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双望の継承者 〔 ゼンの冒険 第一部 〕  作者: 三叉霧流
一章 リーンフェルト領主嫡男ゼン
10/218

領主見習い② リーンフェルト領視察

10/7 アルガスとベルグの描写に加筆修正しました

あの話し合いというか会合から5日経った。

午前中は父上と剣術の鍛錬をして、毎回少なくない打撲を受ける。

やはり、父上は強い。

決して力任せの単調な攻撃ではなく、実践に裏打ちされた剣戟で俺を追いこんでくる。他にも、この世界ならではの技を教えてもらった。殺した敵の死体を盾に使った剣技なんてよく息子に教えるものだと思ったが。むしろこの技は権能の怪力を利用しているので今の俺には使いこなせない。父上も俺が権能を使えるようになると思って教えてくれると解釈しよう。


他にもトルエスさんのところでの仕事の手伝いは、順調にすすんでいる。

剣術の稽古が終わった午後にトルエスさんの屋敷で書類整理や商人の納品表の管理、関税の計算を行っている。

トルエスさんの屋敷はリーンフェルトの屋敷よりも小さいが、領内でも2番目に大きい。家族10人ぐらいは余裕で入ることのできる屋敷に一人で住んでいるのはなんとなく可哀相だ。

しかも、酒と本があれば生きていけると本人が言っているだけあって、屋敷には本と酒瓶がそこかしこに転がっていた。俺がまずした仕事は屋敷の掃除。

これに2日ばかりかかった。

メイドは雇わないかと聞くと、麗しくない女性はお断りで、麗しい女性なら孕ませるから嫌だと豪語している。

困った人だ。

しかし、飄々としつつも頼りがいのありそうな人なので俺は好ましく思う。ついつい、溜息をつきながらもリーンフェルトの屋敷でもらった食材で夕食の作り置きをしておくと、『俺も息子つくろうかな』と零していたので笑ってしまった。


トルエスさんのところに来て一番の収穫は、本を自由に借りられることだ。

魔法書はないが、歴史や神学、小説といった本が大量にあるので勉強に役に立つ。この世界の本は識字率が低く、手書きなので一冊が禅の世界で10万円ぐらいの価値がある。それが大量にあるということは代官の仕事は結構高給取りなのかもしれない。金銭のやり取りをしない暮らしなのでその辺は疎いが、書類整理のために貨幣の基準は知っている。


青銅貨、銅貨、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨の6種類があり、青銅貨10で1銅貨、5銅貨で1大銅貨、10銅貨あるいは2大銅貨で1銀貨という風になる。1青銅貨でパイス1個ぐらいの価値があり、およそ100円と勝手に思い込んで計算している。トルエスさんに聞くと王都での書物の値段は1金貨貨ぐらいが平均で、リーンフェルト領では1金貨と3銀貨以上になるらしい。輸送費がかなりかさむ。王都までは馬車で3週間かかるので納得してしまう。

この領地に商人達が販売している本はほとんどが古本で価格も抑えられているので、だいたい3銀貨が相場だ。1金貨以上の新書なんて買えない。



今俺は逸る気持ちを抑えつつ、視察の準備をしていた。

昨日から楽しみであまり眠れなかった。

禅のときもここまで楽しみにしていたことがあるだろうか?なぜだろうとも思う。

いや、禅でも新しい場所にいくのは楽しかった。ただ、祖父が亡くなってからその感情が欠落したように無感動になったともいえる。

今は、父上がいて、母上、エンリエッタあとトルエスさんもいる。

家族とどこかに行くのが楽しいのかもしれない。

ゼンとしてこの地に生きている以上家族のつながりが感じられる今だからこそ楽しみなのだ。


「ゼン、準備はいいか?」

父上がそう尋ねてくる。

俺は、もらったばかりの真新しい弓と矢筒を肩にかけて、これまた新しい腰の短剣の柄を握る。

新しい相棒。握るだけで心が高揚する。


大人用の弓は体格にあわないので、父上が特別に職人に頼んで一回り小さい弓を作ってくれた。矢筒には盾の中で剣が岩を切り裂く絵柄、剛剣トルイの証であるリーンフェルトの紋章が焼きつけされ、短剣の柄にもそれがあしらってある。

