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都市外依頼

騎士見習いとして頑張ってる私達。

武器の手入れも教えて貰ったし

迷子の道案内も出来るようになった。

最初は2人で勝手に行動したら

迷って大変だったけど

今は結構迷わなくなってきたと思う。


「君達が騎士見習いになって2ヶ月。

 ついに2人の鎧が完成!」


私達専用の子ども用の鎧が出来た。

どうも、成長するであろう体に

ある程度対応出来るように加工した特注品らしい。


鎧は綺麗でピカピカ、ちょっと綺麗すぎる気がする。

剣が鏡の様になってるのはたまに見るけど

鎧まで、人が映るほどに綺麗にあるのは凄い。


鎧の色々な場所は柔らかい素材になってるけど

強い衝撃が掛かったら、硬化するらしいし

刃物とかが通りにくい素材になってるみたいだ。


首元にある場所、エディー達の場合は

星が描いてる場所には星などは無いけど

ただ色が無いだけで、星を模ってる場所はある。

階級が上がったら、ここに色を付けるのかも知れない。


「いやぁ、まだ2ヶ月しか経ってないのかぁと

 僕にはとても長い時間に感じるんだけどねぇ」

「お前、まだ20行ってないくせに何言ってんだ」


そんな一言にジージが突っ込んだ。

でも、エディーはその言葉を聞き流す。


「そして今日、ついに許可された都市外依頼!

 鎧と同時に解禁とは驚きだよね!」

「ん」

「が、頑張る!」


私達の今日の仕事は長期遠征も伴う

都市外依頼と言われる仕事をすることになった。

これは、バナージとかの大きな都市に所属していない

小さな村の問題を解決するための仕事らしい。


村の外に居る守人と呼ばれる村の強い人でも

手に余ると判断した場合、私達に依頼が来るらしい。

つまり、普通の魔物よりも強い魔物が相手だ。

でも、基準はデュラハン程度だったりする。

訓練する前でも倒せてた相手だ。

今の私なら無傷で倒せるという自信がある。


「それじゃジージ、門番頑張ってねー」

「あぁ……てか、俺の都市外依頼はいつに?」

「君の星が3つになったらでしょ」

「何でリンちゃん達は良いのに俺は駄目なんだ」

「いやほら、結構な編成だよ? 今回の編成」

「力ある女騎士、総動員だしねー」

「いや、割といつも通りじゃ」

「まぁ女騎士あまり多くないからね」


今回はエディーの他に2人の女騎士さんが居た。

この2人も凄い強いらしいけど

やっぱりエディーには負けるらしい。

ジャッキーとは互角らしいけど

最終的には負けちゃう程度の強さって聞いた。


「でも、3人ってちょっと心許なくなくね?

 いやさ、エディーが居るから大丈夫だろうけどさ」


1人はピンク色の髪の毛だ。

エディーとは違って、髪の毛は艶々で

結構長めにしてるらしい。

でも、兜が着けられないから兜はしないそう。

と言うか、兜が嫌いだって行ってた。

当然、髪飾りとかは無くて、

これは騎士としての仕事だから当然かも知れない。

普段は知らない、今日初めてお話しをした。

声を掛けてくれたりはしたけど

明確な会話をしたのは今日が初めてだ。

名前はローズって言ってた。


「エディーは私達2人でも勝てない実力よ。

 そう考えれば、エディーで3人分で

 私達で2人、計5人で丁度良いでしょ」


もう1人は青色の髪の毛の女の人だ。

髪の毛は短くて、メガネを掛けてる。

武器は弓矢らしい。

メガネを掛けてるから、目が悪いと思ったけど

伊達眼鏡って言う眼鏡らしくて

本当の眼鏡とは少し違うと言ってた。

確か、ファッション性と防御の両立で

伊達眼鏡は最高に良いと言ってた。

どうも、目によくゴミが入るらしくて

それを避ける為に眼鏡を掛けてるって言ってた。

名前はアンナって言ってた。


「アンナ、君、やっぱり眼鏡外しなよ。

 見た目不相応だし、君馬鹿だし」

「な! 私の何処が馬鹿なのよ!」

「あー、あたしも思うわー

 アンナ、結構アホだしね」

「なな!」

「え? 呼んだ?」

「いや、ナナちゃんじゃ無い」

「え? でも、ナナって」

「ナナちゃんを呼ぶときはナナちゃんだから」

「あ、そうだね!」


ナナちゃんは結構素直に反応する事が多い。

ナナという名前だから、結構口に出るしね。

アンナさんは動揺すると、ななって言うみたい。

その度にナナちゃんが反応したら困る。


「アンナ、そのなな! って言うの止めなよ。

 ナナちゃん反応しちゃうし」

「いや、そんな事言われても癖だし……」

「まぁ、リンちゃんが訂正してたし良いんじゃね?

