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双望の継承者 〔 ゼンの冒険 第一部 〕  作者: 三叉霧流
二章 辺境都市オークザラム 人それぞれの物語
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オークザラム⑭ 蒼天の誓約

翌朝。

肌寒さは変わらないが、食堂の窓からは温かい光が差し込んで食堂のテーブルに斜めにゆがんだ格子の影を作っていた。

並べられているのは豪華な朝食。

皿は一枚だが、熱々のベーコンとソーセージに目玉焼き、白いパンと常温のミルク。よく考えたら鶏みたいな家畜はいるけど、今朝食に上っている目玉焼きは鶏よりも大きい。

特別な鳥なのだろうか?


と、呑気なことを考えられる自分の心理状態に満足しつつ周りを見渡す。

食堂に座っている面々は昨日と変わらない。

ヘルムート伯は昨日の正装ではなく、執務用の黒い貴族服で如何にも軍隊の重鎮という威厳がある。リザベラ夫人は昨日よりも少し地味だが、レースのあしらわれた濃い緑色のドレスを着て優雅に朝食を食べている。

トルエスさんは昨日のまま代官服を着て、昨日の酒の残りなど全くない様子で平然とパンを食べている。

給仕達は、なくなったパンを皿に補給したり、リザベラ夫人のために果実を切り分けていたりしていた。


朝食が始まってもユルゲン卿が来る気配はない。

たずねようにもこの館の事情も色々あるだろうし、触れないでおこうと思う。

一生わかり合えないかもしれないが、時間をかけて彼とは話をしていくしかない。

もし俺がユルゲン卿の嫡男の地位を狙っていないと今言ったところで、見た目が子供の俺を信じる気になるはずもない。

ちゃんと彼と向き合って、話し合って、絆を作ってから言葉にしないと意味がない。信じてもらえるはずもない。


今、俺が向き合うべきは隣に座っているヘルムート伯だ。

彼はベーコンを食べている。

口髭にベーコンの脂がついていて、ちょっとキラキラ光っているのが可愛くて面白い。

軍人服に身を包んだ熊のような人がベーコンで髭を光らせるなんて・・・。

昨日トルエスさんに聞いた彼の物語を知って、俺の気持ちにはそんな余裕が出ている。

「ヘルムート卿」

俺はヘルムート伯の様子に内心微笑みつつ、彼を呼んだ。

「ん?どうした?ゼン」

ヘルムート伯はこちらに振り向いて、握っていたフォークを皿の上に置きつつ、俺に聞き返す。

「この後、少しお時間をいただきたいのですが」

「そうだな・・・。執務の前に少し時間はあるが・・・用件次第だがよいか?」

彼は少し考えてそう言った。

その顔からは少し警戒心が覗いている。


ヘルムート伯も、もしかしたら俺が怖いのかもしれない。

怖いというわけではないが、何を言われるか想像できなくて警戒しているのかもしれない。

昨日の夕食で俺の様子が違っていたのには彼も気づいているだろう。

だから、何を言われるか・・・。

彼はきっと婚約の話を持ち出されると思っているに違いない。


俺はそんな彼の気持ちを打ち消すために少し声に陽気な響きを持たせつつ、続きを言う。

「時間はとらせません。ここに来てから食事が美味しくて体が重くなってしまったんですよ。だから・・・一手ご指南をお願いしたいと思いましてね。もちろん剣術ですよ」


彼は俺の言葉を聞いて、最初は目を丸くしたがすぐに豪快な笑みへと変わる。

そうして―――。

「クハハハハハ!よいな!実によい提案だ!うむ、指南しよう。ワシもお主の力量試してみたかった。そうと決まれば、早う飯を食え。すぐに行くぞ!」

彼は涎やベーコンの欠片が飛ぶのもお構いなく大声で笑いそう言った。

その顔つきには清々しく、目はキラキラとした喜びが出ている。

彼は上機嫌で、食堂の入り口にいた彼を守護する壮年の騎士に目を向ける。

「騎士モーリッツよ。朝稽古だ。内庭ではなく広場でするぞ!訓練兵を集めて観戦させろ」

騎士モーリッツは礼をして食堂からすぐに出て行く。


俺はヘルムート伯の一言に驚いた。

広場?訓練兵を集めて観戦?

俺が想像したのは内庭でヘルムート伯と二人で稽古するぐらいに考えていたんだけど!


この人は本当に怖いな。

この稽古を利用して、軍の中で俺の力量を問う気だ。

これもハスクブル公爵家との婚姻の布石か?

どう考えても俺がヘルムート伯に勝てるわけないのに。

マイナスになる可能性だってある。

でも彼は俺に掛けているのだ。

彼の辺境伯爵家としての家名を。

感嘆するしかない・・・その即断即決さに。


ああ!もうどうでもいい!

