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さいやく  作者: 綿上遼
6/8

しろ


平日のお昼さがり

カップラーメンのフィルムをぴりりと剥がした。

賞味期限が切れるまで1ヶ月。

僕はお湯を沸かすのが苦手だから

百均に行って、温度計でも買おうかなんて

考えていた。だけど洗うのめんどくさいなぁ、

あ、でもお湯に使うなら水洗いで放置してていいか。なんて思っていた。

しゅわしゅわといいお湯が飲み込まれる。

隙間の空いた蓋からは

白いゆげが出ていた。

それをテーブルに運びながら

きっと、僕たちもこうやって少しずつ

冷めていくんだなと感じた。

季節外れの日焼け止めで蓋を抑えて

僕は3分待っている。



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