第百話「百話記念回・設定集」
ここまで読んで下さっている読者様のために、今回は細かい設定を一度に把握して頂けるように、仲間の容姿や設定等を公開しようと思います。
注:この回は読まなくても本編には影響しません。
『登場人物』
『アルテミスの勇者・幻魔獣の召喚士 LV120 サシャ・ボリンガー』
主人公。リーシャ村出身。幼い頃に魔物に殺された父に憧れて冒険者を目指す。身長は約百七十五センチ、肩まで伸びた銀色の髪に目の色は淡い青色。十五歳の成人の日に冒険者を目指して旅に出る。デュラハンとヘルフリートから力を授かり、見事魔王レオンハルトを打ち取った。得意属性は土・雷・炎。戦い方は左右の剣に別々のエンチャントを掛けた二刀流のスタイルか、右手に剣を持ち、左手で魔法を使うスタイル。召喚士でありながら、剣士、魔術師としても十分に戦える実力の持ち主。サンダーボルトかヘルファイアのエンチャントを掛けたグランドクロスは彼の最強の必殺技。
『賢者・幻魔獣 LV55 スケルトンキング・キング』
サシャがリーシャ村からフィッツ町に向かう最中に召喚した幻魔獣。種族は魔獣や幻獣などの更に上に君臨する幻魔獣。口数は少ないが、いつも仲間の事を想って行動する心優しいスケルトンの王。アルテミス王国の国王から『賢者』の称号を授かった。
『グラディエーター 推定LV45 ダリル・ボリンガー』
サシャの父親。サシャが二歳時魔物との戦闘で命を落とす。戦闘時は軽装とグラディエーターを好み、闘技場で数多の魔物を討ち取った。
『村人 LV7 マリア・ ボリンガー』
サシャの母親。普通の村人。早くに夫を亡くして女手一つでサシャを育てた。毎日のサシャとの農作業が人生の楽しみ。
『商人 LV24 サイモン・レイ』
リーシャ村の商人でおじさん。サシャの遊び相手。昔は冒険者として世界中を旅していたが、自分の実力の無さに失望し、出身地のリーシャ村に戻ってきた。店に遊びに来るサシャに昔の冒険談を話すのが毎日の楽しみだった。サシャの父、ダリルとは古くからの知り合い。サシャが冒険に出た日、ショートソードをプレゼントしてくれた。
『鑑定士 LV19 アンディ・ヴァイカート』
フィッツ町の冒険者ギルドが経営する宿屋の親父。宿屋兼、鑑定士。鑑定士としてのレベルは低いが、料理は抜群に上手。ラドフォード姉妹の料理の先生でもある。
『鑑定士 LV32 ロンダルク・ジウバ』
フィッツ町の「ロンダルクの雑貨屋」の店長。年齢は45歳。どんなガラクタでも基本的には買い取ってくれる優しい男。サシャに対しては良い印象を持っていて、冒険のノウハウを教えてくれる。
『戦士 LV21 シンディ・ブラフォード』
フィッツ町、冒険者ギルドの受付の女性。サシャが初めて出会った犬耳の獣人。サシャに好意を抱いている様だが、サシャは全く気がついていない。
『鍛冶職人 LV35 シャーローン・フィアット』
フィッツ町「シャーローンの武器店」店長。
『飼育士 LV15 フレドリック・ストーム』
フィッツ町『幸運の卵ガチャ』の店主。路上で胡散臭そうに卵を売っている老人。ルナの卵を買った店。
『聖戦士・幻魔獣 LV53 ハーピー・ルナ』
フィッツ町の幸運の卵ガチャの店でキングが選んだ卵の中身。肩まで伸びた綺麗な金髪と青い目が印象的。卵の時から毎日サシャと一緒に寝るのが習慣。肉体の年齢は十五歳。(幻魔獣の肉体は死ぬまで歳を取らない)戦闘の時にのみ翼を開いて戦う。アイリーンやヘルフリートと互角に打ち合える剣の達人。素直な性格で嘘を言わず、サシャに忠実。アルテミス王国の国王から『聖戦士』を任命された。趣味は剣の稽古と食べる事。仲間と遊ぶ事が好きで、クーデルカとは姉妹の様に仲が良い。
