の魔法と防御の魔法の併用。

消耗を避けるように立ち回ってても、長期戦は辛い!


「うぅ……」


エルフを止めに来たのにこんな事になるなんて。

でも、不味いのは間違いないよ、これ!

私達3人だけだと、あまりにも殲滅力が足りない!

オールドドラゴン達がドンドン都市に!

このままだとゾンビが都市に入る!


「このままだと不味い!

 殲滅力を何とか上げるんだ!」

「こ、これ以上は無理!

 これ以上は同時には!

 そ、それに、もうしんどくなって来て……」

「く、私もあまり魔力量が多くない。

 このままだと、追い込まれる!」

「ソールティアス様! 朗報です!」

「何だ!?」

「ここまで奴らが来てたとは驚きです」


不意に大量の光属性魔法が放たれる。

ナナちゃんの光属性魔法とは違う!

さっきよりも数が10倍以上多いはずなのに

私に1発も弾が当ってない!


「なん!」

「ソールティアス様! エルフが来ました!」

「エルフが!?」


急いで振り向いて城壁の上を見る。

そこには30人位のエルフが立っているのが見えた。

ナナちゃんの隣にはピンカーが立ってる。


「レングラース家に我々の姫君を奴隷にされたこと

 それは当然憎んでいますが、それはそれ。

 ギフティーの都市には興味はありません。

 それ故に、魔物は我々が排除します」

「エルフ、ピンカー! 何で!?」

「ナナ様、我々と共にこいつらを殲滅しましょう。

 こやつらは私達が相手にしてた雑魚です。

 この大群は初めて見ましたが、30人も居れば

 何の問題も無く対処出来ます、攻撃再開!」


ピンカーの号令で再び光りの弾が放たれる。

当たり前の様に、私には一発も当らない。

当然、ソールティアスさんにも当ってない。


「これがエルフ……何故、ギフティーを!」

「先ほどもお伝えしたとおりです。

 ナナ様を奴隷として扱ってた

 レングラース家に対し我々が復讐を誓ったまで。

 しかしながら、罪のない人々を殺す事は忍びない」

「……つまり、今は味方で良いんだな?」

「えぇ、我々はあなた達に敵対するつもりはありません」

「では、手を貸せ、事情は殲滅した後に聞く」

「はい、まずは魔物ですね」


エルフ達が参戦したことで、一気に殲滅力がました。

これなら、守り切れるって分かる!

このままギフティーを守る!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