9話 薬草採取と金
見てくださりありがとうございます
「よし、初依頼スタートだな」
軽く気合い入れをして薬草の生えている場所を探す
「おっそういえばこんなのあったな」
そう言いながらステータス板を出しある項目の説明をみる
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鑑定:極:客観的に見た評価や相手のステータスなどを視ることが出来る (物を指定すると視界からそれほど離れていない場所に指定したものがどこにあるかポインターが表示される)
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「よし、これを使うか」
鑑定と薬草のことを思い浮かべる、すると視界の中に赤い点がたくさんうき始めた
(うお、なんだこれすげぇなこんなのあったら薬草採取なんて簡単に終わるな、それじゃあ作業開始と行きますか)
早速採取の作業をはじめる
(えーと確かこれが十本で銅貨五枚だっけ今俺の視界にうつってる量は俺一人じゃ無理だなまあ一分間に大体二十本近く取れるからそれを一時間で...千二百本か銅貨にすると六百枚つまり銀貨六十枚かよし素泊まりで一ヶ月泊まれるこりゃいいな、それじゃあ気合い入れ直して頑張りますか)
もう一度気合を入れ直して作業に精を出すことにする。
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少し経過
「しまった、薬草を入れる袋がない、どうしよう」
薬草を既に六百本近く抜いてしまっている(つまり約三十分は取り続けてようやく気づいた)
「いやーしまったな、しょうがないスーツを籠代わりにすっか」
自分のスーツをカゴにするために脱ぐそしてその上に採った薬草を置き帰ることにした
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「よう早い帰りだな」
帰る途中門の前でジーンに話かけられた
「ああ籠を持って行くのを忘れてな」
「そうか早とちりはすんなよ、そういうのはしっかりと準備してから行くんだぞ」
ジーンに注意をされてしまった
「次から気をつける」
「分かればいいんだ、それとよく短時間そんなに集められたな」
薬草の量について疑問を言われてしまい少し慌てる
(しまったなこの量じゃちょっと異常か、誤魔化そ)
「群生地を見つけたんだよ」
「ふーん良かったじゃねえか、っとまた引き止めちまっていたみたいだな済まんな」
ジーンに謝られてしまった俺は気にしてないことをジーンに言ってギルドへと向かった
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「依頼終了しました」
「はい、終了ですねって....その量は少し多すぎではないですか?」
やはり薬草の量について疑問に思われてしまった
「これは群生地に生えていたのをとってきただけですよ」
なぜか受付嬢が怪しんだ目で見てくる
「これ雑草とか混じってないですよね?」
この量について疑問に思われたのではなく雑草が混じってないかという風に思われていたようだ
「大丈夫ですよしっかりと見て採ったんですから」
「ほんとうですか?まあいいですよ今から調べますので」
受付嬢はそういいながら素早く選別(薬草というか指定の薬草以外ないのだが)していく
-----少し経過
「これはすごいですね、全部薬草じゃないですか、数は六百六本で銅貨が三百枚それで余りの六本はギルド側が買い取ってよろしいですか?」
「あ、そうですかよろしくお願いします」
(やったあこれで当分の生活費に困らないぞ)
一時間とちょっとで銅貨三百枚ほどつまり三万円ほど稼いで上機嫌になる俺
(これで服も買えるしこれから買いたいものが出ても大丈夫だな)
「はいこれが報酬の銅貨三百枚ですそれでこちらがギルドで買い取った量の銅貨六枚ですね」
どうかを渡されながら質問をする
「あの両替って出来ますか?」
「できますよ、いくらぐらいですか?」
今持っている全銅貨を渡す
「四枚ですか、では今回の報酬と合わせて銅貨三百十枚なので銀貨に代えさせていただきますね。」
受付嬢は銅貨を受付の机の中にしまって銀貨を出す
「こちらが銀貨三十一枚です、スリに気をつけてくださいね」
お金の管理について言われて「はい」と短く返事をしてギルドの外へと向かうそしてとなりのギルド宿へむかった
宿へ着いた(となりだからすぐだけど)
「らっしゃいってなんだいあんたか、どうする今日も泊りかい?」
「はい、今日から五日間泊まりますね食事は全部つけてください」
「あいよじゃあ銀貨八枚だよ」
言われた量の銀貨を支払うとすぐに部屋へと案内された
「じゃああと少ししたら夕飯だからそれまでまってなよ」
部屋につくと夕飯のことを言われた
(おっ夕飯か朝はさっぱりしていたし夜はどんな感じかなぁ)
すぐに夜ご飯のことを考えながら俺は夕飯の時間が来るのをベッドの上に座って待った。
主人公 手持ち金
銀貨 二十六枚