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現状把握
黒い?(空間)に居た、なぜ(空間)か、扉も窓も空気穴も壁も、床、及び地面すらもなかったからだ。
自分の名前も昨日何食ったかも思い出せる、自由落下中のような感覚の中で、そんなこと考えている自分を変だ思う。
って仕方ないか、長いことこの状態でいるだから、慣れてもくるだろう。
落ちてるのか浮いてるのか。
判断をするための基準となるものがない。
呼吸は?と思ったが顔をさわってみると、ツルツルののっぺらぼうのようで呼吸を必要としてないようだ。
手の感触は、いつもと変わらず、ちゃんと五本指で関節も変化はなさそうだ。