本来なら剣を主武器にしている俺だが、子供ということで怪我の少ない弓を使いなさいと父上から言われている。禅のときには狩りで弓を使っていたのでなんの問題もない。


「いつでも行けます、父上」

俺は笑みを浮かべずにはいられない。

「そうしてると子供らしいんだがな」

父上は苦笑しながらそういった。

最近の父上は難しい顔をしていることが多い。おそらく、俺のことに関して悩んでいるのだろうと思う。

父上にはわるいが、子供らしい演技や嘘があまり好きではないので態度を変えるつもりはない。できればこのままでいくつもりだ。

「まあ、その気持ちもわからなんでもないな。俺もすでにゼンが子供にみえんよ」

その隣でトルエスさんも苦笑しながら父上に言っている。

「あなた、トル君。こんな可愛い子供になんてこというのかしら。そんなこと言って無茶や食事の世話をさせるのはどうかと思いますよ。あなた達は昔から―――」

見送りをしようとしていた母上の火を付けてしまった。稽古で骨を折った日から母上は父上に対して小言が多い。これが始まると1時間ぐらいは時間をとられる。

父上もトルエスさんもしまったという顔つきをしている。

「奥様、そこまでで。旦那様、荷物と馬の準備ができました」

そんな母上の話の腰を軽く折りながら、エンリエッタが父上の馬を引いてこちらに向かってくる。

「おお、すまんな。エンリ。助かる」

何に助かったのかは誰も聞かない。

「もう。あなたもトル君もちゃんとゼンが怪我をしない様に見てあげてくださいね」

「も、もちろんだ」

「え、ええ・・・このトルエスの名にかけて」

「本当かしら。ゼン、お父さんの言うことを聞いて気をつけてね。外には危ないこともおおいのですから」

母上はそう言いながら、膝をつき俺を抱きしめる。

ああ、安心すると感じながら俺も母上を抱きしめ返す。

「はい、母上。気を付けます」

すこし抱擁をして、名残をしみつつも母上から離れた。

それを見計らったように父上が俺に声をかけてくる。

「よし、ゼン、俺の馬にのれ。出発する」

既に騎乗していた父上の手を借りて父上の後ろに乗った。

追加した鞍の感触を確かめて、体勢を安定させる。

禅の時も乗馬をならっていたので戦闘以外であれば問題ない。

「父上、大丈夫です」

「そうか、ではアイリ、エンリ行ってくる」

「アイリ、エンリエッタ女史、しばらくトルイとゼンをお借りしますね。では行ってまいります」

「旦那様、ゼン様お気をつけて」

「気を付けていってらっしゃい!」

母上とエンリエッタの声を聞いて、父上は馬を方向転換させて、出発する。

春の暖かな日差しと鳥たちの祝福を受けて、俺たちは視察に行く。




と、仰々しく出発したが一番最初に視察する村はリーンフェルトの屋敷から馬でゆっくりいっても10分ほど。村から少しはなれた丘に屋敷があるのでそんなもんだ。わざわざ旅の準備をしなくても礼拝にいったりしているのでその道すがら見てはいる。

父上は重甲冑こそはしていなが、鉄の胸当てや絹がや上質な綿が使われた服装にリーンフェルトの紋章が入ったマント、腰には豪華な細工を施されたロングソードを帯刀している。トルエスさんはルーン王国の代官に支給される翠色のローブと翠と黒の角帽、ルーン王国の紋章が入ったマントと列記とした役人姿だ。

こういったことは形式が大事だとトルエスさんは言う。ちゃんと仕事で来てますよ、という建前なのだそうだ。


領民が整備してくれた道は整っており、この辺一帯は国の軍から念入りに魔物討伐をしているので危険も少ない。

魔物の討伐は定期的に国から派遣されている国王軍が行う。ただ、突発的な魔物の襲撃等は領民が組織する自衛団が主体で守護しつつ、軍からの討伐軍を待つ形となる。リーンフェルトの屋敷は一時的な砦としての意味もあり、屋敷をとり囲む石壁もあるので留守中も母上やエンリエッタは一応安心できる。


ポカラポカラと父上やトルエスさんと会話しつつ長閑に馬が進んでいくと、リーンフェルト領のルクラが村長を務めるトックハイ村が見えてきた。道すがらトルエスさんにトックハイ村のことを聞くと、人口は300人、農業を主な産業とし、アラフェト山脈の麓の大森林の林業、狩猟や名産のトックハイ蜂蜜を収入源としている。特に王都でもトックハイ村の蜂蜜酒はさっぱりとした甘味と香り高さから人気があるそうだ。王都でもひと瓶で7銀貨もするそうで、この蜂蜜酒がないと、俺はここにはいなかったとトルエスさんはかなり饒舌に語っていた。


ゼンなら取り立てて語るべくもない、禅にとっては初めてみる欧羅巴然とした田舎の田園。その道を少し行くと木で作られた村が広がる。戸数にして70ほどある家は全て木で作られて、教会や役場、商人や職人らしい家は石造りでできていた。その中でも大きめのルクラ村長の家に向かう。