『聖戦士・育成士 LV45ゲルストナー・ブラック』
ゲルストナーの魔法動物店の元店長。フィッツ町で魔法動物の店を経営していたが、偶然サシャと出会い、大急ぎで店を畳んでボリンガー騎士団に入団した。年齢は四十歳前半。長く伸びた金髪が特徴的。冒険者時代は戦士をしており、現在はボリンガー騎士団で前衛を任されている。サシャが信頼して「副団長」に任命した、仲間思いの熱血漢。防御力の低い仲間を庇って、いつも敵の攻撃を代わりに受ける。女性からも魔物からも好かれる性格で、冒険中に女性から口説かれた回数はサシャの数倍以上。魔王軍がアルテミス王国の侵略を始めた時、冒険者や市民、各ギルドのメンバーに指示を与えて、見事魔王軍の軍勢を駆逐した英雄的指揮官。彼の優れた指揮能力と状況判断力が評価され、アルテミス王国国王から「聖戦士」の称号を授かった。
『フィッツ町・町長 LV30 ルシウス・アルバーン』
フィッツ町の町長で年齢は四十五歳ほど。サシャの良き理解者で、フィッツ町ではボリンガー騎士団、フィッツ町拠点の仲間と協力して町の防衛をしている。
『聖戦士・鍛冶職人 LV43アイリーン・チェンバーズ』
アシュトバーン村で奴隷達と一緒に盗賊に誘拐された所をサシャに救出された。猫と人間の中間種。モフモフした猫耳と尻尾が特徴的。髪と目の色は茶色で、年齢は十八歳。自称「サシャの飼い猫」得意武器は槍と斧。気配を消して周囲を探ったり、優れた聴覚で敵を見つけ出す。魔王軍との戦いでは驚異的な戦闘能力を生かして魔物を暗殺した。ゲルストナー曰く「アイリーンの力が無ければアルテミシアを防衛する事は出来なかった」らしい。魔王軍との戦いぶりが評価されて、「聖戦士」の称号を得た。
『大魔術師 LV50 クーデルカ・シンフィールド』
ストーンへルズ砦でブラックライカンに殺された魔族の女。サシャがクーデルカの骨と魂を使って召喚した。サシャに召喚されてからは、自分はサシャの物だと主張して人生を楽しんでいる。紫色のウェーブヘアに紫色の目。肉体の年齢は二十歳前後。肌は透き通るように綺麗で、スタイル抜群のサキュバス。ルナと組んで戦う事が多く、ルナが接近して敵を攻撃し、敵が怯んだ隙にクーデルカが特大の氷柱を落として仕留める、完璧なコンビネーションが可能。たまにサシャと一緒に居るルナに対して嫉妬する事はあるが、クーデルカはサシャと同じくらいルナの事も愛している。魔王討伐において、勇者ボリンガーと共に戦い、見事魔王を討伐した実績が認められ、アルテミス王国国王から『大魔術師』の称号を授かった。
『村人 LV5アリス・ラドフォード』
『村人 LV5セシリア・ラドフォード』
サシャがレイリス町の奴隷市で買い取った元奴隷。現在は奴隷の身分ではなく一般の村人、ボリンガー騎士団の団員。セシリアは十四歳でアリスは十二歳。赤髪で赤い目をしていて、二人とも将来美人になるタイプの女の子。現在はフィッツ町でミノタウロス拠点長の補佐をしている。担当は家事全般。サシャが本拠地を構えた時、本拠地で生活する事が決まっている。
『剣士 LV33アラスター・リグリー』
サシャがレイリス町の奴隷市で買い取った。現在は奴隷の身分から解放されて、『ボリンガー騎士団・アシュトバーン村拠点』で拠点長を任されている。元剣士でフランベルジュを使いこなす。サシャが本拠地を完成させたら本拠地の警備の責任者として任命される予定だ。
