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三角月夜

作者:日野 哲太郎
 わたしは中学二年生の女の子です。おじいさんは、人形つくりをしています。そのおじいさんが、十歳の誕生日にプレゼントしてくれたモモ色のドレスをきたかわいいぬいぐるみの女の子、トキ。わたしの宝物です。
 ところが、ある夜のこと。わたしが、その人形のトキになってふしぎな冒険をした物語。
 魔法使いの笛の音をきいて人形のトキになってしまったわたしは、空想のなかで血わき肉おどる『いのちのリズム』を感じましたが、カーテンのすきまから庭をのぞくと、夜空には三角形のお月さまがどっかりと腰をすえていました。
「やい、お月さま。おまえは、ほんとうにお月さまか? 」トキの挑戦的なたいどをみて、月はおこったように三角のほっぺをふくらませました。なんてバカなお月さま。まるで逆さまのハートです。陽気になってにらめっこをくりかえしているうちに、トキの日常の感覚は、すっかり三角月色に変ってしまったのです。
 そこではベッドが犬のように走り出すような、物が生き物のように生きている世界でした。
 三角月夜の夢物語はここからつぎつぎとふしぎな展開をみせますが、トキは人間にもどるために三角月へと冒険にいくのです。そこで見た世界は、とてもすてきな小人の国でした。
 そこで起こった巨人と竜との戦い、トキは小人の国を守るため巨人を追い払おうとするのですが、さて、トキ(わたし)は、ぶじに人間の世界にもどれるのでしょうか? 最後は読んでのお楽しみに(笑)
 この物語は「カクヨム」にも掲載しています。
 
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