「ようこそ、トックハイ村へ」

家の前にはルクラと妻とその息子たち2人、女の子1人が俺達を歓迎してくれた。

形式なのでルクラはそう言って笑顔を向ける。


ルクラは、恰幅のいい人だ。金髪にブロンドの瞳、どこにでもいるこちらの世界の人間。息子たちも、長男アルガス15歳、次男ベルグ12歳の二人は筋肉や体つきをみると肉体労働や剣術の訓練をしているのか年に比べて立派な体格をしている。


アルガスは母親の髪を受け継いだようで癖のない赤髪が少し目に届きそうなほど伸ばし、顔つきは精悍で目つきは冷静。生真面目そうな優等生のような感じで、立ち姿もピンと背筋が伸びている。成人したばかりだが、若武者の雰囲気をまとっている。

ベルグは兄と比べて生真面目さはないが、人懐っこい笑顔、髪はルクラ譲りの金髪を無造作に短くそろえている。笑うと歳よりも少し若く見える。好奇心旺盛なのか俺のことを珍しいもののように見ている。

二人とも自衛団の訓練をしているという話だけあって、剣の心得があるような足運びをしていた。

アルガスは飲み込みと機転が利くみたいで村長のルクラが期待しているみたいだととトルエスさんから教えてもらった。


女の子以外の妻と息子たちが口ぐちに歓迎のあいさつをする。

俺達は軽く挨拶をかわし、馬から降りるとアルガスとベルグが馬の荷物を背負いルクラの家に運びこんでいく。

「今日は世話になる、ルクラ」

父上は代表してルクラに感謝を述べた。

「とんでもありません。満足できるかはわかりませんが、精一杯のおもてなしをさせていただきます。それと、ゼン様、私の娘のアンをご紹介します」

すでに父上とトルエスさんは知っているのか、ルクラは一人の女の子の背を軽く押し、俺の前に立たせる。

それにちょっと恥ずかしそうに顔を伏せつつ、その子が勇気をだしたように声を出す。

「ルクラの娘、アンです。ようこそおいでくださいました、ゼン様」

長女のアンは顔を上げて、俺の方をじっと見てくる。


いや、うん。

禅のときには天月翠、ゼンだと母上やエンリエッタを見ているのであれなのだが、ルクラの娘にしては美人だと思う。

長い金髪は肩甲骨まであり、切れ長の青い瞳と白い肌。顔つきはかなり整っており、禅の世界では洋画の子役でしか見たことがないような美人さんだ。


「はじめまして、トルイ・リーンフェルトの嫡男ゼン・リーンフェルトです。今日はよろしくお願いしますね」

そんな思いをおくびも出さずに俺は外向きの笑顔で答える。禅のときに隆源爺のもとで訓練した営業スマイルがココにきて役に立ったなと思う。

だが、アンとは初対面ではない。礼拝で何度も顔だけは見たことがある。それが村長の娘だとは思いもしなかったが。


しかし、何か俺がしただろうか・・・。

アンは挨拶の後はこちらをじっと見てくるだけで、何も話さない。俺も話すことはあまり得意ではないので少々困った。

「お、ゼン様。もしかして照れてらっしゃるんですか?」

そんな俺に助け舟を出したのか、横からトルエスさんがそう言ってくる。

トルエスさんは村長たちの前では俺や父上を様づけで呼ぶ。

これも彼からしたら形式の一つなのだろう。

「はい。綺麗なひとに見られたら照れますね」

俺はトルエスさんの言葉に乗ってそう答えた。

「ご、ごめんなさい・・・」

彼女は慌てて、すまなそうに謝ってくる。

「いえ、こんな顔でよければ好きなだけ見てください。でも、アンさんとは教会で一緒の時もありますよね」

「はい、私もゼン様とは教会で何度か。挨拶もせずにごめんなさい」

「ですね。今度からはお見かけしたらご挨拶にいってもいいですか?」

「も、もちろんです!」

人見知りなのか少し恐々としているが、アンはいい子そうだ。

俺は話し相手ができたと嬉しくなる。

と、横でニヤニヤしていたトルエスさんが、会話に入ってくる。

「いい雰囲気のところ恐縮ですが、ゼン様。そろそろ視察に行きましょうか」

周りを見ると、村長も含めて視察の馬の準備はできている。

「あ、すみません」

ちょっと恥ずかしくなって俺は頭を掻きながらそう答えていた。


目的を忘れちゃいけない。

反省しつつ、まず最初にトックハイ村の作物を視察しに馬に乗って出発する。

視察に行くのは、父上、トルエスさん、村長、村長の息子アルガスと俺の5人だ。





リーンフェルト領の視察団は、トックハイ村の外れにある田畑を順繰りと見ていく。

リーンフェルト領の農業は麦を主体とし、豆や他の作物をなどを自分たちが食べる分だけ栽培している。また、この世界には連作障害というものはあまり知られてはいないが、これを回避するために王都から農業専門の魔法使いを呼んで、田畑の地力を回復させるらしい。この費用がかなり収入を圧迫し、領民を苦しめていることになっている。幸運なことにリーンフェルト領の土地は肥えているので魔法使いに頼るのは不作の年にだけにしているので毎年というわけではないが、それでも3年に一回は呼んでいる。