『勇者ボリンガーの一角獣・幻獣 LV35 ユニコーン』
サシャの召喚獣で、旅の最中は馬車を牽いている。ボリンガー騎士団の回復担当。戦闘にはほとんど参加する事はなく、離れた場所からこっそりと回復をする臆病な性格。ボリンガー騎士団のマスコット的存在。毎日サシャにブラッシングをしてもらうのが楽しみだが、サシャがブラッシングを忘れると巨大な角で襲い掛かってくる。
『勇者ボリンガーの飛竜・幻魔獣 LV50 ワイバーン』
サシャの召喚獣。青紫色の巨体の飛竜。サシャを乗せて飛ぶ事が好き。趣味は適当に上空から獲物を見つけて片っ端から食べつくす事。たまにサシャや仲間に対して戦利品(魔物の死骸)を自慢する事があるが、サシャは「早く捨ててきて……」と言う。背中には基本的にサシャ以外の人間を乗せないが、サシャが特別に許可した場合は渋々、自分の背中に乗る事を許可する。どこまでも飼い主に忠実で、ずば抜けた戦闘力と観察力を持つ。ワイバーンは毎日食料の確保のために外で狩りをしているせいか、サシャが育てなくても日に日に力を増している。
『大召喚士・幻獣の召喚士 LV55 クリスタル・ニコルズ』
フィッツ町で突然サシャに弟子入りした十二歳の少女。サシャの召喚魔法に憧れてサシャの弟子になった。青い髪と青い目をしていて、サシャの事を「師匠」と呼ぶ、人懐っこい女の子。サシャから卒業祝いに聖者のロッドを貰った。卒業してからはボリンガー騎士団の召喚士として、仲間を守るために召喚の力を使う事を誓った。素直な性格で、誰とでも打ち解ける事が出来る。毎日の魔法の訓練を怠らない努力家で、サイクロプスとガーゴイルの召喚士。魔王軍との戦いで幻獣の召喚に成功し、召喚獣を巧みに操り、見事魔王軍の軍勢を撃退した。その功績が認められ、アルテミス王国国王から『大召喚士』の称号を得た。
『幻獣 LV40 ヘルハウンド』
サシャが召喚した召喚士ギルドの守り神。真っ黒の毛で中型犬。サシャによく懐いている。正式な飼い主はアルベルト。
『幻獣 LV35 ミノタウロス』
サシャの召喚獣で、現在はボリンガー騎士団のフィッツ町拠点の拠点長を任されている。サシャがプレゼントした「騎士団の戦斧」をいつも大事そうに持ち歩いている。筋骨隆々で、力強く生えた二本の角が印象的。アルテミス語も堪能で、ラドフォード姉妹と共にフィッツ町で市民の手助けをしながら生活をしている。
『海賊 LV50 エドガー・アルムガルト 』
アルテミス王国の海賊ギルドのマスター。巨体のドワーフで、黒い髪に黒い目。兄は鍛冶職人。年齢は四十代。以前はデュラハンとパーティーを組んでいた。海賊船に乗って世界中を旅しながら財宝を集めるのが生き甲斐。サーベルを使った剣技が得意で、馬鹿力に任せた戦い方は見ている者に勇気を与える。サシャとは魔王城に向かうまでの間に何度も共に酒を飲み、お互いが心を許す関係。
『召喚士 LV46 アルベルト・ブルクハルト』
アルテミス王国の召喚士ギルド、マスターサシャの召喚魔法について本を書いている。年齢は四十代。長く伸びた銀髪に銀色のローブが特徴的。召喚魔法のスペシャリストで、常にサシャの戦い方を研究している。無数の槍を同時に召喚して戦う物理攻撃向きの召喚士。
『召喚士 LV39 シャルロッテ・バルテル 』
アルベルトの右腕的存在。栗色の髪に栗色の目で髪には緩いカールが掛かっている。年齢は二十一歳。知的で優しい性格。体から温かい魔力を放っている。深緑色のローブとルビーのワンドを装備している。
