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道中の女子トーク

都市から出ると、山賊が多い気がした。

何で山賊が多いんだろうか。


「何で山賊が多いんだろう」

「まー、都市の外は結構無秩序だしね。

 小さな村で育った場合とかは

 結構困窮で悩む場合もあるからね。

 だから、たまに村総出で

 行商人を襲って商品を奪う。

 そんな事件もあったりするんだ」

「そうなんだ……」


村の人達は大変なのに

どうして都市の外に居るんだろう。


「でも、だったらどうして外に居るの?

 困ったなら都市に行けば良いんじゃ」

「都市ってさ、外壁があるっしょ?

 あれはまぁ、魔物防衛に必須だけどさ

 それが理由で、どうしても住める人がね

 限られて来ちゃうって言うのがあるんだよね」

「1番の理想は魔物を排除することだけど

 そう簡単にはいかないのよね。

 安全圏の確保とかも時間掛かるし。

 でも、バナージは結構そう言うの頑張ってるから

 結構受入れる場所ってあるのよね」

「ま、それを差し引いても?

 魔物の生息地から都市への移動だなんて

 難易度が滅茶苦茶高いだろうからね。

 1人2人なら大丈夫だろうけど

 家族とかで仲良くってのは護衛が居ないと

 流石にどうしようも無いって感じだしね」


山賊の他にも魔物が結構いるのが理由で

国の移動でも本当に大変なんだ。


「後は地図だね、地図。行商人が用意してるけど

 地図読めない人って結構居るから

 そこが更に困難って言うか?」

「じゃあ、依頼はどうやって運んでるの?

 距離が凄いのに、依頼が出せるとは思えない」

「守人って人達が居るって言ったでしょ?

 そう言う人達が居る村は結構裕福だからね。

 依頼を送って到着までは何とかなるんだ。

 たまにバナージの騎士がその村で防衛に当って

 安全の保証をする場合もあるけどね。


 だから、僕達が対処出来るのは

 そう言う、比較的余裕がある村だけって感じ。

 当然、探索をしてる騎士も居るから

 その騎士と出会えることが出来れば

 助かる場合があるけど、そう言う場合は

 その騎士達が解決しちゃってる。

 

 だから、都市防衛をしてる僕達には急いでる村からの

 依頼ととかって、来ないんだよね。

 たまに見張りの騎士が応援を要請する場合もあるが

 それ、滅茶苦茶強い魔物だって事確定してるから

 かなり準備しないと危ないんだよね」


だから、私達の様な新人を連れて

その依頼に行くことはほぼ無いんだろう。


「でも、見張りってどうなってるの? 毎日してるの?」

「交代でやってるんだよね、村の発見とか

 緊急の依頼に対処する為にね。

 まぁ、そこまでやってるのはバナージだけだが

 他の都市は襲撃が多いから戦力割けないしね」


都市の話をしてたときに見た地図を思い出す。

実際、バナージは国の真ん中付近にあり

比較的安全な立地にあるのは間違いない。

でも、レングラース家は平和そうだった。


「因みに1度周辺探索の任務に就いたら

 1週間は都市に戻れなくなるから

 中々大変なんだけど

 意外な事に、志願者が多いんだよね」

「何で?」

「私達が教わった心得は

 弱者を守る矛であり盾である事だからね。

 バナージの騎士として志願してる騎士達は

 ソールティアス様にその誓いを立てて

 常に弱者を守る為の努力をしてるの。

 周辺警戒の任務は当然、戦えない弱者を

 多く救う事が出来る任務であり

 とても名誉な任務でもあるのよ」

「まぁ、給料増えるわけじゃ無いけどね?

 出世とかにもそこまで影響はないし?

 と言うか、大体は魔物と戦うだけ戦って

 誰にも出会えなかったり、見つけたとしても

 間に合わない場合が本当に多いしね。

 だから、精神的には滅茶苦茶辛いっていうか。

 でも、誰かを救うには恐れる事は出来ない!」


ローズとアンナが自信満々の笑みを見せた。

そんな2人を見て、エディーはちょっとだけ

苦笑いしながら笑ってた。


「まぁ、僕は見張りに呼ばれることは

 あまり無いんだよね」

「どうして?」

「僕が最高戦力に近いからかなぁ。

 都市の防衛を任されることが多いんだ」

「星4つの騎士は大体が都市の防衛だからね。

 有事の際に即座に動けるように

 都市の仕事をこなすのが役目だから」

「でも、都市外依頼は結構あるんだよ?

 理由は依頼が来る相手が危険だから。

 星が多ければ多い程に強いからね。

 星4つの騎士は強い相手と戦う事が多いんだ。

 今回は内容分かるけど、

 内容が分からない事が多いしね」

「内容……あ、そう言えば今回の依頼は」

「まぁ、到着するまでは黙っておこうと思ったんだけど

 今回はプロントベアーという魔物だよ」


プロントベアー、多分、熊の魔物なんだろう。


「名前の通り、熊の魔物でね、結構危険なんだ。

 でも、依頼の難易度で言えば星3の騎士でも

 十分対処出来るレベルの魔物と言えるね」

「だから、エディーは過剰戦力になるの」

「因みにリンちゃんだけでも過剰戦力だよ。

 つまりは取るに足らない魔物って事」


そこまで強くない魔物……

うん、最初の依頼なら当然かも知れない。

最初から危険な魔物と戦えってならないのは当然だ。


「一応言うと、デュラハンは

 星4の騎士が呼ばれる事もある強さだからね。

 そのデュラハンよりは弱いと言えるね」

「そうなんだ、でもあの時来たのはジャッキー達」

「ジャッキーは星3の中ではかなり強いからね。

 だから、星4相当の魔物の依頼で

 呼ばれることがあるんだよ」


周りもジャッキーを評価してたし

やっぱり強いんだね、あの人。


「ま、だから今回はそこまで身構えなくても良いよ。

 不意打ちに警戒は必要だろうから

 周辺警戒は怠らないようにね?

 僕もあまり言わないようにするから

 ローズとアンナも頑張って?」

「試されてる気がして癪なんだけど?」

「いや、あれはどう考えても試してるわよ」

「そうそう、君らも頑張ってー

 そろそろ星4女騎士の仲間が欲しいぞー

 君らよりも後から参加したリンちゃんが

 君らよりも先に星4女騎士の仲間入りって

 君ら的には屈辱でしょ? だから頑張れー」

「くぅ! 絶対に追いついてみせるんだからね!」

「そうよそうよ! むしろ越してやるわよ!」

「ははん、やれるものならやってみなよ

 僕は最強の女騎士だ、そう易々とは越せないよ?」


2人をからかうように笑うエディーと

エディーに対抗意識を向けてる2人。

この3人はやっぱり仲が良いんだって、改めて分かった。

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