俺は全力でぶつかると決めた。

ここで退いてられるか!


俺は彼の掛けに乗ることにした。

どうせそのうち俺も一緒に乗る賭け事だ。

レイズはできるだけして、大穴狙いで儲けてやろう。


「簡単には負けませんよ」

俺は彼に向かって自信ありげに微笑んで言う。

ヘルムート伯はその言葉にさらに上機嫌となって笑い。

リザベラ夫人はその微笑みの上に意外なものを見たような驚きを乗せている。

トルエスさんは俺を見て「やるだけやってみろ」と少し困った表情で微笑んでいる。


朝の清々しい空気が食堂を通り抜ける。

その空気は俺の心から流れ出たような気がする。

昨日とは全く違って見える食堂。

正しいかどうかなんてわからない。だけど、こんな風に気持ちよく食事ができるんだ。

少なくとも俺はこれで満足している。

それでいいんだ。



――――――――――――――――――――――――数十分後


そして、俺は今ヘルムート伯と対峙している。

彼は動きやすいように重い鉄の鎧ではなく、俺と同じ革鎧姿だ。黒く染められた革の胸当てと籠手、他は白い麻のシャツに黒いズボンといった非常に軽装なもの。

だが、そこにいるのはまさに熊。

鍛え抜かれ、引き締まった大木のような腕や脚、重心が全くぶれない腰。対峙するだけで圧倒されてしまう。


これはまるで祖父リオ・ラインフォルトだ。

なんて―――ゾクゾクするんだ。

胸の内にわき上がる高揚感と戦意で俺は歓喜する。

俺の細胞が叫んでいる。

早く戦わせてくれと。

絶叫をして、体が熱い。まるで熱病に浮かされたような・・・闘志という病が俺を蝕んでいる。


「ゼンよ。これは稽古だ。そうギラつくな」

ヘルムート伯は木剣を緩く持って、刃先を下にしてニヤついた顔でこちらに言ってきた。


何を言っているんだこの人は?

自分もワクワクして、大人げない闘気を放っているじゃないか。

自分のことを棚に上げてそんなことを言うなんて。


「ヘルムート卿、俺だけじゃないでしょ?」

思わず俺は本来の口調でそう言ってしまった。

俺の返答にヘルムート伯は凶暴に笑う。

「そう言われればそうだな。うむ、ワシも楽しくて楽しくて仕方がない。わかるぞ、お主。とんでもないな。隙がない」

彼はそう言って、僅かに後ろの右足を前に進める。


全くもって大人げない。

稽古が始まってもいないのに踏み込む準備をするなんて。


呆れつつ俺は周りを見渡す。

そこには何百人もの訓練兵が円を描いて静かに俺たちを見ている。広場の隅だとはいっても明らかに目立っているだろう。

彼らは好奇の目でヘルムート伯と対峙している俺を見ている。彼らには既に俺が誰であるかは伝わっている。

剛剣トルイの息子。それだけで彼らは様々な目を向けてくる。

憧れだったり、蔑みだったり、無関心だったり、小声で賭け事をしているような雰囲気もある。それぞれの思いで俺を見ている。


そんな数百の目に見つめられても俺は怯まなかった。

だって、そんなのは関係ない。

俺は今ここで戦えるんだ。

強い人と戦いたい。禅が求めていたものだ。

彼の願いはもう俺の願いなんだ。


アルガスもその中にはいた。彼は恐ろしいぐらいにボロボロだ。顔には痣があって、歩くのもやっとの感じでトルエスさんと一緒に最前列に座っている。こちらを見ていたので目線だけで合図すると彼は嬉しそうに笑った。頑張ってくださいと口の動きだけで俺に声援を送ってくれる。

他にはリアさん達がいた。彼女達は訓練兵が一部の輪を彼女達のために開けた間から俺を見ている。リアさんの顔はとても得意気に笑って、まるで俺の勝利を疑っていないようだ。


そんな顔を向けられたら、意地でも勝ちたくなるじゃないか。


俺は笑みを浮かべて、目線をヘルムート伯に向ける。

それは彼女の情熱によって熱せられた俺の獰猛な笑み。


「よし、そろそろ集まったな。はじめに、この稽古でワシは権能を使わん。そして、ワシに一撃でも当てたらゼンの勝ちだ」

彼は俺の笑みをさらに凶暴な笑みで返して、そう言った。

「いいんですか?後悔しますよ」

「ふん、ぬかせ。力量さも分からぬ訳ではなかろうに。だがその気骨、気に入った。そうでなくてはな!」

俺の挑戦的な言葉が気に入ったのか彼は鼻息を荒くして、笑う。


「稽古を始めます。木剣のみの試合形式、権能の使用は敗北と見なします。また閣下に一撃を加えた場合はゼン・リーンフェルト卿の勝利。それ以外は降参の声を上げるまで試合続行とします。・・・では、両者構えてください」