知識を使うのは禁止されているので農耕具や肥料、水路などを任せてくれればその魔法使いを呼ぶ費用は最小限に抑えれるとおもうのだが、父上達との約束なので黙っていた。


ここで俺の興味を引いたのは狩りのことだ。

最近は作物も豊作が続き、時たま動物が作物を荒らしにくるらしく、今度狩りをしようという話になっている。

各村には猟師という職業があり、特にトックハイ村のドルクという猟師の腕はすばらしく、定期的に村人数人で狩りに出ては大量の獲物をとってくるようだ。


「父上、僕も狩りに参加したく思います」

思わずその会話に口を出していた。

馬の上では父上の後ろにいるのでその表情は見えない。

「そうだな。ゼンも参加してもいいだろう」

「トルイ様、それでは私がゼン様に狩りをお教え致します」

その父上の言葉にルクラの長男アルガスがそう言った。

この一言でアルガスは俺の狩りの先生となった。できれば、ドルクという人に教えを乞いたい気分だが、親切でいってくれた手前何も言えない。

「アルガスさん、是非よろしくお願いします」


そんな感じで視察はこれといった問題もなく過ぎていく。

農作物の視察が終わり村にもどり、昼食をとった後は村の商家や鍛冶、他の職人たちのもとに行って仕事ぶりを見たり、村人の陳情を確認して本日のお勤めは終了だ。


ルクラの息子たちのアルガスとベルグのことを俺は気に入った。

少し話した感じだと結構剣や狩りの腕に自信があるらしく、色々と教えてくれる。視察後の夕食を待つ間に俺も弓の腕や木剣で少し手合わせをして交流を深めた。

流石に魔物や戦の懸念がある辺境の村の男手の一人なのか、アルガスやベルクは剣が上手かった。アルガスは禅の世界だと剣道の強豪高のレギュラーに匹敵する。体格の差もあり、勝てはしないものの何度か一本をとれる。


しかし、一人交流をとれない人物がいる。

ルクラの長女アンだ。


視察後に村長宅に戻ると兄たちとは離れたところで、じっとこちらを見ている。場所を移動しても付いてくるので嫌がっていないとは思う。何度か話を向けてみるもあまり芳しくはない。

どうしたかもかと考えあぐねていると、ふらっと寄ってきたトルエスさんが助言をくれた。

「アンちゃんは絵本が好きらしいですよ。ゼンがもっていたトリアルバンの冒険譚とか」

何故かトルエスさんはしたり顔でそう言ってきた。

なんとなく腹が立つなと思いつつもお礼を言ってアンのもとに行く。


「トリアルバンの絵本とか好きなのですか?」

俺の言葉にアンは少し驚きつつも答える。

「はい・・・。でもまだ自分で全部は読めないです・・・」

「では、僕がお教えしますよ」

「えっ?ゼン様は読み書きができるんですか?」

「はい。一通りできますよ。古代アーベルン語とかはまだ無理ですけど」

「古代語なんて神官さまじゃないと・・・あ、本持ってきますね!」

アンは先ほどまでのこちらを窺うような表情から嬉しそうな表情に変えて、トテトテと家に本を取りに戻っていく。


なんとかこれで親睦を深められると安心すると、また横から話しかけられる。

「色男ですねぇ。うんうん、ゼンは鍛え甲斐がありそうだ」

トルエスさんは怪しい笑みを浮かべてウンウンと頷いている。

「母上に言いつけますよ」

「うっ・・・それは・・・やはり、ゼンはそのままがいいですね」

俺がじっとトルエスさんの瞳を見ながらそう強迫するとちょっと焦ったようにトルエスさんは手のひらを返す。

その様子に俺は笑う。


視察は無事に終わっていく。

ルクラの子供命名法

A・・・長男アルガス、長女アン

B・・・次男ベルグ


アンがでてきました。5歳児の会話などどうすれば・・・。

視察はもういいかなと思います。もし希望があれば継ぎ足してもいいかなと思いますが。

次はアン視点でゼンの人物像に迫ります。

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