『聖騎士LV52 クラウディア・ファッシュ 』
長く伸びた金髪が特徴。白い肌に青色の目。見た目の年齢は25歳程度でエルフ族。実年齢は不明。国王から授かったブロードソードとシールドを装備を使って戦う。ゲルストナーには恋心を抱いている様だ。
『大精霊・幻魔獣 LV38 風の精霊・シルフ』
サシャがアルテミシアで召喚した精霊。支援魔法に特化した精霊で、常にサシャの肩の上か頭の上に座っている。綺麗な緑色の髪と目をしていて、羽を使って自由自在に飛ぶことが出来る。サシャが大好きでいつもサシャと一緒に居る。サシャと共に魔王討伐を成し遂げた偉大な精霊。召喚時にサシャの「グランドクロス」を引き継いで生まれた。魔王討伐の実績が認められ、アルテミス王国国王から「大精霊」の称号を得た。
『伝説の鍛冶職人 LV52 エイブラハム・アルムガルト』
アルテミス王国で「武器・防具の専門店 アルテミシア」営んでいる。エドガーの兄で筋骨隆々。黒い髪に長く伸びたヒゲ。エドガーの命を助けたサシャには常に協力的な態度で接する。礼を忘れない男の中の男。エドガーが一度も喧嘩で勝ったことが無い相手らしい。
『聖戦士 LV57ヘルフリート・フェラー』
生前は戦士ギルドのギルドマスターをしていた。長く伸びた黒い髪に優しそうな眼。王国の防衛を任される5人の聖戦士の中の最高戦力だった。魔王城でスケルトンキングに殺されるが、死の直前にサシャの己の力を託した。ルナとサシャの剣術の指南役。ルナと唯一互角に打ち合える剣の達人。
『大魔術師・幻魔獣 LV60 デス・シャーロット』
サシャの召喚獣。真っ白な肌に銀色に長く伸びた髪。ルビーの様に赤くて透き通った目が美しい。体の年齢は約二十歳。サシャにはよく懐いている。黒い魔力から作り出された大鎌を自由自在に操って戦う。サシャのアースウォールを簡単に貫く程の威力の攻撃力を生まれながらにして持つ魔法の天才。性格はおっとりしていて、クーデルカかルナと一緒に居る事が多い。サシャと共に魔王を討伐した。アルテミス王国国王から「大魔術師」の称号を得た。
『魔王・勇者 レオンハルト』
生前は勇者だったが魔王として召喚された。死ぬ直前に、後悔の言葉と共にサシャに勇者の剣を託した。サシャのヘルファイアをいとも容易く切り裂く天才的な剣士。魔王城でサシャとシャーロットに止めを刺されて命を落とした。
『アルテミス王国国王 LV55 バルトロメウス・ベルヴァルト』
年齢は四十代。金髪で青い目。立派な髭を蓄えていて、いつも柔和な表情を浮かべている。サシャに対しては自分の息子の様な感情を抱いている。
『アルテミス王国王女 LV20 エミリア・ベルヴァルト』
年齢は十歳。髪の色は国王と同じ綺麗な金色で、目は透き通るような青色。頭には宝石が散りばめられたティアラを載せている。サシャの弟子であり、サシャから貰った「雷撃の盾」を宝物の様に肌身離さず持っている。シルフやユニコーンとも仲が良く、人生で初めての友達としてサシャを選んだ。
『魔術師 LV51 ルーカス・ローゼンベルガー』
アルテミス王国、魔術師ギルドのマスター。長く延した金髪に青色の目の美男子。年齢は三十代前半。腰には短めのロッドを提げている。ボリンガー騎士団と共に、アルテミシアを防衛した
『暗殺者 LV52 クラウス・デリウス』
アルテミス王国、暗殺ギルドのマスター年齢は三十代、黒い髪を逆立ていて、優しい黒い目をしている。腰には短いダガーを二本装備している。