 ナナちゃんを呼ぶときは

 あたしら皆、ちゃんって付けてるし」

「まぁそうだけどねぇ」


意外と見た目は派手だけどローズは冷静だ。


「おいお前ら、中年のおっさんの前で

 眩しい女子トークするな! さっさと行け!」

「えー? 嬉しいっしょ? 冴えないおっさんが

 僕達みたいな超絶美少女の会話を身近で聞けて」

「良いから行けって! 気まずいんだよ!

 後エディー! お前はその態度、ちったぁ改めろ!

 そう言うのはジャッキーの前だけにしとけ!」

「はぁ? 何でまたジャッキーなのさ。

 そりゃ、僕らは幼馴染みで親しみやすいけど

 別にわざわざ別けて接するなんて面倒な事を

 この超絶面倒くさがり屋で有名な

 この僕がするわけ無いでしょ?」

「あぁそうだろうな! 誰が呼びに来てもお前

 下着姿で出て来やがるからな!

 お前女なんだから自覚しろって何度言って!」

「最近はちゃんと寝間着だから安心してよ。

 流石にリンちゃんとナナちゃんの教育的にね?

 下着姿は不味いかなーって

 何なら、寝るとき以外は外着で過ごしてるし」

「私はエディーの方が馬鹿だと思うんだけど」

「あたしもそう言う所、馬鹿だと思うかな」


最初、エディーは下着だったって言ってたし

ジャッキーが言うには最初は裸だったらしい。

そこら辺、流石にどうなのとは思った。


でも、私達が来てから毎日部屋でも外着姿。

私達も外着姿、寝るときは寝間着だから

最初は下着だったり裸だったりって言うのが

本当だったのかは知らない。


「いやマジでさ、何でエディーって

 ソールティアス様に信頼されてるわけ?」

「簡単な話さ、ソールティアス様の前で

 僕は1度だって府抜けた姿を見せてないから」

「そう言う切り替えが出来るなら

 普段からすれば良いのに」

「馬鹿だねぇ、僕は切り替えが得意じゃないよ?

 と言うか、あまり態度変えるの好きじゃ無いって。

 でもさ、憧れの人を前に

 府抜けた態度なんてする奴は居ないでしょ?


 僕はソールティアス様に憧れて騎士になったんだ。

 ソールティアス様の前では僕は常に真剣だよ」

「ソールティアス様以外の偉い人が居たら?」

「敬語は使うけど、態度はあまり変わらないかなぁ」

「でも、私達の前だとそこまで」

「だって、立派なお姉ちゃんになりたいし」

「絶対切替え得意だろ、お前」


実際、騎士モードのエディーは格好いいけど

普段のエディーは結構腑抜けてる感じだ。

普段、細目でニコニコしながら

軽い態度で対応してるエディーだけど

真剣な時は目の色が変わる。

目付きが鋭くて、完全に別人と言えるレベルだ。


「てか、もうこの話は良いだろ、早くいけよ。

 日が暮れても知らねぇぞ?」

「おっと、それは困るね。

 リンちゃん達に野宿はさせるわけにも行かないし」

「大丈夫、慣れてる」

「慣れててもやらせたくないからね。

 じゃ、行ってくるねー、僕らが居ない間

 ちゃんとバナージを守ってよね。

 ソールティアス様に迷惑掛けないように」

「当たり前だろ! ほら行ってこい!」


その会話の後、私達は門の外へ出た。

久しぶりの建物が殆どない外の世界。

でも、今回は目的がしっかりとあるし

私達を支えてくれる人達が居る。

だから、全然不安な気持ちは無かった。

よし、頑張ろう。私がどれだけ強くなったか

それを試す、絶好のチャンスだ!

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