俺たちの真ん中に立っていた騎士モーリッツが厳かに、それでいてよく通るバリトンで試合を宣言する。


広場には熱気が籠もった沈黙が下りた。

数百の人間が息を潜めて、俺とヘルムート伯を見つめる。


まず、ヘルムート伯が動いた。木剣を頭上まで持ち上げる禅の世界での「上段の構え」、攻撃的な一撃を放つ強打の構え。

対して俺は同じく剣を掲げるが、それは顔の高さまで。いわゆる「八相の構え」、基礎能力の低い俺が体力の消耗を最小限に抑えて、動き回り、長期戦に持ち込むための構え。


その構えだけで彼は真意を見抜き、試合前に僅かに前へと向けていた右足を戻す。


騎士モーリッツはその俺たちの様子を見て、声を上げる。

「試合開始!」

彼が叫んだと同時に俺は走る。


騎士モーリッツに繋がれていた獰猛な俺の闘志が迸る。全身の血管が膨張し、血潮の流れが耳に届く。

革半長靴が広場の砂を巻き上げる感触、握る木剣の麻の布、痺れるようなヘルムート伯の闘気と構え。そのすべてが俺を歓喜させる。喜びが全身の筋肉に行き渡り、俺の体が軽く、鋭く、姿勢を低くして彼の懐へと突き進む。

俺の小さな体は針だ。

小さくて、素早くて、蜂のように鋭い針が俺だ。

風を引き裂いてその針でヘルムート伯に襲いかかる。

転じて、彼は熊だ。強靱な爪を振り下ろそうとする一匹の熊。


針と爪が交差する。


彼は爪―――その木剣を上段から振り下ろす。

俺は体を滑り込ませながら彼の木剣を針で迎え撃つ。カン!という木剣が打ち合う鋭くて堅い音が響き渡る。

手首が痺れるようなその剣の重さに俺は体の動きを緩めてしまう。それにつけ込み、彼はさらに木剣を押し込み、俺の木剣を逸らして突きを放とうとする。

だが小さな俺はその軌道上にはいない。緩められた速度ではあるが、俺はそのまま彼の木剣を受け流しつつ、手首をひねり彼の木剣の上で俺の木剣を滑らせて走り抜ける。彼の木剣を滑っていく俺の剣に彼は体を引いて、それを躱す。

俺はそれに見向きもせずに、勢いを殺さずに一歩半を進んだところで、前方に向かっていた勢いを回転へと変え、回し切りを放つ。

カン!

という音共に俺の回し切りが彼の木剣に防がれた。


無言の一瞬。

俺は彼とにらみ合う。

そして、彼はなんと間合いを開けてまた俺と対峙した。

動きが止まった俺に接近戦に持ち込めば、俺にとって不利だというのに。


彼は真剣な顔をしている。先ほどの戦いに高揚するヘルムート伯ではない。

それはつい最近見たことあるような表情だった。

「お主、それはどこで習った剣技だ?いま僅かに左手が動いたな。それは隠し武器を放つ者の技だ」


なるほど・・・。

無意識にラインフォルト神斬流が出ていたのか。左手というのは俺の木剣が防がれたときに、癖で投げナイフを探したのか。あの場面では投げナイフを放ち、敵を怯ませて相手の流れを止める。

それが俺の卑怯な剣技だ。

ヘルムート伯は前に父上が禅の剣技を看破したときと同じ顔をしている。


だが、それがどうした。

俺は彼と本気でぶつかるんだ。手加減なんてしてられないし、したら失礼になる。


「それが今関係ありますか?知りたければ俺に勝ってみせてください」

俺が語気を強めていった言葉にヘルムート伯は目を丸くして、そして笑った。

「そうだな!ワシも一人の武人だ。聞かぬ。だが、その技、すべて見せてもらおう」

彼はそう言って、数歩退き構え直す。

そこにはもう先ほどの戦いを喜ぶ武人が聳えている。

「さあ!来い、ゼン!!心ゆくまで打ち合おう!」

俺は嬉しそうに高々に声を上げる彼に、

「覚悟してください」

精一杯の虚勢を張って答え、走る。





それはまさに喜びだった。

一手、一手が歓喜に震える。

剣が交差する一合、一合で魂が雄叫びを上げる。

俺の口からはうなり声を上げる獣のように呼気が激しく漏れ、彼の動き一つ一つに喰らいつく。

ぶつかる木剣の音、滴り落ちる汗、乱れる呼吸、巻き上がる粉塵、絶え間なく襲う痛み、そのすべてが俺を祝福している。

武人との打ち合いがここにはある。激しい闘志が巻き起こる踊りがここにはある。

あらゆる戦いの感触が俺を目覚めさせる。


さあ、もっとだ、もっと踊ろう!


嬉しい!楽しい!

どうしてこんなにも彼の剣技は俺を高揚させる?

そうか、気高いんだ。

彼は気高い武人、その剣が語るのは彼の魂が気高い証拠だ。

輝いている証拠だ。

何度も彼の木剣は俺の体をしたたかに打つ。その痛みでさえ、甘い快楽。

打ち付けられ、吹き飛ばされて地面に叩かれるが、そんなことは気にならない。

全身を砂まみれにして、血が滲んでいるいても俺は嬉しくて立ち上がる。彼に向かって走り出す。

それに彼は笑って答える、その剣技で答えてくれる。

何度も何度も打ち負かされて、俺は走る、前に向かって木剣を閃かせる。


そして―――。

その瞬間が見えた。

彼が初めて迷いを見せた。

非力な俺がなんとか作り出せる鍔迫り合いの僅かな時間。

間合いは僅かに広く、俺の木剣の切っ先が彼の額に向いている。

俺はそのまま半歩踏み込みながら、交差する木剣の柄を下に下げて、切っ先を彼ののど仏へと滑り込ませる。


彼は俺の突きをどう躱すか迷う。


体を左に逸らして俺の木剣を避けるのか、

それとも、

そのまま腕を上に引きながら自分の木剣を回転させて俺の木剣の軌道をそらせてそのまま突きを放つか。


そのどちらかで迷うが、その答えを俺にはすでに知っている!

俺は彼の物語に触れ、彼の剣技に触れ、彼がどんな選択をするかなんて、すでに知っている!


渾身、全身の筋肉をバネにしてさらに踏み込んだ。彼が見せた迷いの僅かな隙間。

彼は突きを放とうとしている。


だが遅い!

俺は力の限り斬撃を放つ。体重を載せて、勢いをのせて。

ありったけの俺を乗せて切りつける!


水を打ったような静けさの中、

木剣が肉を叩く鈍い音が広場に響く。


「それまで!勝者!ゼン・リーンフェルト卿!」

「「「おおおおおおおおおおおおお!!!」」」


歓声が響き渡り、地面を揺るがせた。

俺はその瞬間に地面にへたり込んだ。全力を使い果たしたんだ。痛みと疲労でもう動けない。

こんなにも心ゆくまで打ち合いを楽しんだのはいつぶりだろう?

祖父リオ・ラインフォルトが亡くなってから、感じたことはなかったかもしれない。

だったら・・・数年ぶりだな。


「見事だった。この痛み、まさにゼンが武人として掴んだ勝利だ」

彼は右腕を摩りながら、俺を見下ろして穏やかに、満足げに言った。

「だったら一つ勝者としてお願いがあります」

俺はそれを見上げながら言う。

もう自分がどんな顔をしているのかなんて考えてはいなかった。

「そうだな。言ってみよ」

彼はその穏やかな表情のまま俺にたずねた。

俺は彼のその青い瞳を見つめて言う。

「俺と共に生きてください。一緒に生き抜いてください」

俺の言葉に彼は真剣な目をする。


俺の思いが伝わった。

ハクスブルク公爵家との婚姻、トランザニアそのすべての脅威を共に乗り切ろうという俺の言葉を彼は正しく理解している。


「騎士モーリッツ!我が紋章が入った短剣を持ってこい!!」

彼の言葉で素早く、騎士モーリッツは短剣を持ってきて、彼に渡す。


そして、その短剣で自分の右の掌を浅く切って血を流す。


「ゼンよ、我が一族は血を持って、誓約をする。我が手を握れ」

俺は砂まみれの手を差し出すが、その汚れに気づいて服で汚れ拭こうとする。しかし彼はかまわず膝をついて俺の右手を握りしめ、紋章が刻まれている短剣を左手に持ち替えて、高らかに天へと掲げる。

天を見つめるその眼にはこの蒼天よりも澄み切った蒼さが燃えて、彼の決意を示している。


「我が名はヴァルゲン・ヘルムート!我が血と我が紋章に誓おう!今この時よりゼン・リーンフェルトを我が友とする!この血!この魂をもって、汝を我が友として最後まで守り、守られ、共に歩むと!ここに誓約する!!」

その大音声の誓約が響き渡る。蒼天を越えて、天上にまで響き渡れと彼の魂が咆吼する。


ああ、その威風堂々とした誓約。

俺は万感の思いでその心地よい響きを耳にする。


ヴァルゲン・ヘルムート、我が友よ。

その気高き友よ。

これから、共に生きよう。

共に戦おう。この世界で。


ヴァルゲン・ヘルムートが全部もっていきました。

そんな話です。


でもゼン君って危ない人だね。

戦闘狂っていってもいいのかもしれないですね・・・。

戦闘シーン等は修正はいるかもです。

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